N.Yさん（システムエンジニア）
経験や職歴が重視されがちなエンジニア業界の中で、ゼロからIT人材を育成し、優れたエンジニアを送り出しているビューテック(Vuetech)社。同社オリジナルカリキュラムを用いた研修を受けて、現在はシステムエンジニアとして活躍しているNさんに話を聞きました。
未経験・異業種からエンジニアへの転職を考えている方は必読です！
「この先のキャリアはどうなるのだろう？」ポジティブな未来を見据えて決めた転職
――まずは経歴について教えて下さい。
群馬県にある学校で、地方創生や地域活性化に関する勉強をしていました。学んだことを活かしたく、群馬県内の地域活性に貢献しているインテリア関係の会社での就業を決めました。
――具体的にどんな仕事をしていましたか？
店舗にいらっしゃるお客様に、インテリア商品の営業と販売を行う業務です。ただし、接客件数が1日に1～2件と、かなりのんびりとした環境で……。ゆとりをもって働けるのはありがたい一方で「私のキャリアは、このままで大丈夫なのだろうか」と焦りを感じたのは事実です。働くことでもう少しキャリアアップや、その先のイメージを抱けたらいいなという気持ちから、約半年で退職しました。1社目の在籍期間は短かったものの、営業や接客の基本的なマナーや、インテリアの基礎知識、商談に関する基本的な事例を経験できたのは良かったと思っています。
――2社目は、どのような軸で会社を探していましたか？
やっぱり「地域に貢献した企業で働きたい」と思っていたので、出身校がある群馬県内にゆかりのある企業を探していました。具体的な転職活動は、求人サイトを使いながら、完全に自己流でやっていたのですが、その中で、群馬県と関わりの深いビューテックを知りました。
――ビューテック社は未経験からシステムエンジニアとして活躍できる会社ですよね。営業職をされていたNさんにとって、「異業種」という感覚はありませんでしたか？
実はもともと、趣味でWebサイトを作っていた時期があり、モノ作り自体に少し興味がありました。それと、エンジニアをしている友人がいて、話を聞いたりもしていて。こういう仕事もいいなと。もちろん全くの未経験でしたが、職種に対して抵抗はなかったですね。
初めてばかりのIT研修。サポートも充実していて、プログラミングを学ぶこと自体が「楽しい」と思えた
――研修は、いつ、どうやって受けていたのでしょうか？
週に1回「学びの日」として、研修プログラムのスケジュールに参加していました。1回の時間は3時間程度でした。あと、カリキュラムはいつでも自分の好きなタイミングで進めることが出来るので、隙間時間も利用して、決められた課題に向かって学習する、という感じです。自分で進めている中での不明点もいつでも質問できる環境でした。
――どれぐらいの期間、研修をしていましたか？
3年ぐらいです。ただし私の場合はかなりじっくりと時間をかけて学んだほうだと思います。早い方だと半年、平均すると皆さん1～1.5年ぐらいで、エンジニアの基礎スキルを身につけることができます。
――具体的にはどんなことを学ぶのでしょうか？
カリキュラムの内容は、HTMLという、エンジニアの基礎言語から学び、そこから徐々に、プログラミングに欠かせない言語を次々と学んでいきます。最終的にオリジナルのWebアプリを自分で作れるようになれば、ひとまず研修は修了、という感じでした。私の場合は、そのプログラミングを学び出した時から「これは楽しい！」と、素直に思えて。時間こそかかりましたが、学ぶこと自体にワクワクしながら進めていましたね。研修のラストには在庫管理のアプリを自分一人で完成させて。それが私のポートフォリオになりました。
――ビューテック社の支援を受けて「ここが手厚い」と感じた部分は？
講師の指導がきめ細かいことです。カリキュラムの面でいえば、課題制作中に分からないと思ったり、悩んだりした時は、チャットや通話ですぐ相談にのってもらえたのは良かったですね。学ぶことにつまづかず、スキルアップすることができました。また私と同じような研修生を交えて、現役エンジニアの方や講師の経験談を聞く機会もありました。すでにエンジニアとして活躍している人の話は、研修修了後の姿をイメージしやすかったですし、「勉強がんばろう！」と、モチベーションアップにもなりました。
――研修後の就業に関してはどうでしたか？
その点も安心できましたね。講師との面談を通じて「そろそろエンジニアデビューできるレベルのスキルが身についている」など、客観的なアドバイスをもらうことができました。弊社の担当を通じて「このプロジェクトはどうか」と提案があり、顔合わせを経て、楽天グループの会社に常駐することが決まりました。出勤初日も必要に応じて弊社の担当が付き添ってくれるので、心理的な負担や不安はかなり少なかったと思います。
――未経験から、大手ＩＴ企業系列の会社の常駐エンジニアに。未経験の状態から技術を身につけて、見事に転職成功となったわけですが、そこではどんな仕事をしていましたか？
保険関係のＩＴツールにまつわるテスト業務が中心でした。福利厚生も充実していて、就業環境も抜群でした。最初に大手ＩＴ企業へお世話になったことで、優秀な方々の仕事ぶりや、働くことへの意識が刺激され、いい経験になりました。まさか本当にこんな大企業で働けるとは思ってもみませんでしたし、その会社の社員ではないにも関わらず、常駐先の社員と同様に出勤し、同じスペースで仕事をするため、常駐先のレベルの高い社員から本物のスキルを学べる。そして何より待遇も同じだということには心底驚かされました。その会社の福利厚生を使用できるため、ランチが無料だったりします。(笑)
働いていく中で専門性が深まる実感を。今後は上流の設計ができるエンジニアを目指して
――そして2つ目のプロジェクトが、現在もお勤めの倉庫関係の会社ですね。
はい。Webの管理と補修業務をしています。もともとあるもののエラーを確認し、修正していく作業がメインになっています。
――1つ目、そして現在のプロジェクトでエンジニアとして働いてみて、どんなところにやりがいを感じますか？
実際の現場でWebアプリがどのように作られているのかが分かった、というのは掛け値なしに喜びを感じます。また今の倉庫関係の仕事では、数こそ少ないのですが、新規アプリ開発にも携わることができていて。誰しもの生活に欠かせないＩＴツールを、自分がゼロベースから生み出せることにやりがいを感じますね。
――今後の目標はありますか？
エンジニアとして学びを深めて、さらに作り手、設計者の側に回っていければと思っています。今後、ビューテックのオリジナルアプリ開発にも携われたらなと思いますし、今はエンジニアとして目標としたい方々もたくさんいる環境なので、そういう意味では、最初の転職の動機だった「キャリアアップが描ける仕事に就きたい」という希望は、弊社を通じて叶えることができたのかもしれません。
――ビューテック社には、どんな人が向いていると思いますか？
基本的に異業種・未経験からの転職になると思うので、コツコツと学びを積み重ねられる人だと思います。私自身も、研修期間は3年と、時間はかかったものの現在はエンジニアとして大手企業のプロジェクトに携わっています。焦らず、でも着実にスキルアップしたい人もサポートしてもらえる環境です。先輩後輩関係なく、熱意を持って取り組む人と切磋琢磨できたらいいな、と思いますね。
