こんにちは!人事総務部の尾崎です(*'ω'*)
当社には様々な福利厚生がありますが、
今回は最近力を入れている「外部研修制度」についてご紹介いたします♪
300テーマ以上のオンライン動画研修を無料で受講が可能です。
いつでも、どこでも、誰でも、何度でも受講することが可能です。
<研修内容(抜粋)>
■役員・管理職
経営戦略概論、ビジネスリーダー研修、チームビルディング研修 etc.
■中堅層
コーチング研修、OJTの進め方、ロジカルシンキング、交渉力、経営分析 etc.
■新卒
ビジネスマナー研修、報連相研修、ビジネスライティング、仕事の進め方の基本 etc.
■職種別
Webマーケティング、新規開拓営業のコツ、経理実務 etc.
1.市場競争に負けない強い組織を作る
2.必要な知識・スキルを体系的に学べる環境の構築
3.コンプライアンスの強化
従業員の能力や等級階層ごとの研修の場を設け、成長をサポートしていくことで、
社員一人ひとりが自分のキャリアビジョンを考え、その実現に向けてスキルアップが図れるようにするためです。
20代のうちにどんな研修を受けて、どんなスキルを身に付けるのが良いかわからないという声をよく耳にします。
社会人歴約15年の様々な業種・職種の経験から何かしら役に立てたらと思い、
私が参考にしているカッツモデルをご紹介できたらと思います。
カッツモデルとは、役職ごとに求められるスキルの割合を示したモデル図です。
1950年代にアメリカの経済学者ロバート・L・カッツ氏により提唱されて以降、人材育成や組織開発の指針として活用され続けています。
トップマネジメント層:経営者層(社長や副社長など)
ミドルマネジメント層:管理者層(部長や課長など)
ロワーマネジメント層:監督者層以下(係長や主任、一般社員)
以下の14の要素が含まれると言われています。
1.ロジカルシンキング(論理的思考)
2.ラテラルシンキング(水平思考)
3.クリティカルシンキング(批判的思考)
4.多面的視野(複数の課題に対応)
5.柔軟性(臨機応変)
6.受容性(多様な価値観を受け入れられる)
7.知的好奇心(新しいものを取り入れていく)
8.探求心(物事への深い興味)
9.応用力(知識や経験の活用)
10.洞察力(本質の見極め、分析)
11.直観力(ひらめき)
12.チャレンジ精神(リスクを恐れない)
13.俯瞰力(全体像把握)
14.先見性(将来の推移を予測)
要は「目の前の出来事を公平に分析し、正解を見つけ出す能力」「本質的なものを捉える力」と言えるかと思います。
コンセプチュアルスキルは物事を「抽象化⇒定義付け⇒具体化」することを日々の業務で行うことにあるかと思います。
~どんな人がコンセプチュアルスキルがあるのか?~
周りの上司・先輩・同僚で「1を聞いて10を理解できる人」や「事象を聞いたときに、その背景をイメージできる人」がいる場合、その人はコンセプチュアルスキルが高いと言えます。
諸説ありますが、以下のような要素で構成されます。
■リーダーシップ力
一緒に働く人たち(メンバー)に対して目標達成のための道筋を示し、メンバーのモチベーションを高めながら目標を達成するスキル
■働きかけ力(動機付け力)
自ら目標を立て、その目標を達成するために、スキルや知識などを磨き続ける努力ができる能力
■コミュニケーション力
自分の意志や考えを筋道立てて伝える能力
■ヒアリング力
相手の意図を正しく理解する能力
■プレゼンテーション力
情報を簡潔にまとめ、自分の意思を的確に相手に伝えることができる能力
語源は:present(プレゼント)とpresence(存在)
■交渉力
双方が納得・合意できる状態にできる能力
要は「良好な対人関係を構築および維持するための能力」です。
日々の業務を遂行するために必要な能力です。
(例)
・小売り系業務:接遇スキル、トラブル対応スキル
・事務・内勤系業務:パソコンスキル、経理スキル、電話応対スキル
・営業系業務:商品知識、業界に関しての知識
・技術系業務:業務に適した資格の保有、機械操作スキル
新卒の時は、とにかくテクニカルスキルを身に付けて、まずは目の前の業務をできるようにすることが重要かと思います。
ただ、2年目には後輩ができて、人に教えることで、自身のキャリアステップや将来を考えるようになってくる人が増えてきます。どのポジションでどういった人になっていれば良いかが分からず、不安に駆られて、やみくもに目の前の仕事に取り組んだり、無駄な研修を受ける人がいます。
次のステップに行くために本当に必要なスキルは身に付くのでしょうか?
