突然ですがみなさんは、ビジネスマナーという言葉を聞いて何を思い浮かべますか?
名刺交換の際は相手より低く差し出す、上司や取引先の方を上座に案内する、清潔感のある服装をする・・・どれも正解です。
礼儀正しいと言われている日本では、ビジネスマナーに重きを置く企業がたくさん存在します。
そんな中で「若者の〇〇離れ」という言葉を耳にする機会はあるのではないかと思いますが、実はビジネスマナーにおいても指摘されていることはご存じですか?
少子高齢化社会、情報化社会、コロナ禍・・・多様な影響を受けて働き方も変わっている今、ビジネスマナーのあり方にも変化があるようなのです。
そこで今回は現代のマナーとCIのマナーの実態を詳しく見ていきたいと思います!
まず、改めてビジネスマナーの意図を説明してくださいと言われて説明できる人は意外と少ないのではないでしょうか?
ビジネスマナーとは、仕事を気持ちよく円滑に進めるための礼儀作法を指します。
ややこしいことに、ルールや規則とは違うカテゴリーです。ルールは必ず守らないといけない規則で、違反すると罰金などの罰則が発生します。
マナーは必ず守らないといけないワケではなく、罰則も発生しません。
ここからは仕事仲間との信頼関係を築く上で欠かせない、最低限のビジネスマナーをいくつか紹介していきたいと思います!
ところでみなさんは、礼儀2.0という言葉を聞いたことはありますか?
今回の記事の作成にあたって調べていた時に偶然見つけたワードで、気になったので深掘りしてみました。
この礼儀2.0とは最近できた観念で、現代のマナーは礼儀2.0に重きが置かれているようなのです。
え?礼儀2.0はあるのに礼儀1.0はないのって?
勘の鋭いそこのあなた。
礼儀1.0もしっかりあるんです!
以下で礼儀1.0と礼儀2.0の違いを簡単に紹介していきますね。
自分の時間を犠牲にし、相手に時間をどれだけ使ったかが重要な礼儀1.0ですが、若者からは作業が非効率になるのではないかと煙たがれているようです。
若者が違和感を感じる代表的なマナーは次の内容です。
・夏でもスーツ上下着用
・上司との飲み会の付き合い
・お辞儀ハンコ
・出されたお茶は勧められるまで飲まない、最後まで飲み干さない
・・・ほうほう。
確かに真夏の太陽がギラギラしている中でのスーツ着用は、いくら室内が冷房が効いているとはいえ熱中症の可能性も出てしまいますよね。
出勤時や退勤時、取引先への移動などは外出することは避けられませんから。
さらにコロナの影響でもマナーに対する意見が出てきています。
リモートワーク形態での働き方に一部変わり、zoomを利用する機会が出てきた方も多いのではないでしょうか。
一時期zoomの画面配置について、上座や下座を気にする人がいるという話題もありましたね・・・。
ここまで一般的なマナーや若者が違和感を感じるマナーを紹介してきました。
そこでCIでのビジネスマナーは実際どうなのか、疑問を感じる人もいらっしゃると思います。
CIはフルリモ形態でオフィス出社がないため、上記のような若者が違和感を感じるようなマナーを体現する機会はあまりありません(営業職の方はたびたび出張があるかもしれませんが)。
その代わりオンライン上でコミュニケーションを十分に取っています。
顔の見えない相手に不安を感じさせないようチャットの返信を早くしたり、絵文字を付けたり。
そのような相手への配慮はCIなりのマナーだと感じています。
その点必要な時に必要なことをコンパクトにまとめてチャットや口頭でコミュニケーションをはかっているため、
相手の時間を奪わない礼儀2.0派ではないかと思います。
加えて上記で提示した3つのマナーもしっかり行われています。
オンライン形態である以上勤怠時間や提出期限を守れなければ自分の責任になりますし、あいさつを含めたホウ・レン・ソウのコミュニケーション強化の場が毎週月曜日に定例として行われています。
最後になりますが、礼儀1.0が悪い・礼儀2.0が良い(その反対も)というわけではありません。
どちらも相手に配慮していることに違いはありませんから。
考え方が固定化し、本質的に何が失礼に当たるのかを考えずに失礼だと指摘することが良くないのです。
人は考え方が十人十色ですから、自分と相手の大事にしている価値観やビジネスマナーが違うことを認めることが大切です。
同じ職場や取引先の人との信頼関係を築けることができ、仕事を円滑に進められるマナーを取捨選択するとよいのではないでしょうか。
募集要項をご確認の上、ご応募ください。