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【ハードウェアエンジニア】“まだ誰も開けていない引き出し”を開けたくてサイフューズに来た

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PROFILE

岸井 保人(システム開発部 先端技術開発グループ 専任部長)

大手メーカーの研究開発職から、サイフューズにやってきたのが岸井保人だ。入社後、半導体製造装置や放射線治療機器などの開発を手がけてきたエンジニアとしての技量を存分に発揮し、ヒトの細胞を立体的に積み重ねていく作業を自動化する「バイオ3Dプリンタ」の開発に成功。だが、岸井は画期的な製品開発の、さらにその先を見つめている。「自分がサイフューズに来たのは、もっと大きな夢を実現するためだ」──。描くビジョンを、本人に語ってもらった。

“研究設備”を“生産設備”に進化させる使命

再生医療における画期的な進歩!──。サイフューズで、自動的に細胞を積み重ねて立体形状にしていくバイオ3Dプリンタの開発に取り組み、実現できたとき、みなさんにそう評価していただけました。

患者さまから細胞を採取し、培養して臓器や器官をつくり、患部に移植することが実現できれば、ご自身の細胞だけでつくられた臓器となるため、拒絶反応が起きる可能性が低い。サイフューズは私がジョインする前に、すでに細胞を積み重ねて立体形状にするための斬新な方法を生み出し、そんな夢の治療法を実現する第一歩を踏み出していました。その後、私自身も開発チームの一員となり、「細胞を積み重ね組織や臓器を作製する作業」を自動化する機械を実現できたことで、いまは第二のステップを駆け上がっているといえます。

私がめざすものはまだ先にあり、これから大きなチャレンジをしていかなくてはいけないと考えています。いままでサイフューズがつくってきたものは、どちらかといえば「研究」のための装置であり設備が中心でした。ただ今後は、開発ステージが進展するとともに将来の「生産」のための装置・設備を開発していかなければならないのです。何千・何万という単位で臓器や器官を量産できる仕組みを、医療に求められる厳格な安全性を確保しながら整備して、再生医療を多くの患者さまにお届けする、これが私の次の大きな目標です。

再生医療の市場はまだまだ小規模です。「自分の細胞だけでつくった臓器・器官の移植」を求めている患者さまは数多くいるのに、なかなか市場が広がらないのは、大量生産できる設備がこの世の中にまだ存在しないからともいえます。私がエンジニアとして、それをこの手で生み出し、再生医療の巨大市場を切り拓く!私がサイフューズにジョインしたのは、その夢にチャレンジしたいと考えたためです。

大手製造メーカーから医療ベンチャーへ

大学院を修了して、最初の就職先は外資系の大手メーカーでした。そこで携わっていたのは、半導体製造装置で、加速器をつかって、シリコンのウエハに粒子を打ち込んでいく装置の開発に取り組んでいました。ただ、ある程度、そこで知識や経験を積んでくると、ほかのことをやりたくなってきました。まわりを見わたしてみると、転職していくエンジニア仲間も少なからずいました。でも、大半は同じ半導体産業のなかで新天地を見つけていました。半導体は巨大産業なので、エンジニアの活躍する場所がたくさんあるからです。

でも、私自身は技術の幅をもっと広げたかったので、自分が豊富な知見をもっていた加速器を利用する分野で、新たな領域にチャレンジしようと思い、放射線治療装置の開発職への転職を考えました。当時は、加速器で粒子を打ち込む対象が人体に変わりますが、自分のキャリアを活かせるし、新たな知識を得られると考えました。

放射線治療装置は体育館くらいある巨大なものです。あつかっているメーカーは、国内でも名の知れた大手メーカーだけでしたが、そのなかの1社にアプローチし、採用していただくことができました。そこで、「医療」という分野について、知見を得ることができたわけです。おかげさまで、入社して数年でいろいろな経験をさせてもらい、そこでは管理職のポジションもありましたが、改めてエンジニアとして更なるチャレンジをもっとしていきたいとの想いを強くし、あたらしい挑戦の場を探すことにしました。

