自由が丘ひばり保育園
保育士
さゆり先生
女性に人気の街として知られる東京・自由が丘。都会的でありながら緑豊か、お洒落なカフェやアパレル店などが立ち並び、“スイーツの聖地”としても有名だ。その街に建つ白亜のビルに、2021年8月、自由が丘ひばり保育園がオープンした。企業主導型の園として、“知育”に力を入れているのが特徴。今回は、当園に務める保育士、さゆり先生にインタビューし、自らのキャリアを交えて、どんな園にしていきたいかを、ざっくばらんに語ってもらった。
※『HIKOMAナビ保育士』では、イキイキと働く保育士さん達のインタビュー記事を制作&掲載しています。この施設の雰囲気や他のスタッフさんたちの様子は、採用サイトよりご覧ください。
職員一人ひとりの意見やアイデアを尊重する園です
「保育士になりたい」と思ったのは、私自身が保育園に通っていた時、お世話をしてくれた保育士の先生に憧れたから。とにかく優しくて綺麗な先生で。小さい頃から「私も先生のようになる!」と。小中高とずっと保育士になる夢を持ち続け、保育系の短大へ進学し、念願の保育士の資格を取得しました。
卒業後は、地元の熊本にある認可保育園に入職し、7年ほど勤めました。しかし、結婚を機に、夫の地元である大分へ引っ越すことになって退職。その後、大分でも、保育園や病院の院内保育などで保育の仕事をしていました。でも、夫は転勤の多い仕事をしていて、大分から大阪へ、そして今度は東京に。その都度、私は保育の仕事を探していたのですが、知り合いから「東京へ引っ越すなら、良い勤め先がある」と、ご紹介いただいたのが自由が丘ひばり保育園だったのです。今までの経験を全て合わせると、保育歴は15年くらいになりますね。
新しくオープンする園なので、自分の意見やアイデアが採用されやすいのでは、と思ったことです。実際、つい先日も、子供たちのダンスの時間の選曲について、職員の皆さんに相談したら、「さゆり先生の好きな曲にしてください!」と任せてくれました。
園によっては、こうした選曲1つにしても、「今までやって来た曲と、曲調を揃える」といった暗黙のルールがあって、選ぶのも一苦労だったりします。この園は、今まで経験してきた他の園に比べて、一人ひとりの職員の裁量が大きいです。自分の判断で、良いと思うことをやってみて、「どうも違うな」と思えば、軌道修正すれば良い。自由度が高く、柔軟な風土ですね。
新しい園なので、前例も慣例も全くないのが特徴だと思います。これから当園の職員として入職してくれる方も含めて、みんなで意見やアイデアを出し合って運営していくスタイルですので、園の行事とかも楽しいと心から思えます。他の園にはないような新しい取り組みなんかもしてみたいですね。
知育で大事なのは子供の好奇心を育てること
職員自身の子供を預けられることは大きいですね。そのニーズがある保育士の方は多いので。実際、私自身が一時、病院の院内保育で働いていたのは、「自分の子供を預けられる」が理由でしたから。
他に、保護者の方にとっても大きなメリットがあると思います。企業主導型保育園の場合、子供を預かる時間の延長や夜間対応、休日対応などを運営側の判断で設定できるから、柔軟な保育サービスが提供できます。保護者の方からすると、凄く助かる仕組みになっていると思います。
子供たち一人ひとりと向き合い、“保育の質”を高めていきたいです。その点、ここは定員19名の小規模園。一人の園児に接する時間をしっかり取ることができます。そうすることで、保護者の方がお迎えに来る時間を子供たちが忘れてしまうくらい、園での生活を楽しんでもらいたいのです。それができれば、保護者の方も安心していただける。オープン後は保護者の方からのご意見もお伺いしながら、楽しい園に育てていきたいですね。
私が最初に勤めた認可保育園で漢字や九九などを教える取り組みをしていたので、その時に経験したことを活かしたいと思っています。この園で使うフラッシュカードやパズルをやったことはないのですが、大事なのは「子供たちの好奇心や意欲を育てる」ことだと思っています。子供たちの反応を探りながら取り組んで、最適な方法を職員みんなで見つけていきたいですね。
立場に関係なく意見を言える職場にしていきたい
正職員でもアルバイトでも、立場や経験年数などに関係なく、みんなが意見しやすい環境を作りたいです。というのも、以前、アルバイトの立場で保育園に勤務していたことがあって。その時、正職員の先輩から「アルバイトに意見を求めてないし、言われたことをしてください」と。そうした環境では、モチベーションを維持するのは難しいですよね。ですから、誰もが楽しみながら働けるような職場にすることに、こだわっていきたいです。
私が子供の時に保育園の先生に憧れたように、今度は私が子供から憧れられるような存在になりたいです。子供が園を卒業し、大きくなってからも、何かあれば訪ねて来てくれるような関係を構築できれば理想的ですね。ただ、私の場合、夫の転勤でまた引っ越さなくてはならなくなる可能性があって。先のことが見えませんから、とにかく今、目の前の仕事に精一杯、取り組んで、「子供たちの心に残る先生」を目指したいですね。
|所在地
東京都目黒区自由が丘1-17-17 FLEG自由が丘 1階
|TEL
03-6421-1720
|転載元サイト
https://hikoma.jp/hoikuenjiyugaoka
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