■斎藤 未佐代(入社4年目/おうぎの森保育園 保育士/2歳児クラス)
■奥山 真衣(入社5年目/おうぎの森保育園 保育士/3歳児クラス)
■伊藤 美優花(入社1年目/おうぎの森第二保育園 保育士/異年齢保育クラス)
■小野寺 愛菜(入社7年目/おうぎの森第二保育園 保育士/異年齢保育クラス)
さいたま市西区、緑豊かな環境に、おうぎの森保育園・第二保育園がある。子どもたちの笑い声がひびきわたるなか、保育士の先生たちもつねに笑顔をたやさないのが印象的だ。その裏側には、先生どうしがお互いに敬意を払い、気づかいあい、ともに保育に取り組む職場風土がある。そこで今回は、入職して半年になる1年目職員や、そのチューターを務める職員、育休を明けて復帰をした職員など、立場も経験も異なる4名の座談会を企画。永寿荘を選んだ理由や日々の仕事内容、そしてそれぞれの将来のことまで、語りあってもらった。
見学に来た私に、子どもたちがあいさつしてくれた!
奥山 はじめに、「“おうぎの森”に入職した理由」から話していきましょうか。私が「おうぎの森保育園」のことを知ったのは、就活時の合同説明会。採用担当者の雰囲気がすごくよくて。見学に来てみたら、子どもたちも先生たちもとても明るく、笑顔いっぱいで迎え入れてくれた。広い園庭があって、いい環境だなとも思いました。みなさんも「この園を選んだ理由」を教えてください!
斎藤 私は転職組ですけど、奥山先生と同じく、合同説明会で永寿荘の採用担当者の人柄に惹かれたのがきっかけです。私の場合、最初は幼稚園で働いていて、その後は別の業界へ。でも、やっぱり子どもにかかわる仕事に戻りたくなって、転職活動を始めて、合同説明会で永寿荘を知ったんです。園について調べてみると、たくさん行事があるし、先生たちの雰囲気がすごくよさそうだった。それで「ここにしよう!」と思いました。
伊藤 私は母の知人の紹介で「おうぎの森第二保育園」を知りました。もともと看護学校に通っていたんですけど、「未来のある子どもたちにかかわりたい」と思い始めて、保育士の資格を取ることにしました。そして、ここに見学に来てみたら、園の雰囲気が本当によかったんですね。見学者である私に対して、子どもたちがきちんとお辞儀をしながら、あいさつしてくれて。「しっかりした教育をされているんだな」と。
小野寺 私もここに来て「入ろう!」と決めました。学校の実習で来たんです。周囲に緑がいっぱいあって、そのなかで、子どもたちはみんな素直に自分を表現してくれる。そしてなにより、先生たちがのびのびとしていて、実習生を心から受け入れてくれる感じがすごくありました。先生どうしの関係が良好そうなところも決め手になりましたね。正直、ほかの園での実習では先生どうしの力関係があって、それに気をつかわなきゃいけない。毎日ドキドキしながら過ごしていたから(笑)。おうぎの森はそういうのがまったくなくて、「こんなステキな先輩方と働けたら最高だな」と思って決めました。
伊藤 私の場合、隣に高齢者施設があることも魅力でした。保育園って、わりと内向的な世界になりがち。ここなら、異なる職業の人や世代との交流機会がある。その点がいいな、と思ったんですよ。
保育の悩みをためこんだことがない
奥山 斎藤先生、以前、勤めていた幼稚園と「おうぎの森保育園」では、どんなところが違いますか?
斎藤 幼稚園は毎日、時間割に追われている感がありましたね。カリキュラムをこなすのに職員みんないっぱいいっぱいで、だから「誰かに聞きたいんだけど、聞けない」という状況になりがちでした。ここは誰にでも相談がしやすい環境があるので、悩みをためこんだことがいちどもないんです。
奥山 わかります! 保育をしていると、毎日、相談したいことが出てきますよね。「子どもがこういうときは、どうするのがベストなんだろう?」とか。正解がないことも多いですけれど。
斎藤 そうなんです。解決にいたらなくても、相談できるだけで気持ちがラクになるし、いろいろな先生の意見や案を聞けると、すごく勉強になります。私はいまは2歳児クラスで、「イヤイヤ期の子たちにどう接したらいいのかな」と悩みがち。それに対して、「まずは子どもの気持ちを受けいれてあげるといいかも」「少し時間をおいてみようか」「ひとりずつ落ち着いてお話ししてみたら」とか、いろんな案をもらえます。自分もそうだけど、子どもたちにとっても、それってすごくいいことだと思うんですよね。ひとりの先生のせまい考えだけじゃなく、幅広い視野での保育ができますから。
小野寺 相談しやすい風土なのは、新人に対して先輩が1対1でついてくれる「チューター制度」の影響がかなりあると思います。
奥山 チューター制度は、入社前から「いい制度だな」と思ってみていました。伊藤先生と小野寺先生はまさにいま、チューターの関係ですよね。
伊藤 今年、「おうぎの森第二保育園」に入った新卒は私ひとり。だから、すごく緊張がありました。そのなかで、小野寺先生のフォローには、本当に毎日、助けられています。一つひとつの仕事にまだ時間がかかることが多い私に対して、「雑務は私がやっておくよ」といって、連絡帳を書く時間をくれたり。小野寺先生のほうから気をつかってくださって、本当に心強いです。
小野寺 私と伊藤先生は、縦割りの異年齢クラスの担任をもうひとりの先生と一緒にしていて、「3人の先生がクラスの主担任」という位置づけ。だから、新人の先生もメインに立てる機会があります。これは経験値を積むうえで、すごくいいことだと思うんです。サブ担任をやっているだけだと、成長できない部分もあると思いますから。園全体で新人の先生を見守っていく環境は、いま以上につくっていきたいですよね。
奥山 同感です。うちは本当にみんな新人に協力的だし、そもそも先生たちの仲がめちゃくちゃいいですよね。プライベートで集まることもめずらしくなくて、遊びに行ったり、お酒を飲んだりしています!
