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【鴻池保育園 総園長 兼 かるがも保育園 園長】園児も保護者さんも先生たちも、「ここに来れば心が落ち着く」園にしたい

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PROFILE

近藤 薫 こうのいけほいくえん 総園長 兼 こうのいけ かるがもほいくえん 園長

2017年、大阪・東大阪市の鴻池地域に開園した「こうのいけ かるがもほいくえん」「こうのいけ うさぎほいくえん」「こうのいけ ぱんだほいくえん」「こうのいけ こあらほいくえん」。この4つの保育園を統括する総園長を務めているのが近藤薫だ。14年間、自らの手で「こうのいけ かるがもほいくえん」の前身となる認可外保育園を運営してきた近藤が、経営をBondに一任し、企業主導型保育園の責任者として新たに歩み始めた。その経緯や新装開店した園にかける想いについて、近藤に詳しく語ってもらった。

企業主導型なら働くお母さんを引き続き応援できる

私は2003年、自分の手で認可外の保育園を立ち上げました。私自身、シングルマザー。同じようにシングルマザーとしてがんばっているお母さんたちを応援したかった。私が子育てをしていた当時、ひとり親を取りまく環境はとても厳しかった。働かなくてはやっていけないのに、育児のために時短勤務を希望すると、なかなか雇ってもらえない。なんとか保育園に入れることができても、あずかってもらえる時間は限られている。私の場合は両親とも早くに他界していて、このあたりは地元でもなかったので、どこにも頼れるところがなかったんです。そういうお母さんたちの子どもをあずかる場所が絶対に必要だと思い、保育園を立ち上げました。

そうして14年間、認可外保育園をやってきたのですが、国が2016年度に企業主導型保育事業を始めた。新しい保育園を企業主導型で立ち上げれば認可園並みの補助金が出ると知り、この先の経営と私のやりたい保育のことを考えた結果、「企業主導型に切り替えるのが最善だ」と判断しました。「決められたスタイルの保育」よりも、現場の保育士さんたちがやりたい保育を実現できる園でありたかったですし、なにより「認可園ではこたえきれないニーズをもったお母さんたちを受け入れる園でありたい」というのが私のいちばんのこだわりでした。企業主導型であれば、サービス業などで土日祝や夜の時間帯に働かなければならないお母さんたちに引き続き、寄りそうことができる。

こんな判断ができたのは、企業主導型の園をつくろうとしていた株式会社Bond社長の宮川と出会ったから。私はお金の計算や数字の管理があまり得意ではないんです。また、保育の現場の業務に集中したかった。「経営はそれを得意とする方にやっていただいて、私は現場で子どもが楽しめる園・保護者さんが安心できる園をしっかりつくっていく」という役割分担ができれば、よりよい園になる確信があったんです。宮川は私より年下なんですが、しっかりした会社経営をしてきたことがわかりましたし、保育事業に対する情熱も、はじめて会ったときから感じていました。企業の支援を受けて、企業主導型に切り替えるには、最高の相手だと。そして、「現場にいて近藤さんがやりたい保育園をやってください」と宮川にいってもらえたことが、最終的な決め手になりましたね。

ふだんの保育はきめ細やかに、行事はにぎやかに。

企業主導型の保育園の強みは、少人数の園児に多くの保育士さんを配置でき、一人ひとりをていねいにみることができること。12名ないし19名の園児に対して7〜8名の保育士さんがついています。「最低限、必要な人数プラス1〜2人くらい」の余力ある体制。くわえて、Bondは鴻池に園児の年齢層ごとに4つの保育園を運営しているので、「0歳児も4歳児も同時に保育しなければならない」ということがない。子どもの年齢層にあった、専門的な保育サービスを提供できるのが特徴です。

そして、運動会や毎月の誕生日会など、行事は4園合同でやっているので、園児約70名の規模で、にぎやかに行うことができます。0〜6歳児までが集まるので、子どもたちは異年齢とのかかわりを、ここでもつことができます。

もうひとつ、大きな特徴は新しい保育サービスの導入に積極的であること。宮川に新しい保育サービスや備品を導入することを相談すると、いつも「ベクトルは子どもに向いていますか?」と聞かれます。「ベクトルが子どもに向いているならば、お金は出す」という方針なので、たいていはこころよくOKをくれますね。宮川自身も父親としての顔をもっているからかもしれません。

