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【エンジニア】セールスフォースへの深い知識が、女性エンジニアの活躍の武器になる

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PROFILE

■M.A(エンジニア)

東京・市ヶ谷に本社があるIT企業・ルーシップ。SESにより様々な開発案件で顧客の期待に応える一方、グローバルな顧客管理ツールであるセールスフォースの導入支援でも、豊富な実績を持つ。顧客企業がセールスフォースを導入することで「実現したいこと」を的確に理解した上で、それを叶える最適なカスタマイズプランを提案できる、エンジニアの存在が強みだ。そうしたエキスパートの一人が、M.Aだ。今回は、出産・育児に伴う3年間のブランクをものともせず、活躍するM.Aを取材。エンジニアとしてのやりがいや、キャリア・ヒストリーなどを語ってもらった。

デフォルトにない要望にアイデア力で応える

──最初に、自己紹介を兼ねて、M.Aさんが今、携わっている案件の内容を教えて下さい。

セールスフォースの導入支援をしています。お客様は、食品分野のフランチャイズビジネスを展開している企業さん。元々、店舗側の食材の発注状況を本部で管理するためにセールスフォースを導入したのですが、その後、「傘下にある工場が加工した食品をお店へ納入するプロセスも、セールスフォースで管理したい」という要望が出て。その機能追加のプロジェクトをルーシップでお手伝いすることになったのです。
 
それまでは、工場部門はセールスフォースのライセンスを持っていなかった。ですので、店舗からの加工食品の発注を、Googleのスプレッドシートに記載して管理していました。それでは効率が悪く、間違いも起きやすいので、セールスフォースで一元管理できるようにするのが私達の仕事。例えば、「言った・言わない」などのコミュニケーション上のトラブルを防ぐため、発注を巡る工場と店舗とのやり取りの履歴を直ぐに検索できる機能を追加しました。
 
その中で、お客様から「発注履歴を複数の条件で検索できるようにしたい」とのご要望がありました。担当者に同姓同名の方が結構いらっしゃって、それが元になってトラブルに発展したケースもあるので、「〇〇店舗の××職の△△さんによる発注」といった具合に絞り込んで検索したい、という意図。しかし、セールスフォースに多重検索の機能はありません。そこで私は、検索サポートの機能を少し改良して、「△△さん」と担当者名を入力すると、同姓同名の方の一覧が検索サポート欄に表示されるようにして、間違いを防ぐことを提案。採用していただきました。

──お客様が新機能で「実現したいこと」を深く理解した上で、エンジニアとして、それを叶えるアイデアを出しているのですね。では次に、M.Aさんがルーシップにジョインするまでの経緯を聞かせてください。

私は新卒でルーシップに入社しました。とはいえ、大学の専攻は経営学。文系の出身で、ITとは縁遠い人生でした。でも、そのことでかえって「IT業界に就職したい」と思うように。これから世の中はどんどんIT化が進んでいくのに、私は何も知らない。これでは時代の変化に取り残されてしまう。「それなら、文系出身者を採用してエンジニアとして育成しているIT企業に就職すれば、キャリアアップの道が拓けるかも」。そう考えて、IT業界に絞って就活しました。
 
ルーシップを知ったのは、就活イベントで知り合った方に紹介してもらったことが、きっかけ。それで面接を受けたのですが、面接担当の方が現役のエンジニアさんで。ご自身が携わっている業務について、とても楽しそうに説明して下さったのが印象的でした。「お客さんにとっても、僕にとっても、まだ使ったことのない、新しいテクノロジーを導入しようとしていて。どの会社のテクノロジーを使うか選ぶのも、僕が任されていて、とても光栄だし、やりがいがある」と。私も話を聞いていてワクワクしましたし、自分が働いているイメージが湧いてきたことが決め手になって、ルーシップに入社しました。

3年間のブランク後、セールスフォースの仕事で復帰

──入社後、ITの知識をどうやって身に着けていったのですか。

ルーシップには、新卒入社者向けの研修があり、そこで一つひとつ、知識を身に着けていきました。最初に、Javaを使ったプログラミングを学んだのですが、当時は全く付いていけませんでしたね。でも、一緒に受講していた、学生時代からプログラミングを経験していた同期に教えてもらって。お陰で、何とか覚えられました。その後、同期や先輩に質問する時、「分からないことは何か」をしっかり整理してから質問するように意識しました。それで、徐々に吸収が早くなっていきましたね。

──研修修了後、現場に出た訳ですね。順調に成長できましたか。

それが、紆余曲折ありました。実は、現場に出てエンジニアとして働き始めて間もなく、子どもを授かって。産休・育休をいただくことになったのです。でも、中々、保育園が見つからなくて、結局、3年間、お休みをいただきました。そして産休から復帰した時、セールスフォース導入支援の案件に携わることに。SESではなく請負の案件なので、ルーシップのメンバーがフォローに入りやすく、産休明けの時短勤務が可能な仕事だったからです。
 
そこからセールスフォースについての知識を深めていき、様々な案件を経験。1年程、経った時に、非常に複雑な案件を任せていただきました。まずは約2時間、お客様の担当の方々にヒアリング。お客様のご要望は多岐にわたり、それをセールスフォースで実現するのは非常に難しそうに思えました。でも、お客様はルーシップを信頼してくださっている。エンジニアとして「実装できません」とは回答したくなかった。
 
約2週間、時間を掛けて設計に取り組みました。そして、お客様のご要望のほぼ全てを、何らかの形で実現するプランを作成。お客様にご提案すると、「素晴らしい。さすがプロだ」と、喜んでいただけました。それだけでなく、提案の場に同席していたセールスフォース・ジャパンの営業の方からも「素晴らしい提案でした。ウチのプロダクトで、こんなこともできるんですね」と。とても嬉しかったですし、光栄でしたね。

女性エンジニアが働きやすい会社です

──ルーシップには、出産や育児によるブランクから復帰した女性エンジニアが活躍できるように、支える体制があるのですね。

はい。日進月歩のITの世界で、3年という長いブランクを受け入れていただいたことに感謝しています。産休中、「中々、保育園に入れないので、もう少しお休みさせて下さい」と会社に伝えた時も、「待っているから、安心して」と仰っていただいた。物凄く心強かったですね。
 
復帰後も、働き方について相談しやすい環境を作っていただいた。例えば子供が熱を出した時に早退するのも、他のメンバーの方の負荷が増えるのですが、皆さん快く送り出して下さる。とても働きやすかったです。既に先輩の女性が育休や時短勤務といった制度を活用した実績があったので、特に問題なく、スムーズに対応いただけたのだと思います。

──最後に、今後の目標を聞かせてください。

セールスフォースの知識を極めて、エキスパートとしてのキャリアップを目指します。セールスフォースの面白さを後輩に伝えていき、いずれは導入支援チームをマネジメントすることが目標。また、セールスフォースのコミュニティグループに参加しているので、そこで私の経験や知見をシェアすることで、セールスフォースエコシステムに対しても貢献していきたいですね。

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