そこで、思い出して欲しいのがカッツモデルです。
リーダーに必要な要素はテクニカルスキル、ヒューマンスキル、コンセプチュアルスキルが1:1:1です。
自身がどのスキルの何がが身に付いているのか、足りないのかを分析しましょう。
ヒューマンスキルの中でプレゼンテーション力が足りていないと判断すれば、その研修を受けてみましょう。
そして、研修は受講しただけだと意味がありません。研修で学んだことを意識して日々の業務に活用することが必須です。
・コミュニケーション力を身に付けるため、他部署との共同作業を率先してやる
・プレゼンテーション力を磨くために、研修で学んだことを意識して朝礼で発表する
・自部署の課題を見える化するために、ロジカルシンキングを用いてみる
など。
最近はトップマネジメントに限らず全ての層にコンセプチュアルスキルが求められる傾向が出てきました。
本来カッツモデルにおいてコンセプチュアルスキルは、トップマネジメントに最も求められるスキルとして示されていますが、VUCA時代の到来を背景に求められるスキルも変わってきています。
最近の傾向を加味したモデルが以下のドラッカーモデルです。
どの階層に対しても、コンセプチュアルスキルが一定の割合で設定されています。
一般社員層にあたる「ナレッジワーカー」も設定してあるのも特徴です。
確かに、社会人4年目で学んだコンセプチュアルスキルの中の「ロジカルシンキング」「クリティカルシンキング」は早めに身に付けておくべき要素だと感じています。
どの仕事にも通ずる考えで、ビジネスパーソンの共通言語だとも思います。
物事の本質をとらえて判断できる「コンセプチュアルスキル」を身につければ、どこに行っても通用する人材となることでしょう。
では、具体的にコンセプチュアルスキルを身に付けるとどんなメリットがあるのでしょうか?
1,状況把握力が向上する
2,本質的な課題の把握力が向上する
3,解決策の設定力が向上する
4,得られた知識や経験からの成長力が向上する
5,戦略・方針策定力が向上する
インターネットの普及により「知っている」ことの価値が低下しています。
一昔前は「知っている」ことが優位性でしたが、今はわからないことがあれば目の前の端末ですぐ調べることができます。
そのため「発信されている情報を整理して必要な情報を抜き取って活用する力」の方が今は必要とされています。
これがまさにコンセプチュアルスキルの中の一つです。
また、残業することが正ではない世の中に移り変わってきていて、社会全体の価値観も変わってきています。
上記のようなメリットを享受することで、無駄な業務が減り、仕事のスピードが上がります。そのため「残業時間の削減」も実現可能です。
では、そんなコンセプチュアルスキルはどうやったら身に付くのでしょうか?
それには順番があります。
以下の順番で取り組むことが重要です。
1,知見を広げ思考し続ける
2,思考の幅を広げる(多面的)
3,思考を凝縮する(深層化)
1に関しては、本を読んだり研修を受けたりして、知見を広げることができます。
2に関しては、ロジカルシンキングを基にして物事を考えます。(例えば、ピラミッドストラクチャー、二項対立、リフレーミングなど)
3に関しては、Whyの深堀りやあらゆる事象の統合化(物事の事象を一言で表すこと)です。
ここではそれぞれの詳細はお伝えしませんが、何をお伝えしたいかというと、まず第一ステップとして、知見を広げるための行動が必要ということです。
そのために、研修を受けること、たくさんの本を読むことを推奨します。
私自身、知見を広げることの大切さを知った社会人5年目(27歳)から約10年間、最低「月1冊の読書」と「月1回の研修参加」を続けています。(読書数合計:200冊以上)
その努力があったから、未経験ながらも人事職ポジションで採用いただき、手前味噌ですが入社して日が浅くても周りから評価いただける仕事ができているのだと思います。
将来に向けてどう動いていいか迷ったときは、カッツモデル・ドラッカーモデルを思い出していただき、これからの皆さんの行動を決める参考になっていただけると嬉しいです。
募集要項をご確認の上、ご応募ください。