INTERVIEW
前職ではなにを？
有線放送の営業をしていました。50歳で早期退職して、転職活動を開始。ところが現実は厳しく、年齢が足かせとなってしまっていて。選択肢が、極端に限られていたなか、中高年でも歓迎される、この業界に飛び込むことを決意しました。
日交美輝に入社した理由は？
採用面接を受けようと、本社へ出向いたんです。教えられた住所にたどりついたんですが、駐車場の横にプレハブの倉庫があるだけ。そこから出てきた方に、「事務所はどこですか」と聞いたら「こちらへどうぞ」と。そのプレハブに案内されたんです。「ここがオフィスだったのか！」と（笑）。「これはおもしろい。オフィスにお金をかけず、ドライバーに還元してくれているんだな」と思いまして。絶対に、この会社に入社しようと思いましたね。
うれしかった・苦労したことは？
うれしいのは、お客さまといろんな会話ができることです。私自身、話をすることが好きな性格なので、この仕事には向いていると思います。苦労したのは、交通ルールにのっとった運転です。ちょっとした気のゆるみの積み重ねで、免停となってしまう可能性がありますから。細心の注意が必要です。
ぶっちゃけ、これまでの最高月給は？
50万円ほどです。ちょうど、東日本大震災があったときでした。ほかの公共交通機関がこぞって止まってしまって、タクシーの存在が見直されたんです。もっとも、この仕事は、なにかのアクシデントやイベントがなくても、それなりには稼げます。必要なものは、「まじめさ」。やさぐれてしまったら終わりです。
今後の目標を教えて！
いちばんは、継続して働いていくことです。私には3人の子どもがいます。60歳まであと10年。ずっと稼いで、家族の生活を安定させたいです。
