小林 健人(こばやし けんと)
所属:リスト株式会社 人事部 人事課 課長
経歴:東北大学経済学部卒業 2015年新卒入社
趣味:Jリーグ観戦、ポーカー
「リストホームズ(以下、LH)って、ぶっちゃけどのような基準で、どのような点を重視して採用活動を行っているんだろう?」就活生であれば誰しもが一度は考える疑問だ。
本インタビューでは採用責任者である小林のキャリアパスから人事への想い、LHの採用基準に迫る。
一度却下された人事への異動
人事には入社前から一貫して興味がありました。縁あって学生時代に就活支援団体に所属しており、自身の就活経験を基に後輩の就活をお手伝いさせてもらっていたんです。
「自分が先輩にしてもらったことを後輩に返そう!」といったよくある動機でしたが、自分がきっかけとなって後輩が真剣に就活に向き合うことができ、結果的に納得して就職先を決める姿を見れることにはすごくやりがいを感じていました。

※学生団体で活動をする小林さん
入社後はリストコンストラクション(現在はLHに吸収合併されている)に4年間、リストインターナショナルリアルティ(以下、LIR)に3年間在籍して営業職を経験し、8年目を迎えるタイミングで人事部へ異動をしております。
実は5年目に一度人事への異動希望を出したのですが、当時は却下されてしまったんですよね(笑)。
当時のリストグループでは、新卒は全員不動産仲介事業を行うLIRに配属されて、まずは不動産の基礎を身に着けるというのが基本的な考え方でした。
ところが私はたまたま新卒時の配属がLIRではなかったじゃないですか。「LIRでしっかりと営業実績を上げてから採用担当を務めてほしい」ということで、5年目にLIRへ異動をしました。
そうなんですよ。係長相当の売上実績を達成することが人事部への異動条件だったのですが、そこに到達するまで当時は平均7年かかると言われていました。
「ずいぶんと厳しい目標だな...。」とは思いましたが、幸いなことに2年で達成することができましたね。
人事という仕事に対する想いが学生時代から変化したからだと思います。学生の頃は「誰かのためになれるって嬉しいな」くらいの気持ちでしたが、社会人になってから人事の重要性に気付いて。
どんな会社にも5~10年の経営計画や目指すビジョンがあると思いますが、それを実現できるかどうかは「人」にかかっているんです。人事戦略と経営戦略が密接に関わっていることを学んでからは、人事のキャリアを歩みたいとより強く感じるようになりました。

「人柄」がなによりも大切
LHは戸建デベロッパーで、多くの方と協力しながら一つの物件を作り上げていく仕事です。業務を遂行する上では、一定の論理的思考力やコミュニケーション力、協調性・チームワークといったスキルが求められます。
しかし、今挙げたものはあったら嬉しいものでありつつ、必須事項ではないと考えます。
はい。そもそも新卒採用をしているのは、10年後の会社を担う人材が欲しいからです。即戦力となるスキルが欲しければ中途採用で賄います。だからこそ、大切なのは「熱意」と「人柄」なんです。
私が好きな言葉の一つに、京セラ創業者・稲森和夫さんの「人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力」というものがあります。
いかに正しい考え方で正しく努力をすることが重要かを教えてくれる、素晴らしい言葉だと感じています。
稲森さんはこの方程式を、次のように説明しています。
能力(0~100):才能や知能、健康といった先天的な資質
熱意(0~100):努力、やる気、情熱
考え方(-100~100):思想、信念、人生観、人間性
つまり、能力や熱意がいくら高くても、考え方がマイナスであれば結果はマイナスになる。高い能力を持たない人でも、強烈な熱意と前向きな考え方(プラスの姿勢)を持てば、天才以上の成果を上げられる。正しい信念(利他心、感謝、前向きなど)を持つことが、プラスの成果を出すための絶対条件であるということなのです。
リストグループの社員は総じて「良い人」が多いです。情に厚い、面倒見が良い、責任感に溢れる、謙虚で素直、義理を通す等、「良い人」にもいろいろあるとは思いますが、とにかく良い人が多い。業務上の専門スキルは後でいくらでも身につくので、社風に対するマッチングをなによりも大切にしたいと考えています。

