朝野 建大(エンジニア)
社員数は約15名と、少数精鋭のエンジニアが集結するWITS。大手企業のシステム開発案件を受託できる、高度な技術力を持つITベンチャーだ。そんなWITSは現在、第二創業と位置付け、経験者・未経験者を問わず、エンジニア仲間を増やそうと積極的に人財採用に取り組んでいる。今回は、未経験で入社し、エンジニアとして活躍している朝野建大にインタビュー。塾講師からITの世界に転身した経緯から、仕事のやりがい、今後の目標などを、ざっくばらんに語ってもらった。
教育業界から未経験でIT業界に転身
関東を中心に100校ほど展開していた個別指導塾で、講師をしていました。大学で教職を取っていたので、就活では教育分野に進路を決めていたんです。その塾では、講師を務める他に、自分が所属する校舎全体の生徒の成績をマネジメントする仕事も任されていて、全校トップの成績を達成しました。アルバイト講師の先生と生徒との相性を考えて、ペアをマッチングしていく施策がうまくいったんです。「自分は何かをシステム化して、効率よく進めることが得意なんだな」と思える成功体験でした。
それもあって、IT業界に転職することを考えました。もともと大学の専攻は情報システム工学だったので、ネットワークやプログラミングの基礎は学んでいたし、ITに興味があったのも確か。「手に職を付けたい」という思いもありました。
未経験者でも積極的に採用してくれる方針だったこと。それに、小宮社長に面接していただいた時に、とてもフランクで、私の話を良く聞いてくださったのが印象的で。「この人がトップの会社なんだから、風通しが良く、発言しやすい環境なんだろう」と思ったこともありますね。
会議の後に不明点をフォローしてくれる先輩がいる
「勉強すれば何とかなる」と思っていましたが、そんなに甘くはありませんでしたね。最初は、プロジェクトの目的や、どういう流れで作業が進んでいくのかなどを、表面的に確認するのが精一杯で、技術的なことは全く分からなかったから苦労しました。でも、様々なプロジェクトに、横断的に参画させていただき、業務や技術に対する理解が、だんだん深まっていきました。
現在は、先輩のサポートをいただきながらですが、できることが少しずつ増えてきましたね。あるシステム改修プロジェクトに入って、バグがないかテストして、バグが見つかれば修正する業務に就いています。最近になって、やっと動くようにコードを書き換えることができるようになってきました。
たくさんあります! 例えば、プロジェクトメンバーによる定例の会議が終わった後、先輩が個別にご連絡くださって。会議で話したことの意図や、何をしようとしているかを教えていただいたこと。正直、会議中は完全に置いてきぼり状態だったので、とてもありがたかった。おかげで、この後の仕事が円滑に進められました。
また、WITSの人財育成方針として、技術的なやり方を教える時は、「正しいやり方」を先に教えた上で、「なぜそのやり方が正しいのか」を考えてもらう、というのがあります。正解を考えるのに時間を使うよりも、正解がなぜ正解なのかを考える方が、原理を理解することができ、応用力が身に着くからです。
対面による定例会議の設定を提案
社内的な活動で、私の提案が採用され、組織活性化につながったこと。もともとWITSはお客様の現場にチームで出向き、1つのプロジェクトをみんなで推進していくスタイルでした。ところが、コロナの影響で、リモートワークが中心になった。チャットやメールで連絡を取り合ってはいるものの、円滑にプロジェクトが進まないケースがあり、みんなが不具合を感じ始めていたんです。
そこで、少人数ずつ、定期的に対面で集まり、情報交換をする機会を設けることを提案したんです。塾講師時代から、こういうシステム作りが得意だったので(笑)。みなさん、快諾してくださり、制度としてスタートしました。効果が出るのはまだ先のことですが、「対面でコミュニケーションをとる機会がある」だけでも、みなさん嬉しそうで。会社としての一体感を強化するのに貢献できたという実感があります。
エンジニアとしてスペシャリストになることを目指しています。その上で、今、WITSは人財採用に注力していく方針だから、もうすぐ後輩のマネジメントをするようになると思うので、人財育成にも力を入れたい。仕組み作りが得意なので、WITSとしての教育システムを確立したいと思っています。未経験からエンジニアへと育ててもらっているWITS、その会社作り・組織作りに貢献できるようになったら嬉しいですね。
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