[参加者] ※左から
■室谷 亮平（ガーデンコート船橋三山／1Fユニット 主任）
■佐野 貴大（ガーデンコート船橋三山／2Fユニット）
■飯澤 美希（ガーデンコート船橋三山／2Fユニット）
■吉田 千秋（ガーデンコート船橋三山／1Fユニット）
千葉県を中心に、グループホームや有料老人ホームなどを手掛けているヘルシーサービス。お客様のニーズに合わせて、様々な介護サービスを提供できるのが強みだ。そこで今回は、1つの建物にグループホームと小規模多機能型居宅介護を併設しており、ヘルシーサービスならではの介護サービスを提供している「ガーデンコート船橋三山」を訪問。そこで活躍中の吉田千秋、室谷亮平、佐野貴大、飯澤美希の4名に集まってもらい、働きやすさや職場風土などについて、ざっくばらんに語り合ってもらった。
同じ建物で働く仲間でも様々な職種があります
──最初に、自己紹介を兼ねて、それぞれの業務内容を教えてください。
吉田 私は、「ガーデンコート船橋三山」の1階を担当していて、「グループホーム」と「小規模多機能型居宅介護」の両方に携わっています。「グループホーム」では9名のお客様のユニットを担当。一方、「小規模多機能型居宅介護」では、船橋市内にお住まいのお客様に対して、「通い」「訪問」「泊まり」の3つの中から、ニーズに合った介護サービスを提供しています。
室谷 私も1階の「グループホーム」を担当していて、主任としてマネジメント業務に携わっています。現場に出ることはほとんどなく、介護計画を作成したり、お客様の主治医と往診に関する調整をしたりするのが主な業務。また、職員のシフト作成なども担当しています。
佐野 私は、2階で運営している「グループホーム」の担当。身体介護や生活援助の業務に携わっている他に、特に力を入れているのは、お客様の様子をご家族にお伝えする『三山通信』という冊子の制作です。隔月の発行で、写真や文章を工夫しながら、お客様の暮らしぶりがリアルに伝わるように努力していますね。
飯澤 私も佐野さんと同じく、2階の「グループホーム」に携わっています。まだ入職して5ヶ月なので、佐野さんを始め先輩方に教えていただきながら、業務を覚えているところ。とにかく元気に明るくお客様に接することを心掛けています。職員の中でも年齢的に若い方なので、「ムードメーカーのような存在になれたらいいな」と思っています。
人間関係が良好だから退職者も戻って来ます
──1つの建物の中で同じ介護の仕事に携わっていても、様々な職種・業務があるのですね。では、皆さんがヘルシーサービスへ入職するまでの経緯を聞かせてください。
吉田 私は7年前に入職しました。事務職だった前職を辞めた後、「時間の融通が利き、子育てと両立できる仕事」を探していて。その時、介護職の知り合いから話を聞く機会があったのですが、「社会に役立つ仕事だ」と、介護の仕事に興味を持ちました。直ぐに介護の専門学校に通い、初任者研修を修了。就職先を探す中で、ヘルシーサービスに出会いました。決め手になったのは、採用面接や仕事見学の際に、「職場の人間関係が良さそう」と感じたこと。お互いを尊重しながら、助け合って仕事しているように感じて、入職することにしました。
室谷 私も異業種からの転職です。前職は、いわゆる“便利屋さん”。でも、両親の介護を経験したのをきっかけに、“もっと人の役に立つ仕事をしたい”と。それで、初任者研修を修了し、介護職の求人を探しました。その中で、ちょうどヘルシーサービスの「ガーデンコート船橋三山」でオープニングスタッフの募集があったのです。「新しい職場でイチから介護の仕事に携われる」のが魅力的で、入職を決めました。
入職後、今年で12年目になりますが、実は、家庭の事情で一度、ヘルシーサービスを退職せざるを得なかった時期があって。でも、退職後もヘルシーサービスの職員の方々と連絡は取り合っていましたね。そして、家庭のことが少し落ち着いたタイミングで、「復帰しないか」と声を掛けていただいた。業務内容や労働環境、職場風土に安心感もあり、復職させてもらったという流れです。
佐野 私は新卒で入職し、今年で6年目を迎えます。大学では、コミュニティ政策を専攻。公務員を目指す学生が多い学部ですが、私はあまり興味が持てなくて、「民間企業に就職しよう」と決めていました。ヘルシーサービスは、大学のキャリア支援センターに来ていた求人票を見て、知りました。大学で社会福祉についても学んでいたので、「介護職はやりがいが大きそうだな」と。決め手は、他の介護サービス会社に比べて、研修やOJTなどのサポート体制がしっかりしていて、「学びながら成長できそうな環境だ」と感じたことです。
