前職では、地元の工務店で働いていました。小さな工務店で、職人さんたちのとりまとめや、営業など幅広い仕事を任されていました。そこで4、5年働いていたのですが、仕事で重いモノをもったとき、腰を痛めてしまい、転職を決意したんです。
タクシードライバーになったのは、クルマの運転が好きだったこと。また、工務店時代に施主さんと職人さんの間に入って、“人と人をつなぐ役割”を果たしていた。コミュニケーションスキルには自信がありました。そのため、お客さまと直接お話しすることが多いタクシーの仕事を選んだんです。
数あるタクシー会社のなかで春駒交通にしたのは、福利厚生が充実していたから。それと、それほど大きな会社ではないので、社長や内勤の職員との距離が近い。アットホームな雰囲気が魅力でした。
1日の売上が10万円の大台に乗ったことです。売上がよければ、比例して自分の給料も上がりますし、やはりうれしい。会社を出て家に帰るときに鼻高々でしたね(笑)。
10万円の大台に乗せるためには、なんといっても、たくさんのお客さまをお乗せすること。長い時間、乗ってくださる遠方のお客さまはありがたいものですが、数の積み重ねがいちばん売上につながります。
新人のころは、道をあまり知らず、不安でした。ドライバーの不安や焦りは、お客さまに背中から伝わってしまうんですね。ただ目的地にたどりつけばいいというものではなく、安心してご利用いただかなければなりません。
それでも、「すいません。新人なのであまり道にくわしくないんです」と正直にいうと、たいていのお客さまは親切に教えてくださったうえに、「新人さんなんですね。がんばってくださいね」と応援してくださる。あれは感激しました。
ポジティブな気持ちをキープしたい。月給が50万円を超えたこともあります。1日だけよくてもダメで、月を通して売上をキープしないと、そこまでいけないんです。そのためには、気持ちの部分が大きい。あまりお客さまに乗っていただけない日も、「今日はツイてないから休憩しよう」ではなく、「〇〇通りに行ってみよう。きっとお客さまがいらっしゃるに違いない」というふうに考えると成績が伸びます。
今後、自分のスキルとしてとくに身につけたいのが、接客力。おもてなしの心を養い、ていねいな接客をすることで「このタクシーに乗ってよかった」と思っていただけるお客様さまを増やしていきたいですね。
募集要項をご確認の上、ご応募ください。