■倉持 耕司(横浜支店 業務マネジャー)
スマホで手軽にアルバイト登録をするだけで、イベントの会場づくりやオフィスの引っ越しなどの仕事を紹介してくれるビッグワーク。初心者でもすぐに覚えられる軽作業がほとんどだ。とはいえ、モノを落として傷つけてしまったり、カッターを使った時に誤って手をケガしてしまったり、事故が起きる危険はゼロではない。そこでビッグワークでは、安全対策を重視している。今回は、横浜支店の業務マネジャーで、アルバイトの安全確保を担当している倉持耕司に、ビッグワークの安全対策について、解説してもらった。
安心して長くバイトを続けてほしい<横浜支店の取り組み>
横浜支店の業務マネジャーとして、アルバイトのみなさんに紹介できる仕事現場を管理しています。それと並行して現場で働くみなさんの安全を確保する役割を担っています。安全担当としての業務は主に2つ。1つは、事故を未然に防ぐ対策を立て、実行すること。もう1つは、不幸にも事故が起きてしまった時に迅速に対応することです。
私たちがアルバイトさんにご紹介する仕事は軽作業ですので、重大な事故が起きる確率は非常に低いと言えます。横浜アリーナでのコンサートなど、イベントの会場づくりや、オフィスを引っ越しする時のお手伝いなどがメインですから。それでも、まれに小さな事故が起きてしまうことはあります。
例えば「台車を使ってなにかを運んでいる時、うまくコントロールできなくてモノを落としてしまい、傷つけてしまう」とか。また、「引っ越し作業で段ボール箱を開けようとして、ガムテープをカッターで切る時、手をケガしてしまう」というケースもありますね。作業にあたってアルバイトさんには必ず「ラバー軍手」をはめていただくので、重大なケガには至らない場合がほとんどですが。なかには「生まれて初めてカッターを使う」という人もいて、使い方がよくわからずケガをしてしまうのです。
一例として、引っ越し作業でお客様のモノを破損してしまう事故を起こしてしまった場合。アルバイトさんに、横浜駅から徒歩6分の横浜支店まで来ていただきます。そして、事故の経緯についての報告書を書いていただいた上で、私が面談。「なにが原因だったのか」「次に、同じような状況で、事故が起きるのを防ぐにはどうしたらよいか」を話し合います。
なかには、事故を起こしてしまい、迷惑を掛けてしまったので、「もうビッグワークの仕事を紹介してもらえない…」という気持ちになってしまうアルバイトさんも。でも、私達としては事故の経験を活かしてもらえれば、次から事故を起こさないように働いてもらえるので、むしろ続けていただきたい!!
ですから、気持ちを落ち着けていただき、「この教訓を活かして、次の現場もがんばろう!」という意欲を持っていただけるように話を進めていますね。
リーダー・サブリーダー全員が安全教育を受講
アルバイトさんが働いている現場で私自身が経験したことと、他の現場でどのような事故が発生しているのかの情報を総合して、事故の種類別に発生の原因を抽出。それをビッグワークの社員同士で共有したうえで、「危険予知訓練」の企画に活かしています。
「危険予知訓練」とは、アルバイトさんを対象に、いくつか現場での作業シーンの写真を見てもらい、そこに、どのような危険があるかを考えてもらうもの。クイズ形式で安全対策を学んでいただくわけです。たとえば、オフィスの引っ越し作業で、「机を2人で運ぶ」シーンの写真。「どのような危険があるでしょうか?」と問いかけると、様々な答えが返って来ます。代表的な回答を挙げると、「机を持ち上げるタイミングが2人の間でズレてしまうと、片方に負荷がかかって腰を痛めてしまう」。
次に、その危険を回避するには、どうしたらよいかを考えてもらいます。模範解答は、「持ち上げるタイミングを合わせるために、二人で『せーの!』とかけ声をかけ合う」。こうしたことを頭に入れておけば、事故が起きる危険性を大幅に減らすことができるのです。
ビッグワークのアルバイトとして何回か働いていただいて、“最初の昇給”をする時です。横浜支店に来ていただいて、私が講師役となって実施。たまたま昇給のタイミングが重なる方がいて、複数で受けていただくケースもありますが、基本的にはお一人ずつ、じっくり受講していただきます。
“最初の昇給”をした方は、その次に現場で仕事をしていただく時、リーダーまたはサブリーダーの役割を担う場合がほとんど。つまり、横浜支店のリーダーやサブリーダーを務めている方の多くはこの訓練を受講しているわけです。リーダーやサブリーダーが訓練で学んだことを活かして、現場のアルバイトさんの安全が確保されるように気を配っています。ですから、初めてビッグワークのアルバイトをする、もしくは「初めてお金をもらう仕事をする」という方であっても、安心して仕事をしていただくことができますよ。
1年間で事故発生件数が半減した
はい。横浜支店の数字で言えば、リーダーやサブリーダーの全員が訓練を受講し終えた2021年の事故発生件数は8件。2020年の15件に比べ、半分程度に減りました。確実に手応えがあるので今後はこの「危険予知訓練」をビッグワーク全体に広げていくつもりです。
どんなに気を付けていても事故はおきるものです。事故がおきた時は必ず支店にお電話を下さい。支店でサポートさせていただきます。ビッグワークでは保険に加入していますのでご安心ください。
ビッグワークがご紹介する仕事は軽作業が中心ですので大きな危険はありません。それに加えて小さな事故への安全対策を徹底することで、働いていただく方々に、常に“安心・安全”な労働環境を提供したいと考えています。初めての方でも、楽しく働ける仕事をたくさんご紹介できると思います。興味のある方は、是非、一度お問い合わせください。スタッフ一同、心よりお待ちしております。
▼▼私たちがみなさんをサポートさせていただいています!
左:業務マネジャー 倉持 耕司
右:業務マネジャー 村上 広樹
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