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【アカウントプロデューサー職インタビュー】“SNS動画制作”という新市場を、新卒社員が切り拓く

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PROFILE

滝田 晃大(アカウントプロデューサー)

テレビコマーシャルやプロモーションビデオの制作を中心に、実績を積み上げてきたセンティアン。今、新事業としてSNS動画制作に取り組んでいる。Z世代と呼ばれる若手の感性を活かしたクリエイティブチームによって、YouTubeを中心とした仕事を手掛かりに、事業を急速に拡大している。その新市場開拓の裏で活躍したのが、今回、取材した新卒入社4年目のアカウントプロデューサー、滝田晃大だ。既存の映像領域のプロデュースも担当する一方、時代の先端をいく新たな領域に着目し、成長事業を築いた秘訣を、自らのキャリアを交えて、滝田本人に語ってもらった。

営業を通してファンの心を動かす動画作りを実現

滝田さんは、センティアンの営業領域を担当しているそうですね。どんな営業をしているのですか。

自分自身がアニメ、漫画、アイドル、ゲームの熱心なファンでした。そのため、営業活動をはじめるにあたって、企業や制作側の一方通行ではない、「ファンに喜んでもらうための動画コンテンツを作りたい」という思いがありました。日常生活で動画が溢れている今、私も含むZ世代以降の視聴者は、広告、コンテンツに関わらず、目に入る動画が自分の心を動かすものなのか、かなり敏感になっています。私がファンやユーザーの目線でいることで、お客様のプロモーションやコンテンツが、よりファンに寄り添うようにクリエイティブを最大化したい。そのため、ゲームメーカー様や芸能・インフルエンサー事務所様といった、「ファンのひとたちに、より好きになってもらいたい」と思っている会社様に向けて営業をはじめました。

数ある映像制作会社の中で、センティアンがクライアントから信頼され、仕事を依頼されるようになった理由は何でしょう。

「同世代ならではの感性」に共感を持ってもらえたのかも知れません。私が「YouTuberの動画制作を代行する事業に可能性がある」と思い、社長に提案したところ、「やってみよう」とこの市場へのアタックが決まりました。新卒入社1年目の時です。人気YouTuberの方々とは同世代ですし、動画制作に携わるチームも10代~20代の若手ばかり。いわゆる“SNSネイティブ世代”でお客様のサポートをしています。
 
この世代が作る映像の演出や編集は、ベテランクリエイターとはある種違った角度で独特な感性を持ったものが多い。特にYouTubeでは、“独自のテンポや、見にくいところを含んだ素人っぽさ”が必要なのです。一般的に映像制作の分野では、経験や実績が評価される職人の世界。経験を積んで一人前になるのに長い時間が掛かります。でも、SNS動画制作という分野に関して言えば、若手がすぐに活躍できる場所だと思いますね。

センティアン初のアカウントプロデューサーとして悪戦苦闘の日々

なるほど。しかし、新卒入社3年目の若手が、新たな市場を開拓したというのはすごいですね。滝田さんは学生時代、ビジネス系の専攻だったのですか。

いいえ、大学時代は、小学校の教員になることを目指していて、教員免許も取りました。でも、ある小学校で教育実習をしていた時、恩師から「君は学校の先生以外に、民間の企業という選択肢も持つべきだ」と言われて。恩師からの言葉で、初めて教師以外の選択肢が生まれました。それから就活エージェントの協力を得たり、自分でも直接問い合わせたりしながら、エンジニア、人材業界、教育業界など30社くらいに幅広く応募しました。その中の1社がセンティアンだったのです。

センティアンを就職先に選んだ理由はなんですか。

浅沼社長の人柄に惹かれたことです。面接でお会いする中で、“人を見抜く力、そして決断力に優れた人”だと感じました。面接の後すぐに個別で呼ばれ、「営業領域で活躍してほしい」と提案いただいて。制作者として応募したので驚きましたが、教師を目指したことや、人と話すことが好きという私の特性から、営業に対する資質を見抜いてくださった。じっくりとお話をして、意図を説明してくれるなかで、自分の可能性が広がっていくワクワクを感じました。

映像制作についても営業についても、ほとんど知識がないままで入社したわけですね。最初は苦労したのではないですか。

はい。実は私が、センティアンにおけるアカウントプロデューサーの第1号。専任の先輩も、営業マニュアルもなかった。それで、最初はできるだけ多くのアポ取りをして、人に会うことから始めました。でも、入社して半年後、ある営業先で、先方の会社に合った提案ができず、「君は何しにきたのか」と――。会社に戻る途中、悔しくて電車の中でずっと唇を噛みしめていました。ですが、そのことを浅沼社長に報告したとき、「そんなものだよ!」と明るく言われて。そのお陰で、自分なりに吹っ切れました。同時に、そこから営業活動の仕方を大きく変えることにしたんです。

どのようなことに取り組んだのでしょう。

自分が好きな分野にターゲットを絞ることにしたのです。それがYouTuberの映像制作。自分なりに新事業の構想をまとめ、社内向けにプレゼン。すると、浅沼社長に「マニアックだけど面白いね」と言っていただけて。入社1年目の秋頃から、本格的に営業を開始しました。同時に、営業活動以外にも、映像制作の知識も身に付けていきました。センティアンのクリエイティブを、お客様に説得力をもって伝え、そして、納品する映像のアウトプットを高めていく。そのための勉強を今でも続けています。少しずつお客様を開拓していき、入社2年目の終わりには、事業を黒字にすることができました。

万単位のユーザーが見るライブイベントを仕掛ける

貴重な経験をされていますね! では、一番やりがいを感じた経験をシェアしてください。

コロナの影響もあり、YouTubeを中心としたライブ配信を数多くお手伝いさせて頂いたのですが、その実績が評価され、大きな仕事に繋がりました。大手のアニメ制作会社さんより、ライブイベントの映像プロデュース全般の仕事を任せていただくことになったのです。全国の映画館、約200館に同時生配信するもので、概算で1万人ぐらいの人が視聴する。十数台ものカメラを入れ、有名バンドの演奏を生で配信する大掛かりなものです。私は、演出、カメラチームやAR制作技術スタッフの手配、LEDによるステージ映像制作などを担当。今まで携わった仕事の中でも、予算が最も大きな案件です。緊張感はありましたが、結果的にイベントは大成功。お客様に喜んでもらえて光栄でしたし、今までセンティアンではやれていなかった仕事なので、社内からも評価されたのがすごく嬉しかったですね。

最後に、今後の目標を教えてください。

目標はアカウントプロデューサーとしてこれからも数字を作り続けることです。ただ、一人では、興味や得意の幅に限界があります。私自身が、好きな分野で好きなことを仕事にすることで、ファンとしての経験や知識を活かすことができています。同じように、コンテンツ制作を通して、自分の「好き・得意」を発揮したいと考えている若者を集めたい。微々たるものですが私のノウハウを伝えていき、それぞれの“好き”を持った個々が光るチームを作っていきたいです。夢を持っている人であれば、経験や知識を問わず、大歓迎です。共感するところがあれば、是非、センティアンに、その中でも“滝田のチーム”に、参加して欲しいです(笑)。

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