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【社長インタビュー】多様な働き方と公平な評価で、介護のプロへの成長を後押しします

PROFILE

社長 髙野 健治

本社オフィスのある千葉を始め、東京・神奈川・埼玉・宮城でグループホームなどを展開し、高齢者へのケアを提供しているヘルシーサービス。創業から30年以上、各地域に密着した介護を行い、ノウハウを蓄積しているのが強みだ。それに加え、「世界のサスティナブルな企業100社」に5年連続で選ばれている積水化学工業の100%子会社であり、職員が安心して働ける労働環境が整っている。今回は、ヘルシーサービスの社長である髙野氏を取材。職員の活躍をサポートする仕組みについて、解説してもらった。

短時間正社員制度の職員が所長に昇格

最初に、採用部門のご紹介と、最近の取り組み内容ついて教えてください。

採用は、本社(千葉市美浜区)の事業統括部で、営業メンバーとともに戦略を立案・推進しています。例えば、介護人財のニーズや同業他社の動きを調査・分析して、ヘルシーサービスの労働環境を改善するのも、仕事の1つ。最近の例では、役職手当、夜勤手当の改定や、契約社員、パート社員も永年勤続表彰の対象とするなどの改定を行いました。また、正社員定年を満70歳への引き上げも実現しました。長く、安心して働ける会社を目指し、日々介護現場の皆さんとコミュニケーションを図っています。
課題に対しては、柔軟かつスピード感を持って対応することが大事。職員の皆さんに対して、最低でも同業他社と同等、できればそれ以上の労働環境が提供できるように、常に努力を続けています。

では続いて、ヘルシーサービスで求めている人物像を聞かせてください。

3つのポイントを重視しています。1つ目は、誠実であること。2つ目は、顧客志向であること。3つ目は、責任感があって、挑戦する姿勢を持つことです。特に意識して欲しいことは、誠実さ。その中には、法令や規則、会社の定めたルールを守ることも含まれます。そこで大事なのは、上記3つの優先順位で、①常に誠実→②顧客志向→③責任と挑戦の順であることです。業務上で悩んだ時、決断が必要な時は、是非一度立ち止まって、この順番で考えて行動して頂きたいと思います。例えば、顧客志向を追求するあまり、規定外の過剰サービスを提供してしまうのは、誠実さに欠ける行動です。
 
自分独自のルールで介護をしようとする人はヘルシーサービスの求める人物像には当てはまらないと思います。当社の方針に共感してくださる方に来ていただきたいと思っています。

なるほど。では、そのような人財に活躍してもらうため、労働環境の面で何か工夫していることはありますか。

1つ挙げるなら、時短勤務の制度があります。早上がりや週休3日など、フルタイムと比較して9~8割程度の労働時間で働けます。子育て世代の女性職員が多いため、「保育園への子供の送り迎えをしたい」など、仕事と育児の両立ができる働き方にニーズがあると考えて導入しました。
 
時短勤務制度の導入に当たって、特に気を配ったのは、フルタイム勤務者との間で、不公平な評価にならないようにすること。給与の面では勤務時間が少ない分だけ差が付きますが、昇進や昇格に関しては、「上位のポジションに就いてもらえるだけの能力があるかどうか」だけで判断します。実際、短時間正社員の女性職員で、所長に昇格された方もいます。
 
介護業界では、育児と両立するためにパートでの勤務を選択せざるを得ず、介護のプロフェッショナルとしてのキャリアアップを諦めてしまう女性も多い。それは業界全体として、重大な損失であると思います。そのため、ヘルシーサービスでは、無理なくワークライフバランスを確保しながら、高いレベルのキャリアアップができる環境を整えているのです。

また、若い世代、子育て世代に加えて、経験豊かなシニア世代の職員にものびのび安心して長く働いていける環境づくりを、まずは正社員満70歳定年制度の確立から進め始めました。あらゆる世代の、すべての職員が明確な役割を持って、日々の業務に取り組めるよう、拠点の特性に応じた運営工夫を行っていくように働きかけを進めています。


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動画による研修で職員のスキルアップを支援

ママさん職員にとっては、有難い環境ですね。他に、職員のキャリアアップをサポートする仕組みがあれば、教えてください。

介護現場で役立つノウハウを動画で学べるオンライン研修を導入しています。コロナ禍で対面による研修ができなくなったことをきっかけにスタートしたもので、未経験者向けの初歩的な内容から、ベテランにも役立つ応用編まで、約500本の動画を用意。自分の好きな時間に視聴できます。職員の約8割が活用してくれていますね。現在は外国語にも対応した研修プログラムも取り入れています。
 
また、管理職と、その候補の方には、積水化学グループ全体で行っている研修を受講してもらい、マネジメントやリーダーシップについて、業種の違いを超えた原則やノウハウを学んでもらっています。参加者には「同世代のリーダー職の人達と交流できるので刺激になる」と好評です。他に、全職員を対象としたコンプライアンス関連の研修についても、積水化学グループ全体のものに参加。この面では、やはり大手企業の研修カリキュラムは充実していますから。

動画によるオンライン研修があるのですね。介護業界はIT化が遅れているイメージがありました。

一般的にはそうかもしれませんが、当社ではデジタル化を強力に推進しています。例えば最近、帳票類の作成・管理をするためのソフトウエアを導入しました。手書きだったものをデジタル化したことで、作成時間を短縮。業務効率は格段に上がったと思います。
 
さらに、当社が運営するサービス付き高齢者向け住宅や住宅型有料老人ホームなどでは、IoTの導入を進めていて、お客様の見守りを一部、自動化できるようになりました。今後、もっと精度を高めていくことができれば、より業務の効率化が図れると思います。

匿名メールで悩み事を相談できる

最先端のテクノロジーを積極的に導入して、職員の業務負荷を軽減しているわけですね。では、職員同士の人間関係など、職場風土の面での工夫は何かありますか。

数年前に、「社内相談室」を開設しました。匿名によるメールで、本社の担当者に直接、悩み事を相談できる“目安箱”のようなもの。職場の人間関係を巡る相談も、かなり多く寄せられています。
 
職員の皆さんは、お客様にとってベストな介護をしようと必死。その想いが強い人達が集まっているだけに、それぞれの介護のやり方の違いが目に付くと、「あなたのやり方はおかしい!」となることも。忙しい職場ゆえに、コミュニケーションが不足してしまいがちなこともあって、そうしたすれ違いが、人間関係の悪化につながってしまうこともあります。
 
それを解消しようと「社内相談室」を設けたのです。例えば以前、職員同士の険悪な関係が「社内相談室」に寄せられたので、担当者も同席して、2人の話し合いの場を設けました。結果、話し合いが終わると、お互いの介護への考え方を理解でき、握手して、絆を深めてもらうことができました。きちんとコミュニケーションが取れれば、同じことを志している人達だから、良い関係を築けるはずなのです。

働きやすい職場作りに、役員が自ら汗をかいて取り組んでいるのですね!最後に、求職者へのメッセージをお願いします。

ヘルシーサービスでは、職員が働きやすく、お互いを尊重しながら高め合っていける環境を整えています。そうした環境で、介護のプロフェッショナルとして成長するために、思い切り挑戦して欲しいですね。共感するところが1つでもある方は、是非、ご応募ください。心よりお待ちしております。

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ヘルシーサービスでは、時短勤務制度やメールで匿名で送れる「社内相談室」の開設など制度面の充実、また、デジタル化にも力を入れており、オンライン上で受けられる研修や帳票類の作成・管理を行うソフトウェアを導入するなど、皆さんが働きやすい環境を用意しています。未経験の方でも経験のある方でも大歓迎です!

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