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【TOPインタビュー】“音楽と人との新しい関係”を、最先端テクノロジーで創り出す

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PROFILE

代表取締役社長
板橋 徹

“情報”の巨大プラットフォームを築いたGoogle。“モノ”の巨大プラットフォームを築いたAmazon。それらと同様に、音楽を始めとした“楽しさ”のプラットフォームを築こうとしているのが株式会社レコチョクだ。同社は『レコチョク』を始めとする、音楽配信サービスの開発・提供で成長を遂げてきた。そして今、日本発の世界的ITサービスへと発展する可能性を秘めたサービスを、ブロックチェーンやNFTといった最先端テクノロジーを扱うエンジニア達によって、自社開発しようとしている。今回は、レコチョク代表の板橋徹を取材。会社設立の経緯から現在の事業内容、そして、これから創造しようとしている未来図までを、解説してもらった。

“日本の音楽業界のIT部門”という立ち位置です

──音楽配信サービスの『レコチョク』は良く知られていますが、会社としてのレコチョクについて知っている方は、多くないと思います。改めて、会社の成り立ちについて、解説してください。

株式会社レコチョクのスタートは2001年。国内の主要なレコード会社の共同出資によって誕生した会社です。CDやコンサートなど物理的な実体を持つ音楽流通のあり方を「フィジカル」、ネット配信などの流通形態を「デジタル」と呼んで区別しますが、レコチョクは、音楽業界の主要な担い手であるレコード会社がスクラムを組み、「デジタル分野の音楽流通の市場を創造する」ことを目指して設立した会社なのです。
 
当初は、ガラケーの着信音を好みの楽曲のメロディーにする『着メロ』サービスを展開。その後、2004年には着信音のメロディーに留まらず、楽曲全体の配信サービス『着うたフル』をスタート。これは5年後には約1,200億円の市場にまで成長することに。この時点で、「日本の音楽配信のプラットフォームを確立した」、唯一無二の存在になることができました。その基盤があったからこそ、この後に到来する“音楽流通の激変”に際して、レコチョクが市場の主導権を握ることができたと考えています。

──“音楽流通の激変”とは、何が起きたのでしょう。

2007年のiPhone発売を皮切りとする、スマートフォンの登場によって、音楽のデジタル流通が爆発的に普及したことです。日本は諸外国に比べれば、フィジカルな音楽流通の市場が大きいのですが、それでも今はデジタルの方が主流になっています。レコチョクもこれに対応して、2013年には、定額制の聴き放題サービス『レコチョクBest』の提供を開始。ビジネスを一気に拡大することができたのです。
 
現在では、大手ケータイ会社や大手レコード店など、様々な企業とコラボしたサービス開発も展開。音楽のデジタル流通に関連する、何か新しいサービスを開発する時のコラボ相手として、最初に名前が挙がる存在になっていると思います。

音楽権利者とファンが繋がる新たな場を提供

──なるほど。では、そうした「音楽業界全体のIT部門」のようなポジションを築いたレコチョクが、現在、どのような事業を展開しているのか、改めて教えてください。

大きく3つに分けることができます。1つ目は、『レコチョク』を始めとする、コンシューマー向けの音楽配信サービス。2つ目は、法人向けの音楽配信サービスです。これはサービスモデルやビジネスモデルは多岐に及びますが、例えば、飲食店などの店舗向けBGM・音楽映像配信サービスの共同開発、認知症対策に取り組んでいる企業とコラボした、高齢者の方にとっての“思い出の音楽”を配信するサービスなどがあります。今後も、多種多様な企業の方々と積極的にコラボレーションし、人々のライフスタイルの中にもっともっと音楽が溢れる世界を作っていきたいと思っています。
 
そして、3つ目が、2021年10月から新たに開始したプラットフォームサービス『murket 』(ミューケット)。レコード会社やアーティストなど、音楽についての権利を持ち、提供する方々と、それを楽しむファンの方々を繋ぐもの。権利者側にとって、楽曲はもちろんのこと、ファン向けグッズのような様々なコンテンツを販売できるECサイトとしての機能があります。さらに、顧客データの分析や知的所有権保護といったサービスもワンストップで提供しているため、使い勝手の良いプラットフォームになっているのが特徴です。これはさらに発展させる余地の大きいビジネスですので、今、最も力を入れていますね。
 

“ワクワク”“グイグイ”“キョロキョロ”しよう!