具体的な例をあげるならば、英語教室。保護者さんから「やってほしい」という要望が高いので、当初、「週1回30分」で開講していました。でも、「本当に30分程度で習得できるのか」ということがずっと気になっていました。日常的に英語を聞き、話していないと身につかないはず。それで、宮川に相談したうえで、英語を話せる方に週1回、朝からお昼まで、日常の保育の場に入ってもらう体制にしました。その方だけはあえて日本語を話さない。園児たちは、その“先生”だけには英語でコミュニケーションをとらなければならない。このほうが、英語がより身につくはずだと考えました。来年度以降、「1日中いてもらう日をもうけようか」「週1日といわず、つねに一緒に働いてもらおうか」などと、どのようにこの英語教室の仕組みを進化させていくか、検討しているところです。

保育士さんたちの話を傾聴し、直筆の手紙を渡す

ストレスや心の病を抱えがちな時代。私はこれまで多くの子ども、保護者さん、保育士さんに接してきましたが、いろんなことでつまずいて落ち込んで、自己否定におちいっている人が非常に増えているように感じます。そういう人の心のケアができる保育者でありたい。卒園した子どもやその保護者さんでも、ちょっと心が弱ったときに「この先生になら安心して話せる」「ここに頼ったら心が落ち着く」と足を運んでもらえるような園にしていきたいですね。

それは保育士さんたちに対しても同じです。保育士さんたちが悩みを抱えてしまったとき、「相談できる人」「頼りになる人」でありたい。ずっとそうなりたかったのですが、自分で保育園を経営していたときは、できていませんでした。完全に私のトップダウンでなにごとも決めていたんです。でも、それだとみんなを受動的な態度にしてしまい、先生たちが成長しにくいという課題がありました。保育の現場での業務と園の経営と、両方を切り盛りするのでいっぱいいっぱいになってしまい、保育士さんたちの成長のことまで思いやる余裕がなかったんです。経営を宮川にまかせたいまは、ずっと余裕が出てきて、「傾聴」の姿勢をもてるようになりました。人の話をしっかり聞けるトップでありたいと思っています。つい最近、若い先生の話を4時間、ぶっ続けで聞いたこともありますね(笑)。

もうひとつ、心がけていることが、直筆の手紙を出すこと。私は手紙がとても好きなので、たとえば悩んでいる様子の保育士さんや保護者さんがいれば、「なにか気がかりなことがあればご相談ください」といった手紙を渡しています。下手でも一生懸命書く文字は伝わり方が違うと思うので、直筆を徹底しています。保護者さんへ定期的に園でのことを発信する「園だより」も絶対に手書きで、と決めています。「園だより」は保育士の先生たちにも執筆をお願いするものなので、「申し訳ない! これだけはあなたの直筆で! それ以外のお手紙はパソコンでOKだから!」とお願いしています。それから、先生たちの誕生日祝いも、必ずみんなでやるようにしています。家族が祝ってくれる環境の先生ばかりではないですし、誕生日は誰かしらにはお祝いしてほしいものですから。ケーキや手紙を用意して、にぎやかにお祝いします。

「昔の保育はこうだった」はナンセンス

保育について、つねに保護者さんの価値観や、若い先生の考えをできるだけ聞くようにしていますね。「昔はこうだった」なんていうのはナンセンス。20年も25年も前に習った保育論をふりかざすのではなく、いまの時代にあった保育が必要だと考えています。たとえ話ですが、「お医者さんが昔の手術道具をもって、手術をしようとしたら患者さんはイヤがるよね? それより、最新の道具をもって手術にのぞみましょうよ」ということです。「いまの先生たちはどう感じているんだろう?」「いまの保育の最前線はどうなっているんだろう?」ということをきちんと見つめ、認められる保育者でいたいと思っています。

Bondの保育園では、若い先生たちの意見が現場で反映されることも、めずらしくありません。たとえば今年の運動会では、初めて保護者さんの優先席をつくりました。いままでは園児数が少なったので、どの席であっても保護者さんは見やすかった。でも、人数が増えてきたので、場所によっては見にくくなっている。そこで、「我が子が出場する種目のときは最前席へ座れるようにしたい」と若い先生が提案してくれたんです。バタバタと演目ごとに大人が動かなくてはならなくなり、現場が混乱しないかと私は少し心配でしたが、提案を採用。やってみたら、保護者のアンケートで「優先座席があってよかった」という意見が多数ありました。若い先生の意見でやってみたらよかったね、ということは実際に少なくないのです。

私がこれまで14年間やってきたことが、さま変わりしていくのは、いろいろな先生たちの意見が通っている証拠。すごくいいことだと思っています。

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