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【ご福あげお 施設長】最新の設備と個性豊かな人財で「地域ナンバーワン」をめざす

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プロフィール

杉浦佑介(ご福あげお 施設長)
◆入社年:2004年
◆出身:神奈川県
◆趣味:ラグビー、アウトドア

埼玉県上尾市の歴史ある街沿いにたたずむ「ご福あげお」は、100名の入居者が暮らす、全室個室型の特別養護老人ホームだ。一般客も利用できる広々としたカフェダイニングや、サイクリストたちが立ち寄れるバイクスタンドが併設されているユニークな施設。開業2年目を迎えるなか、施設長である杉浦佑介に「ご福あげお」の魅力や特徴、開業以来の取り組み、そして今後の展望などについて存分に語ってもらった。

「においがまったくしない」最新の空調設備

「すべてにおいて、納得のいく施設ができた」。ご福あげおの建物が完成したとき、そんな感慨がありました。永寿荘にとって、ここは4つ目の施設。これまでの3つの施設を建てた当時は、技術的にまだ難しく、「実現したくても実現できない」ということもありました。そんな想いをすべて反映した、非常に満足度の高い施設を建てたのです。

介護はその性質上、「建物のもつ介護力」に利用者の満足度がかなり左右されます。そのため、必要なところにはしっかりお金をかけています。たとえば、血行促進・疲労回復の効能があり、感染症予防に効果があるといわれる「炭酸泉」の導入。入居者さんにとって、お風呂はすごく楽しみな時間ですから。高齢者施設では、車椅子型の特殊浴槽が使われているケースが大半ですが、それではお風呂に入った実感が薄い。「ご福あげお」では特殊なリフトを設置し、満足度の高いご入浴ができるよう配慮しています。

備品類では、椅子は4段階、テーブルは3段階で高さを設定できます。入居者さんは座って過ごす時間が長いので、安定的で座り心地のよい椅子やソファを選択。テレビ台も見やすい高さのものにするなど、細かくディテールにこだわっています。

また、各部屋に高性能の空気清浄機を導入。それにくわえ、空気がしっかり抜ける構造になっています。「高齢者施設はにおいが気になる」とよくいわれますが、「ご福あげお」の見学者さんには「においがまったくしない」と驚かれますね。

入居者さんの生活の質を高めると同時に、働くスタッフたちの負荷軽減のための設備もあります。入居者さんを抱き上げることが多いため、介護職は腰を痛めやすい仕事。その点、「ご福あげお」では最新機械を導入することによって、「ノーリフトケア」を実現。これはかなりスタッフに喜んでもらえていますね。さらに、全ベッドに「離床センサー」を入れたのも、スタッフの負担を減らすためです。呼吸・脈拍・寝返り・起床の様子を離れたところでチェックできるもの。問題が起きる前に気づき、駆けつけることができるので、入居者さんの安全性を高めることにも役立っています。

コミュニケーション量を増やしスタッフと関係づくり

とはいえ、ハードをそろえただけでは「よい施設」は完成しません。ソフト、つまりよい人財がいてはじめて、よい施設となる。「ご福あげお」はいま、おかげさまで入居率100%です。それは、スタッフをしっかり採用できたという点も大きいと思いますね。未経験者から10年以上のキャリアがある人まで、幅広いバックグラウンドをもつ職員が集まってくれました。埼玉県は2015年から、高齢者の人口増加率がナンバーワン。それにあわせて施設が増えていて、働き手が求められ、転職者が増えています。必要なだけの職員を集められない施設も出てくるなかで、当施設はどう採用を計画していくか。この点は、立ち上げ時から大きな懸案でした。

熟慮の結果、「ご福あげお」では、新卒・中途とも、できるだけ地域で採用することを決めました。既存の3施設から異動してきてもらうことも検討しましたが、いま安定している体制を崩さないことも大事だと考えたからです。そのぶん、「ご福あげお」は永寿荘の組織風土を知らない新しい職員が大半になる。最初からあまり永寿荘流を押しつけるようなことはせず、少しずつエッセンスを入れていく方針でのぞみました。

