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【エンジニアリングマネージャー】Web3.0のテクノロジーを駆使して、世界標準のサービスを作ってみせます

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PROFILE

横田 直也(エンジニアリングマネージャー)

音楽配信サービスのリーディングカンパニーとして、国内市場で確固たる地位を築いているレコチョク。最近では、レコード会社やアーティストなど音楽の権利者と、ファンを繋ぐプラットフォームサービスもスタートさせた。今後はWeb3.0の新技術を用いて、より巨大なプラットフォームを構築・提供していく計画だ。今回は、そうした新サービス開発に携わるレコチョクのエンジニアの一人で、マネージャーとしても活躍している横田直也を取材。最先端テクノロジーを活用した仕事のやりがいや、レコチョクで実現した理想的な働き方などについて、語ってもらった。

NFTを使った新サービス開発を自ら発案

──最初に、横田さんが現在、携わっているプロジェクトの内容を教えてください。

NFTを活用した新コンテンツや、それを利用できるサービスの開発を手掛けています。実は、新コンテンツを考えるにあたり、「NFTを活用したい」と提案したのは私自身です。レコチョクは、音楽市場の活性化、最大化をする会社。でも、その壁になっている2つの問題があります。
 
1つは、デジタル配信で起きがちな、著作権の侵害や不正利用。もう1つは、デジタル配信の中でもサブスクリプションサービスにおいては、何億回も再生されるようなアーティストでなければ、活動を続けていくのに必要な収益を上げていけないことです。「この2つを、NFTを導入することによって解決できるのではないか」。ブロックチェーンなど、Web3.0と言われる、最近になって台頭してきたテクノロジーや思想を学んでいく中で、そう思い、上長に新コンテンツの企画をプレゼン。「面白い。横田さんに任せるから、是非、進めて」とゴーサインが出て、プロジェクトがスタートしたのです。
 
最近リリースしたばかりですが、ブロックチェーンを使ってコンテンツの所有者が誰なのか特定でき、有限なデジタルコンテンツが表現できる。そのNFTによってアーティストが楽曲販売だけでなく、様々な形で報酬が得られるような仕組みを模索できます。これが実現すれば、新たなファンコミュニティの作成や、プロセスエコノミーのような新たな体験ができる。そのような世界観を目指しています。

プロダクト愛を持つエンジニアが主導権を握る

──最先端のテクノロジーを活用するプロジェクトを、横田さん自ら企画して、推進しているわけですね。

はい。今は「エンジニアリングマネージャー」という役割を任せてもらっています。これは、プロダクトを具現化するにあたって、開発の支援や、エンジニアをマネジメントして、リリースするまでを担当すると共に、サービスが本格的に稼働した後も、ビジネスとして成り立つように、プロダクトを改良していく陣頭指揮を取る役目。ですから、私のチームには、エンジニアだけでなくて、ビジネスを担当するメンバーも在籍しています。
 
実は、エンジニアがプロダクトにもっと関わっていく、この仕組みも、私自身が発案者となって提案した結果、会社が実現してくれたもの。以前は、エンジニアは開発だけに関わり、サービスとしてリリースされた後は、非エンジニアである事業責任者が、ビジネス上の観点からマネジメントしていくことが多かった。でも、最近のプロダクトは、市場に出した後、ユーザーの反応を見ながら、どんどん進化させていくものが多い。そのため、プロダクトへの愛着を持ち、技術的な観点から改良の指揮を取るエンジニアが必要です。
 
そこで、以前、インディーズ系のアーティストを支援するサービスの開発プロジェクトが立ち上がった時、自ら手を挙げて、リリース後も関わっていくマネージャーとしての役割を任せてもらったのです。

──当時、開発したプロダクトで、横田さんの想いが反映されている点を教えてください。

CD・レコード店で“ジャケ買い”するような感覚で、ユーザーが新しい音楽を購入できる工夫を盛り込みました。インディーズ系の音楽のファンはこだわりの強い人が多く、好きなアーティストしか聴かない傾向がある。そこで、サービスの運営側がお薦めする楽曲を、短い尺で流す機能を設けて、興味を持ってもらえるようにしました。音楽が好きな人たちの心を動かすことができれば、と考えたのです。

──プロダクト愛と共に、横田さんの音楽への愛情が伺えるエピソードですね。音楽好きでいらっしゃるのですか。

そうですね。実は、大学では空間音響の研究していたのです。ですから音楽に関わる仕事にも非常に興味があったのですが、当時、インターネットが普及して、ITベンチャーが国内でもどんどん登場してきて、「世界を変えるエンジニア」に憧れて、ポータルサイトを運営する大手企業に新卒入社しました。
 
そこでエンジニアとしての基礎を身に着けた後、インターネット広告事業を手掛けるITベンチャーへ転職。自社サービスをゼロから立ち上げるプロジェクトに関わることができました。エンジニアとしての自信が付いてきた頃、「学生時代に関わっていた音楽の分野で、エンジニアとして活躍してみたい」と思うように。その条件にマッチしたレコチョクへ転職を決めました。

自分の理想の働き方を実現できる環境です

──大手やベンチャーで経験を積んで、転職してきた横田さん。レコチョクに入社してから、自己成長を実感した経験をシェアしてください。

エンジニアが働く環境を変えたことです。私が入社した頃は、開発部門とビジネス部門はフロアが分かれていて、お互いの会話もないような状況。エンジニアは、プロダクトのビジネス的な側面や、リリース後のユーザーの反応はほとんど分からず、ただ開発作業を進めるだけでした。でも、それでは良いものはできない。ビジネスの担当者と一緒になって開発を進めていく体制に少しずつ、変えていったのです。
 
最初は、一人のエンジニアとして、「もっと働きやすくしたい」という動機から始めたこと。でも、段々と「チームとしての働き方を変えたい」と思うように。プレイヤーの視点だけでなく、マネージャーとしての視点が生まれてきたのでしょうね。そして、組織や職場環境を変えていくためには、周囲との調整や連携が必要。周囲を巻き込むには、信頼を得なければいけない。信頼を得ようと、エンジニアとしての仕事で、しっかり結果を出すと同時に、誰よりも情熱をもって取り組み、その姿を周囲に見てもらうことを意識しました。
 
「人に動いてもらうために、自分がどう動いたら良いか」という発想ができるようになったことが、私にとってのブレイクスルーポイントでしたね。

──良く分かりました。では、現在の「エンジニアとして開発の仕事をこなしつつ、マネジメントにも携わる」という立場は理想的ですね。

はい。管理職に専念するのは、私には向いていないと思います。常にテクノロジーの最前線に身を置いておきたいですしね。「いずれ管理職になって、現場から離れてしまう…」という悩みは、レコチョクでは起きないと思います。何より、私がそうしたように、自分の理想とする働き方を、自ら提案して作り上げていくことができる会社ですから。

──最後に、今後の目標を聞かせてください。

今、手掛けているプロダクトを成長させて、サービスとして成功させることです。成功すれば、世の中に相当なインパクトを与えるのではないかと、今からワクワクしています。開発プロジェクトの中で、エンジニア同士、「これ、スティーブ・ジョブズだったら、どう作るかな?」という会話が自然に出てくる。それくらい、壮大で画期的なものになるはず。是非、期待していてください。

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