転職するにあたっては、「自分のキャリアを活かせる仕事で、なおかつ、できるだけ現職との違いが大きい仕事に就きたい」「自己成長するには、より違った環境に身を置くべきだ」、と私は考えています。そして実際に転職するときには、いままでの環境から「どれだけ飛べるか」が重要だと思います。まったく違う環境であればあるほど、新たな知見がたくさん得られるので、それだけ大きく成長できるからです。

とはいえ、中途入社である以上、一般的には会社側は即戦力を求めており、「この分野はまったくの初心者なので、ゼロから教えてください」では通用しません。ですから、自分のキャリアを活かせる仕事であることが前提で考えたとき、「医療」という分野で、加速器ではない別の領域の仕事がいいと考えました。そのなかで再生医療であれば、放射線治療とはまったく違う分野であたらしい経験もできますし、大企業でのノウハウも活かせるのではないか、、、このような思考を経て、サイフューズへと“大きく飛んでみること”を決意しました。

採用サイトをよみこんで、自分からサイフューズに応募

サイフューズへは、ホームページに記載されていたお問い合わせのメールアドレスへ、「私はこんなことができます。会っていただけませんか」と率直にアプローチしました。ちなみに、前職の大手メーカーに転職するときも、会社の人事部に直接、アプローチした時にも「わが社の長い歴史で、こんなふうに直接、応募してきた人はほとんどいないよ」といわれてしまいましたが(笑)。

私がキャリアを選択するうえで大事にしているのは、自分自身で転職先を探すことです。「自分のやりたいこと」が明確なので、その仕事や環境がありそうな会社を、納得いくまで調べていくスタンスですね。

前職での経験があるので、医療の専門用語などについては、知識がありました。前職は「放射線を当てて細胞を殺す」ことでしたが、サイフューズでは「いかに細胞を生かすか」と今までやってきたことと180度違うので、ギャップを埋めるために、専門書を読み込むなどして猛勉強しました。

また、入社してから気づいたことですが、半導体製造装置にかかわっていた経験も活かせました。再生医療の現場は、徹底的にクリーンである必要があります。作製する臓器・器官に、患者さまご本人の細胞以外のなにかが混入したら、一大事ですので、その点では、半導体の製造現場も同じです。きわめて厳格な基準でクリーンルームをつくるための医療現場で求められるクリーンさの基準や、さらにクリーンルームをつくる技術についての知識や知見が私にはありました。これは、入社後、早く成果を出すうえで、役に立ったと思います。

かかわる誰もが私たちの大事なパートナー

バイオ3Dプリンタの開発をはじめ、モノづくりのプロジェクトは、社内外のみなさんとチームを組んで推進していきます。サイフューズはかかわってくださる方々とのコミュニケーションをとても重要視しています。共通して大切にしているのは、「オレは知ってるぜ」という考えをもって接しないことです。相手がこれまでたくわえてきた知見をリスペクトして、傾聴します。白衣を着た大企業の研究者の方であれ、作業服を着た中小企業の職人肌の方であれ、それぞれの専門分野でひとかどの知見をおもちですので、「培ってきた経験や知見を教えてください。あなたの引き出しを是非みせてください」というアプローチですね。

考えてみれば、「自分がまだ見たことのない引き出しを開けて、なかを見てみたい」というのが、私のエンジニア人生の原動力になっているかもしれません。転職するときに大きく環境を変えるのも、開発プロジェクトでコラボする方々の話を傾聴するのも、「なかを見たことのない引き出しを、開けにいく」という行動ですね。

そして、サイフューズの魅力は、再生医療という、「まだ、だれもなかを見たことのない引き出し」を開けようとしているベンチャー企業であることです。サイフューズの一員であることで、私は誰よりも先に、いちばんにその引き出しを開け、なかを見ることができます。エンジニアとして、こんなおもしろいことはないでしょう。そしてそれが、多くの患者さまのためになるのですから、これ以上のやりがいはないと思います。

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