とくに意識したことは、職員たちが向かうベクトルをそろえるため、“コミュニケーションの質より量”を意識してマネジメントしていることです。私自身、1年目は毎朝、事業所内をひととおり見て回り、全員に声がけをしました。毎日顔つきを見ていると、微妙な変化に気づけるんですよね。「最近ちょっと暗い顔しているな。なにかあったのかな?」というスタッフがいたときは、上長に伝え、部下とより密にコミュニケーションをとるように指示しました。そうすることで、「よい職場文化をオープン時から醸成していく」という面では、比較的うまくいっていると感じています。

キャリアパスと “永寿荘らしい職員像”を明示

職場文化の面だけでなく、制度面の整備にも手をつけました。「キャリアアップ制度」や「人事考課制度」を1年目で確立したのです。「キャリアアップ制度」は、がんばれば新卒から入って施設長にもなれますよ、その道筋をちゃんと示しますよ、というもの。キャリアのステップが0等級から6等級まであり、ステップごとで必要な資格や受けるべき研修、テストなど昇格条件を明示。そして昇格後の給料や昇給額をすべて明示しています。

一方の人事考課制度では「日ごろの働き方」や「人としてのあり方」などについて、年2回のタイミングで評価を行い、賞与の金額に反映させるもの。「“うちらしい職員像”を打ち出そう!」ということで、スタッフにも参加してもらい、一緒につくりました。「こうした態度を身につけていけば、評価が上がります」ということが明示してあるので、永寿荘がどんなスタッフを求めているか、これを読めば一目瞭然で理解できます。

キャリアアップに必要なものだけでなく、多くの研修を用意し、スキルアップに役立ててもらっているのは、永寿荘の特徴といえるかもしれません。そもそも私たちの人財採用は人柄重視。介護系の学校を出ていない方もたくさん入職してもらっているので、初任者研修や実務者研修は必須。「介護業界は人手不足が激しく、現場から人が抜けることができないので、研修を受けたくても受けられない」という声を聞くことがありますが、永寿荘ではそういうことは起きていません。研修をどんどん受けてもらえるように、日常業務が十分に回っていくだけの体制を整えていますから。このことは、休みの取りやすさにもつながっています。約15年前から年間2回・最大連続6日間の有給取得を徹底し、取得日程を年度初めにすべて決めています。代わる代わる計画的に取得しあい、みなさん海外旅行や自己啓発、リフレッシュの機会として活用できているようですね。

一人ひとりにフォーカスした介護で幸せを届けたい

「ご福あげお」の1年目は、とにかく毎日が未知の世界。主体性をもって施設をゼロからつくっていくおもしろさがある一方で、産みの苦しみもありました。最近は軌道に乗ってきたので、「介護の質を上げていくこと」に着手し始めています。起床時間も価値観も異なる10名の入居者さんが集まっているユニットが10組、合計100名。その一人ひとりにフォーカスした介護を、この施設を最大限に使いこなしながら、突きつめてやっていきたいですね。

「ご福あげお」が目指しているのは、「いままでの生活が続いていくような介護」。その人が大切にしてきた習慣を続けられるよう、ご家族などから細かく入居者さんの日常を聞き取りしています。そのうえで、入居者さん全員の「24時間シート」を作成し、データ化しています。早起きの人、食事ではまずおかずから食べる人、お昼に散歩する人…。その人がこれまで続けてきた習慣を、そのまま続けられるように。

「ご福あげお」にご入居いただいたあとの習慣の変化も記録して、つねに最新のデータを活かしながら、根拠のある介護をやっていくことで、それぞれの入居者さんがいちばん幸せを感じられる介護サービスを提供したい。「自分の大切な人を入居させたいと思える介護をしていこう」とスタッフにはいつも伝えていますし、「ご福あげおに入れば安心だよね」と地域の人に思われる施設にすることが目標です。地域の人に選ばれ、かつスタッフたちが「ここで働くこと」を誇りに思える施設づくりを続けていき、5年以内には埼玉でNo.1の特別養護老人ホームになっていたいですね。

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