やはりポジティブな想いで、ピュアな気持ちで一生懸命仕事に取り組む人だと思いますよ。私の新人の頃の上司がそれは本当に厳しい人だったのですが、今でもすごく印象に残っている言葉があって。
「仕事というのはどこかで誰かが必ず見ているもの。それは身近な上司、先輩だけとは限らない。だから自分に嘘が無いよう常に一生懸命やりなさい。」と。
当時は実感がわかなかったのですが、自分が部下・後輩を持つ立場になってからその言葉の重みに気付いたんですよね。
前向きに一生懸命頑張っている人を見ると、「この子、なんとかして伸ばしてあげたい!」と応援したくなるじゃないですか?そうやって自然と周囲の方を味方につけちゃう人が結果としてどんどん成長していくんじゃないかなと思います。
特にリストグループは「一生懸命やっている人は例えどんなに成果が出なくても絶対に見捨てない」文化が強いと感じているので、「熱意がある、良い人」はいつか必ず報われる、成長すると感じています。
満足を超えた感動を提供する
学生の皆さんの選択肢を増やすことを意識しています。もちろん大前提として私は採用責任者ですので、会社としての採用目標はもっています。でもだからといって、「リストに入った方がいいよ」としか言わないのは違うと思っていて。
せっかく何かのご縁で知り合ったからこそ、リストと出会ったことが少しでも皆さんの就活にとってプラスになってほしいと考えて日々採用活動をしています。
当社には「満足を超えた感動を提供する」という経営理念があります。採用活動における「満足を超えた感動」を考えた時に、ただリストの説明をしただけでは「知れて満足」で終わりますよね。
限られた貴重な時間を使って、数ある企業の中から選んでリストのイベントや説明会、面談に参加していただいております。だからこそ、就活生の皆さんに「今日参加してよかったな」「今後の就活に向けて新たな気付きがあったな」と感じていただけるようなコンテンツ作りを大切にしています。
この考え方には、私自身の就活時の経験も大きく影響していると思います。私、大学2年時までは公務員志望だったんですよ。「安定していて、周りからの見え方も良い。親も喜んでくれる。」今思えば恥ずかしいですが、志望理由はそれだけの表面的なものでした。
でもある先輩の一言がきっかけで、試しにベンチャー企業をいくつか見に行ったらすごく刺激があって。「あぁ、知らなかったけどこんな世界もあるんだな」と。そこでいかに自分が何も考えずイメージだけで就職を決めようとしていたのか思い知らされました。

就活中、色々な会社の人事の方と面談をさせていただきました。自社のプレゼンばかりする人が多い中、リストをはじめいくつかの企業は私の就活、キャリアに真剣に向き合ってくれたなと感じています。
「そもそもどんな大人になりたいの?」
「その選択が良いと思ってる理由はなに?それは世間の意見?それともちゃんとあなたの意見?」
「あなたの夢・目標を叶えるために、本当に他の選択肢はないの?」
といったように、根本的な質問を投げかけ、自分の頭で考える機会を作ってくれました。
私自身にフォーカスが当たりすぎてて、「あれ?企業の説明しなくていいの?」と、思わずこちらが心配するくらいでしたよ(笑)。でもそれがあったから今の私がありますので、当時の人事の皆さんには本当に感謝しています。
知らないから選べない、はもったいない
そうですね。余談なんですけど、私は果物ではいちごが一番好きで、スイーツを自分で選ぶとついなんでもいちごにしちゃうんですよ。
好きなものがあったら誰しもそれを選びがちになるじゃないですか。でも、誰かの勧めで違うフルーツのものを選んだりすると、「いちごも美味しいけど、こっちも美味しいな」と感じることもある。
世の中もそうで、人は知らない選択肢を選べないし、自分が知らなかった選択肢でも実は魅力的なものだったというケースはたくさんあると思うんです。
就活も全く同じです。ついつい企業名や商品・サービスを知っている会社を志望しがちですが、学生生活までに知り得なかったとしても、魅力的な会社は世の中にたくさん存在します。
キャリア観もこれだけ多様化している時代なので、これまでの人生で見知ってきた考え方や、世間一般で「良い」とされている考え方が、実はその人自身には合わなかったということもあると思うんです。

だからこそ、皆さんのキャリアに本気で向き合いたいですし、皆さんが視野を広げて思考を深めて選択肢を増やすきっかけを作りたいですね。面談では時に耳が痛いことを言うかもしれませんが、本当に後悔しない意思決定をお手伝いできればいいなと思っています。
就活を通して「こんな大人になりたい!」「こんな姿に憧れる!」といったロールモデルを見つけてほしいなと思います。憧れの理想の社会人像が見つかれば、選ぶべきファーストキャリアも自ずと見えてくるはずです。
そのために、ぜひたくさんの社会人に会って話を聞いてみたり、いろんな本を読んでみたりしてみてください。自分に合った仕事を見つけることができれば仕事は本当に楽しいですよ!入社後に「こんなはずじゃなかったのになぁ...。」と燻ってしまうのが一番もったいないです。
内定をもらって「ゴール」とするのではなく、明るい社会人生活の「スタート」にできるような素敵な就職活動になることを願っています!
募集要項をご確認の上、ご応募ください。