飯澤 私は、最初は派遣スタッフとしてヘルシーサービスで働き始めました。前職は、大手ファストフードチェーンで接客を担当。でも、「人と接することができて、社会貢献度の高い仕事をしてみたい！」という欲が出て。派遣会社を通じて紹介されたのがヘルシーサービスでした。働き始めてみて、「働いている人達の人間関係が凄く良い」と実感しました。派遣されてから2ヶ月後に正社員登用のお話をいただき、二つ返事でお受けしていました。
──人間関係の良さがヘルシーサービスの大きな魅力なのですね。では、業務の中で「職員同士でチームワークを発揮し、お客様のお役に立てた」というエピソードはありますか。
吉田 はい、沢山あります。例えば、コロナ以前は散歩や旅行など、お客様と一緒に外出することが多かった。そうしたイベントを企画する際には「どんな場所に出かけたら楽しめるか」を職員全員で話し合って決めています。
室谷 他にも、佐野さんが担当してくれている『三山通信』の制作もチームワークが必要。それぞれの担当のお客様の情報を職員同士で共有し合って、リアルかつタイムリーな記事に仕上げています。
佐野 1階には「小規模多機能型居宅介護」のお客様もいらっしゃって、2階を担当している私には馴染みが薄い。担当職員から、お客様の趣味や性格などをヒアリングした上で、お客様にインタビュー。そうすることで、冊子に面白い記事が掲載できるように、努力していますね。
飯澤 私は、『三山通信』に掲載する写真の撮影のとき、「お客様のにこやかな表情をご家族に伝えたい」と思い、笑いを取るために盛り上げ役に徹しています（笑）。
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積水化学グループの管理職研修で刺激を受けた
──職員同士の仲の良さが伝わってきますね。では、労働環境など、職場風土の面での特徴を教えてください。
吉田 基本的に残業はありません。3交代制のシフトを組んでいるから、ほとんどの職員は時間になると帰宅していますね。ですから、オン・オフのメリハリが付けられます。
飯澤 確かに、私も残業をしたことがないかも。基本的には、時間までに終わらなければ、次のシフトの方に申し送りをして引き継ぐことになります。
佐野 私の場合は、現場の仕事以外にも『三山通信』の対応もあるので、月によって少しだけ残業することはありますね。
室谷 担当業務と役職の違いによって、差があるかもしれませんね。私の場合も、管理職なので残業はありますが、業界平均と比べたら僅かだと思います。ヘルシーサービスの労働環境は非常に整っていると思います。
──なるほど。では最後に、会社のスキルアップ支援の仕組みを活用して、どのようにキャリアアップしようとしているのか、今後の目標を聞かせてください。
吉田 「介護を通じて地域社会に貢献したい」と思っています。そのためにも、「感染症の予防」「虐待防止」といった社会的課題を含むテーマの研修を積極的に受けています。“拠点内研修”といって、「ガーデンコート船橋三山」の職員が受講できる研修が用意されているので、有効活用していますね。
室谷 私は管理職として、さらにマネジメント力を磨いていきたいですね。その点、積水化学グループの管理職全員を対象としたマネジメント力研修がとても役に立ちました。大企業グループの中で活躍している人達が参加しているので、意見を交換するだけで刺激になります。また、個人のスキルとしては、ケアマネジャーの資格の取得を目指しています。病院や市区町村との連携を図ることも増えるので、地域への貢献ができるからです。
佐野 私は、昇進を目指したいです。今まで経験してきたことを活かし、今度は部下の育成にも力を入れて、マネジメントできるようになることが目標。ヘルシーサービスには、資格取得を目指す職員のための支援制度があるので、それも活用しつつ、誰からも頼りにされるような介護士になりたいと思っています。
飯澤 介護福祉士の資格を取ることを目標にしています。そのためには、知識が足りないので、もっと介護について勉強することが必要。でも、研修だけでなく、OJTで優しく先輩が教えてくれるので、成長している実感がありますね。また、元気なのが自分の取柄だと思っているので、それを活かして、「ガーデンコート船橋三山」を盛り上げていきたいですね。
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