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【ソラマチ店長】“スカイツリーから世界へ”海鮮せんべいの魅力を伝えたい

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PROFILE

新井 菜央(東京ソラマチ店 店長)
◆入社年:2014年
◆出身:埼玉県

福井の海鮮をふんだんに使った『海鮮せんべい』を手がける、越前海鮮倶楽部。地元・福井のみならず、東京、大阪、北海道、香港にも販売店を構え、獲れたての海の幸を食べやすい菓子にして、多くの人々に提供している。今回は、東京スカイツリー内の土産屋のなかでも評判の東京ソラマチ店を紹介しよう。このお店の人気の秘けつは、専用の鉄板を用いた実演販売や、試食をともなう接客。それを生み出したのが、2015年の開店当初から店長を務める、新井菜央だ。学生時代のコンビニのアルバイトしか接客経験がなかった新井が、このお店が入っているショッピングモール67店全体の接客コンテスト「第7回 東京ソラマチ ロールプレイングコンテスト」でNO.1に選ばれた。どうやって“接客のプロフェッショナル”へとステップアップしていったのか、彼女自身に語ってもらおう。

類を見ない商品力に自信がある

越前海鮮倶楽部があつかっている海鮮せんべいには、商品力があります。まず、見た目のめずらしさ。海鮮の姿カタチをそのまま閉じ込めているので、お客さまから「こんなもの、見たことない」「めずらしい食べ物だね」というお声をいただくことが多いです。でも、見たことがないものだけに、購入していただくには、その味を確かめていただく必要がある。だから、越前海鮮倶楽部のお店での接客では、お客さまにまず試食をしていただいています。「初めて見るものを食べていただく」ための接客力が勝負です。越前海鮮倶楽部では、接客ロールプレイングなどの研修を実施し、店舗スタッフ個々の「売るチカラ」を養っています。

私自身、つねに店頭に立っています。お客さまに試食していただく際に、必ず伝えているのは、「よく噛んでくださいね」。越前海鮮倶楽部の海鮮せんべいは、一般のせんべいとは食感がまったく異なります。噛めば噛むほど旨味が出る。いつまでも噛んでいたい。止まらなくなる――。そんな思いを、お客さまと共有したいんです。せんべいというと、お米でつくられたものをイメージされる方が多いですよね。お米の生地に、海鮮を乾燥させてパウダー状にしたもので味付けをしたせんべいなら、よくあります。でも私たちの海鮮せんべいは、イカやタコなど、海鮮をそのまま焼いてせんべい状にしたもの。発想がまるで違います。

東京ソラマチ店には、海鮮せんべいを焼く鉄板が用意されています。越前海鮮倶楽部の店舗のなかで唯一、実演販売を実施しているんです。お客さまの目の前で商品を焼き、その場で召し上がっていただき、「おかわり」といってくださる瞬間まで、一緒に共有して楽しませてもらっています。なかでも、イイダコを使った『いいだこ姿そのまま焼』は、ご注文をいただいてから焼き上げる、というオーダー制を採用。半生のしっとりとした食感で、その場でしか食べられないもの。とくにお子さまに人気で、週1回のペースで来店してくれる“常連”の親子のお客さまもいらっしゃるほど。

平日には地元・墨田区にお住いの方々が相当にいらっしゃいます。けれど、土日祝日についていえば、国内外問わず観光のお客さまが大半です。お客さま全体のうち3~4割ほどが、海外からの観光客の方々。観光客の方でも“常連”になってくださる方はいらっしゃって、夏休みにお子さまを連れてスカイツリー観光に訪れるご家族が、毎年立ち寄ってくださることも。そうやって、商品のおいしさをおぼえていただき、リピートしてくださるのは、とてもうれしい瞬間です。

一人ひとりに寄りそった接客を意識

「お客さまの印象に残ってほしい」――。それが、接客するうえでの第一の思いです。それは、商品についてもそうだし、私自身についてもそうです。「私のことをおぼえていてほしい」と思いながら販売していると、自分のモチベーションにつながるんです。「お姉さん、おぼえているよ。2ヵ月前に来たとき、お姉さんにオススメされて買ったんだよ」と声をかけていただく。それが本当にうれしい。接客業というのは、人と人とのつながり。「また食べたい」だけでなく、「また会いたい」と思っていただくことは、第一のゴールだと考えています。

接客の際に心がけていることは、一人ひとりのお客さまにあわせた接客をすること。「知り合いだったかな」「友達だったかな」と思っていただけるくらい、一緒に悩んで商品を決めていく、というスタイルです。たとえば、お客さまが「お酒を飲む人には、どれがいいかな」と、つぶやかれたとします。大切な方への贈り物かもしれません。そんなとき、「お酒にはイカ味があいますよ」と、よくある回答をいうのではなく、細かくヒアリングしていきます。受け取り主の性別、年齢、どんなお酒を飲むのか、いつもどんなものを食べているのか――。その人にいちばんあうものをご購入いただきたいので、こちらから最終的にご提案するまでの会話を大事にしています。