──良く理解できました。では、そうした時代の先を行く事業を展開するレコチョクでは、どんな人財が活躍していますか。

一言でいえば、フレキシブルに対応できる人です。現代は、市場を取り巻く環境が、急速に、かつ複雑に変化する。当社の事業やサービスも、それに合わせて柔軟に姿を変えて行くことになります。だからこそ、「完成されたサービスがあって、それを提供する」という発想ではなく、「常に現在進行形で変化していくプロジェクトを推進していく」という考え方が必要。常に変化していく仕事を楽しめる方が活躍していますね。
 
また、新しい市場を切り開いていく会社ですので、チャレンジ精神が不可欠。物事の本質を理解する冷静さは必要ですが、それと同時に「まだ誰もやっていないことだからこそ、私が先にやり遂げてみせる」という情熱を持っている方が向いています。反対に、何か新しいことに取り組む時、「前例がない」とか「できる訳がない」とか、やれない理由から考えてしまう方は、当社とはマッチしないかもしれませんね。

──人財の活躍を支えるために、板橋さんが日頃から伝えていることを教えてください。

「“ワクワク”“グイグイ”“キョロキョロ”するように」と、社員の皆さんに伝えています。仕事を“ワクワク”と楽しみながら、物事や周囲を“グイグイ”と引っ張って前進する。そして世の中のことを広く“キョロキョロ”と見渡して、アンテナを張って最新の知識を得て欲しいという意味。この3つの重要性に気付いたのは、若い頃の私自身の体験があったからです。

──是非、そのエピソードを聞かせてください。

私が大手玩具メーカーに新卒で入社して、3年目になった時のこと。人気ロボットアニメの放送と連動させて、ケータイサイトにファンを集客し、デジタルコンテンツの売上拡大を狙うという、これまで前例のない企画を立案し、プロジェクトを任されました。ところが、実際にスタートしてみると、予想以上にサイトへのアクセスが殺到。一時的にサーバーがダウンしてしまったのです。アクセス量の予測を誤り、負荷に耐えられるインフラを用意しなかった私のミス。多くの関係者やファンの方々にご迷惑をかけてしまい、プロジェクトをいったん中止するという選択肢もありました。でも、私はそうしなかった。インフラに携わっているエンジニアの方々の協力も得て、短期間でサーバーを強化。復旧させることができたのです。
 
結果として、このマーケティング手法により、大きな集客に成功、通常の約3倍の売上を達成。私にとって大きな自信になりました。振り返って成功の要因を考えてみると、まず、「サーバーがダウンした」というマイナス面ではなく、「反響が予想以上に大きかった」というプラス面に“ワクワク”し、ポジティブに捉えたこと。だから、プロジェクトの中止などは一切考えずに、建て直して継続することだけを考えた。そして、プロジェクトの責任者として、多くの関係者を巻き込み、“グイグイ”とサーバーの復旧作業やプロジェクト企画内容の見直しを推進したこと。
 
それに、そもそもこの企画を立案したのは、この時期にテレビ番組とケータイを連動させた企画がチラホラと散見されるようになっており、普段から、一視聴者として番組を見ていながらも「うちのビジネスの中で企画するとどのような内容になるのか?」「どのくらいの集客効果がありそうなのか?」といったことを、“キョロキョロ”と関心を持ち、観察しながらアイデアを練っていました。日々の日常生活の中や、全く関係のない業界で起きていることなどにも関心を持って、日頃からアンテナを張っておくことは非常に大事なことだと思っています。

──なるほど。しかし、新卒入社3年目の若手に、それほど大きなプロジェクトを任せる大企業は珍しいですね。

そう思いますし、当時の会社や上司のサポートに、とても感謝しています。ですから、今、私はレコチョクの経営者として、社員の皆さんに、年齢や社歴に関係なく、大きな裁量を持って仕事をしてもらえる環境を整えたいと思っています。最前線のエンジニアさんがサービスを企画し、開発プロジェクトチームを作り、リリースまで手掛けることも可能。「新しいことにチャレンジしたい」という意欲のある方にとって、理想的な職場にしたいと考えています。

──ITベンチャーのようなチャレンジ精神を持ったレコチョクが、今後、どのような未来を創っていくのか、ビジョンを聞かせてください。

直近では、『murket』を事業として軌道に乗せること。そして、音楽権利者とファンを繋ぐサービスを更に進化させていきたい。というのも、ブロックチェーンやNFTなどの新しいテクノロジーが台頭してきたからです。デジタルによる音楽流通の弱点は、フィジカルに比べてコピーされやすく、権利者への利益還元が十分にできないこと。この点を、新技術を導入することでカバーできれば、世界中の権利者がファンへアプローチするのに、最も信頼性の高いプラットフォームを構築できる。
 
そうしたサービスやビジネスモデルを開発し、レコード会社やアーティストを中心とした音楽権利者とファンの方々を繋ぎ、結果、「レコチョクがこの世の中に存在してくれて良かった」と皆さんに思って頂けるような存在になりたいと考えています。その先は、音楽だけに限らず、様々なエンターテイメントについて、権利者とファンを繋ぐ、世界的な“楽しさ”のプラットフォーマーを目指していき、唯一無二のバリューを提供している企業になりたいと思っています。
 

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