発表会では先生たちも泣いてしまいます
小野寺 みんなは、どんなときにやりがいを感じますか? 私の場合は、入職したはじめの2年間、0歳児クラスの担当だったとき、はじめて「おのでらせんせい!」と園児に呼んでもらえた瞬間。涙が出ちゃいました。寝返りができるようになり、おすわりができるようになり、「昨日できなかったことが今日できるようになる」という場面を見られる喜びを毎日、感じさせてもらっていたなかでも、最高の体験でした。
斎藤 わかります。子どもと接していると、ちょっとしたことでも感動をもらえます。靴を自分ではけた、トイレができた、着替え中に自分で洋服に頭を通せるようになった──とか。小さなことでも、子どもにとってはすごく大きな進歩。そういう瞬間にひんぱんに出会えることが、この仕事のいちばんのやりがいですね。
奥山 そうですよね。私はここ2年、3歳児を担当していて。自学自習の時間で、鉛筆の線が一本描けるようになっただけでも「成長したな」とジーンと来ちゃうんです。最初は鉛筆のもち方も、ちょうどいい筆圧もわからなくて、うまく描けなかったのに。子どもたちの成長におどろかされたり、感動をもらったりすることが毎日たくさんありますよね。
斎藤 発表会なんて、先生たちも泣いちゃいますよね(笑)
奥山 はい(笑)。初めて幼児クラスを担当した年の発表会は忘れられないんです。子どもたちと毎日がんばって練習して、一年の集大成として保護者の方の前でしっかりやりきれたんですよね。「1年間見てきた子どもたちが、本当に成長したな…」ってジーンときちゃいました。
伊藤 私はある男の子のことが心に残っています。入職直後、その子の気持ちが理解できなくて、すごく悩んだんです。なにをいっても、あまり聞いてくれなくて、「どうしたらその子の気持ちをわかってあげられるかな」と。毎日スキンシップを取ってみたり、いろいろとためしていました。「今日はこういうことを考えているのかな?」「なぜこれはイヤなのかな?」とか、毎日すごく考えて接していたら、5月ごろになって少しずつ心を開いてくれて。夏ごろにはすごく打ち解けることができました。それが本当にうれしくて、とても印象に残っています。
小野寺 そのやりとりを、私は近くで見ていましたよ。2歳児は難しい年齢。そのうえ、その子も少し気持ちの切り替えが難しい子だったんですよね。でも伊藤先生はすごい。いちども感情的にならずに接していました。なにがあっても、やさしい雰囲気で語りかけることを繰り返したのが、その子との信頼関係を築けたことにつながったのかもしれませんね。1年目でなかなかできることじゃないと思いますよ。
卒園しても「先生!」と呼ばれ続けたい
伊藤 いえいえ。私はまだ先輩がいないと子どもを見きれないので、しっかり自立して、ひとりでもクラスを持てるような保育士になることが、当面の目標です。
奥山 私は子どもたちに信頼してもらい、卒園後にも「先生」と呼んでもらえるような存在でありたいですね。
斎藤 私はもう6年目。だいぶ後輩の先生が増えたし、ほかの先生たちをまとめられるような存在になるのが目標ですね。
小野寺 私はもっと永寿荘全体で子どもたちを見守れる環境をつくることに、貢献していきたい。いま、高齢者施設内にある「おうぎの森第二保育園」に勤めていて、よくお年寄りが外から子どもたちに手を振って見守ってくれる。こうした連携をもっともっと発展させていけないのかな、って思っているんです。
奥山 確かにそうですね。それに、地域全体と連携した保育も進めていきたい。いまも運動会や夏祭り、ハロウィンとか、地域の方々にも来てもらえる行事がたくさんあります。5月の「ありがとうフェスタ」では、1,000人ぐらいの方が来場。サッカーの大宮アルディージャさんの選手が来てくれて、サッカー教室を開催したり。子どもたちも地域のみなさんも喜ぶ、こうした行事をもっともっと発展させていきたいですね!
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