「英語を使える仕事」にあこがれて入社

かくいう私は、はじめから接客業をめざしていたわけではないんです。接客経験はといえば、学生時代のコンビニのアルバイトぐらい。就活では、「英語を使う仕事がしたい」と考え、塾講師や旅行会社を志望していたんです。まさか、せんべいを売ることになるとは(笑)。

英語にめざめたのは、高校時代。2週間ほどのホームステイを経験しました。行先は、オーストラリアでした。当時は英語が苦手でしたが、ジェスチャーをまじえつつ、なんとかコミュニケーションをとることができました。その際、「英語をもっと上手にしゃべれるようになりたい」と痛感。それがきっかけで、大学時代はビジネス英語を専攻。半年間、カナダ留学も経験しました。そして就活の結果、はれて英会話教室から内定をもらったのですが、ふと、疑問を感じたんです。「英語にとらわれすぎているんじゃないか」と。本来、英語というのはコミュニケーションをとるためのツール。その英語を使って、なにをしたいのか――。その先を見すえられていなかったんです。

そこで、就職活動をやり直しました。その際に出会ったのが、越前海鮮倶楽部でした。「ウキウキワクワクを世界中に届ける」という、シンプルで素敵な経営理念に惹かれ、志望しました。「せんべいという日本の食文化を海外に広める会社」。英語を使う仕事として、これほどやりがいのあるものはない。そう感じました。

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内定して入社するまでは研修のような意味あいで新宿店に勤務。入社後は池袋店、東京駅店と、店舗を変えながら接客を経験。入社2年目の夏ごろ、東京スカイツリー内に新たなお店をもうけることが決まった際、店長に任命されました。新設店ですから前任の店長からの引き継ぎではないし、副店長からのステップアップでもない――。いち店員だった私が店長だなんて、信じられませんでした。東京ソラマチ店のオープン初日、周囲のスタッフから「店長!」と呼ばれた瞬間に、「今日から私が店長なんだな」ってようやく実感できたぐらいでしたね(笑)。

そんなスタートでしたが、スタッフのみなさんに協力いただきながら、ゼロから店をつくりあげていきました。私自身、店頭の販売員としての時間が大半を占めています。店長ですから、季節のイベントの計画を練ったり、採用について話を進めたり、販売業務以外の仕事もあります。でも私は、つねにプレイヤーとしての業務に100%で取り組んでいきたいと思っています。

10代から70代までのスタッフが活躍

東京ソラマチ店は、2019年12月で開店から丸4年を迎えます。現在は、私以外は全員、アルバイトスタッフです。東京ソラマチ店には実演販売があるので、スタッフが多くいないと回らないからです。10代の学生も積極的に採用している一方で、最年長のスタッフは70代。幅広い年齢層の方々が活躍しています。ありがたいことに、スタッフのなかには開店当初から働いてくれている方もいます。従業員が長く働ける秘けつは…。そうですね、「楽しいから」かもしれません。

私が掲げているお店のコンセプトは、「買いに来るのではなく、遊びに来てもらえるお店」。スタッフの採用時には、「商品を買ってもらっても、買ってもらえなくても、お客さまに笑顔で帰っていただけるお店にしようね」と伝えています。売上ノルマを追うのではなく、お客さまの接客満足度を重視しています。小売業というよりは、エンターテイメント業に近いかもしれません。

たとえば実演販売のための鉄板の台。お客さまよりも1段、高い場所にあるんです。私たちはそこを、「ステージ」と呼んでいます。ステージに立ったら、お客さまを楽しませるため、細心の注意を払って鉄板焼きの実演をするよう指導しています。製造するだけなら、店頭の目立つ位置で実演する必要はないですから。たとえば「お客さまには絶対に背中を向けないこと」を徹底しています。ステージなんですからね。

東京オリンピックを晴れ舞台に!

もともと私は、いずれ海外に行くためのステップアップとして、販売の仕事を位置づけていました。でもいまは、少し意識が変わっています。現在、私にとって東京ソラマチ店は、スタッフを含めて、わが家のような場所になっています。だから、しっかりお店を守っていきたい。また、社内では複数の店舗を管轄するエリア長という役割を与えられているので、私が日々学んだことや気づいたことを、ほかの店舗の店長にも伝えていきたいと思っています。まずは着実に、いま置かれている場所で、経験と実績を積み上げていきたい。そのなかで、お客さま目線での意見を、会社に伝えていきたいと思います。

今後の目標としては、より欧米の方へ越前海鮮倶楽部の商品の魅力を広げていくこと。いまは海外からのお客さまはアジア圏の方が多いですが、東京オリンピックは欧米の方も多く来日されると思うので、大きなチャンスだと思っています。日本を訪れた海外の人たちに、どうやって海鮮せんべいの魅力を伝えていくか――。そこを意識して突き進んでいきたいですね。

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