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【研究開発職】「人々の健康に貢献したい」夢を追い研究開発者として開発の最前線で働く

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PROFILE

鳥井(研究開発部 臨床開発グループ)

患者から細胞を採取し、培養して細胞のみで臓器や器官をつくり、患部に移植する新しい治療法。サイフューズは、その実現にまい進するベンチャー企業だ。この治療法について、いま国内の医療現場で臨床試験が進んでおり、公的に認可されるまでのプロセスを確実にステップアップしている。そのなかで、医療現場とサイフューズの間の架け橋となっているのが鳥井だ。新卒でサイフューズへの入社を選んだ彼女に、新しい治療法の実現にかける想いを語ってもらった。

再生医療をもっと普及させたい

私はいま、サイフューズの再生医療が公的に認可されるためのプロセスのうち、臨床段階にあるプロジェクトを担当しています。サイフューズのようなベンチャー企業が「すでに臨床段階にまで進んだ実績をもっている」というだけでも画期的なこととして取り上げていただくことも多いですよね。でも、個人的にはまだまだ実績はこれからという部分も多く、再生医療を必要としている患者さまの多さや実現を心待ちにする想いの強さを感じています。

その背景には、再生医療自体が、お医者さまをはじめとした医療現場の方々、そして患者さまやそのご家族の方々に十分に知られていない、ということがあると思います。実際、私の友人や家族に、再生医療の話をしても、まだだいぶ先の将来の夢の話をされているように感じられたり、なかなかわかってもらえないことがあります。だから、私が“再生医療のエバンジェリスト”になって、もっと多くの人々に再生医療のことを伝えて、世の中への普及に少しでも貢献していきたいと思っています。社内外に再生医療やサイフューズについての情報を発信していく役割を、いまは秋枝さんがおもに担っていますが、いずれは私たちが担当していきたいですね。

臨床が行われている医療現場へも、なんども足を運んでいますが、実際に再生医療を受けられる患者さまとは、情報保護の観点から、もちろん直接、お会いすることはありません。ただ、医療現場に出向いたとき、近くの病棟に人工透析を受けている患者さまがいらっしゃるようなときには、サイフューズの技術がもっと進歩してたとえば、こういった重度の透析患者さまに、ご自身の細胞から再生した腎臓をお届けできるような未来がくれば、負担の大きい治療から解放されるかもしれないと思いました。
病気で辛い想いをされている患者さまのために、自分ができることはなんでもやっていきたいんです。

はじまりは、自身のアレルギーがきっかけ

「人の健康にかかわりたい」と思うようになったきっかけは、小学生のころの体験にあります。もやしを食べたら、すごいかゆみが出てしまいました。その後も、花粉症に家族より先にかかってしまったり、そのようなことが続いた経験から、「自分はアレルギー体質なんだ」と自覚しました。そのとき、「アレルギーというもののメカニズムを知りたい」「自分自身を含めて、アレルギーに苦しむ人をケアできたら」という想いがめばえました。

そこで、大学では栄養学を専攻し、細胞を培養して、さまざまな食品成分などをくわえてみて、反応を確かめる実験に携わりました。大学院まで進んだ後、就職活動をするにあたり、「研究職につきたい」と思いました。人に食事の改善をすすめたり、最適なメニューを考えたり、実際に料理をつくったり、栄養学を活かせる道はたくさんあります。そのような道のなかから、「現在の課題の探求や問題の解決へ向け取り組んで、未来をつくる仕事に携われたら素敵なことだな、もっと栄養について、健康についての知見を広げる、研究者の仕事をしたい」と考えたんです。

でも、「栄養学の研究職」に限定するとなると、そんなにたくさんあるわけではないので、あえて栄養学にはこだわらず、ひろく「自分がこれまで研究してきたことを活かせる分野の研究職」を探していくなかで、サイフューズに出会いました。それまでも細胞の培養はやってきたので、自分が携わってきたことを活かせそうでした。そしてなにより、再生医療という、未知の領域に携われることに大きな興味をもちました。誰も知らないっていうことは、誰もやったことがないということで、そんな業界に入るのは、とてもおもしろそうだなと思いました。いろいろなことを学び、身につければ、将来は私自身が教える立場になれるかもしれない。いえ、やるからにはなりたいし、ならないといけないと思い、そのことにとてもワクワクして、サイフューズへの入社を決めました。

医療現場とサイフューズとの橋渡し役を担う

いまは医療現場へ行き、お医者さまとともに再生医療の臨床試験をどうやって進めていくのかを一緒に考えていくのが私の仕事です。医療現場ごと、お医者さまごと、治療を必要としている患者さまごとに、手順は違います。ですから、個別に最適な方法を考えて、提案していきます。特に私が説明する手順を、お医者さまや看護師さまをはじめ、治療にかかわるすべてのみなさまが同じようにしていただくために、細かく手順をわけてご説明することをとくに気をつけています。

また、お医者さまから、さまざまなご質問をいただき、医療現場の方々と協力しながら、さまざまな問題の解決策を考えていくこともあります。たとえば、作製した臓器や器官を、院内の患者さまのもとへ運ぶときの運搬方法についての質問があったときには、回答するだけでなく、患者さまの体温と同じ温度になるように保温ボックスのような容器に入れて、衛生状態を保ったままお届けできるよう、実際に現場の方々とともに、台車に容器を載せて運ぶ練習をしたりすることもあります。

お医者さまからのご質問で、私自身、ハッとさせられたのは「今後、再生医療を大規模に提供できる仕組みを整えたとき、移植したものが本当にその患者さんの細胞からつくったものだという安全性は、しっかり確保できますか?」というものでした。確かに、大量生産できなければ価格や治療スピードの面でのベネフィットが生まれませんが、一方で、患者さまご自身の細胞からつくった臓器や器官でなければいけません。ですから、患者さまごとにしっかりナンバリングして、製造や運搬のプロセスで取り違えを起こさない仕組みを確立しなければなりません。こうした医療現場側のご要望をサイフューズ側に伝えるのも、私の重要な役割です。

新しい治療として再生医療を身近に感じでほしい

今後のビジョンとしては、もっとサイフューズのメンバーが増えて、各地に拠点ができて、全国の医療現場をカバーできるようになったらいいなと考えています。医療現場側からなにか再生医療に問い合わせしたいことがあったとき、身近に窓口があれば、もっと再生医療の普及スピードが加速すると思います。

そして、いつかは消化器官を再生し、アレルギーを起こさないような再生医療を実現してみたいです。学生時代に追求していた、“食”とかかわる領域で、なにか新たに切り拓きたいんです。いつか、私自身が、なんの気がねもなく、もやしを食べられるようになったら。。。それも大きな目標の1つかもしれませんね。

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