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【プロダクト開発課 対談】
エンジニアチームの力を結集し、自社独自の新サービスを生み出す

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PROFILE

[参加者] 
■小池(プロダクト開発課 係長)(写真右)
■狩野(プロダクト開発課 主任)(写真左)
※2024年6月取材時点の内容です。

ダイレクトメールによるマーケティング支援を主力事業の1つにしているディーエムソリューションズ。扱う商品はアナログでも、ユーザーがそのサービスを注文する方法はデジタルだ。Webサービスの『セルマーケ』を利用すれば、ダイレクトメールの印刷から発送まで、全ての依頼をネットで完結できる。同社のプロダクト開発課は、この『セルマーケ』を始め、様々なITプロダクトを生み出している。今回は、同課の小池と狩野による対談を企画。ディーエムソリューションズのエンジニアチームが、自社オリジナルの新サービスを次々に生み出せる理由について、2人に語り合ってもらった。

若手中心にフルスクラッチで開発を進めています

──始めに、自己紹介を兼ねて、お二人の現在の業務内容を教えてください。

小池 ディーエムソリューションズ独自のプロダクトについて、開発の実務を担っています。具体的には、自社プロダクトのアイデアを各事業部のメンバーと一緒に出し合い、有望なものをピックアップ。経営陣が開発のゴーサインを出したものについて、開発項目を洗い出したうえで要件を定め、デザインを検討し、実装まで行うのが私達の役目。9名のチームで、開発を進めています。

私自身がいま、開発や改修・更新を担当している自社プロダクトは2つ。納期に遅れが出ないように注意しながら並行作業を進めていますね。既にリリースされたプロダクトのうち、代表的なものに『セルマーケ』があります。ダイレクトメールの発送をしたいお客様が、Web画面上から、その印刷物のデータと送り先のリストを入力していただくだけで、ダイレクトメールの印刷から発送まで、当社へ依頼していただけるサービスです。お陰さまで、多くのユーザーさんにご利用いただいています。

狩野 私は、5名のエンジニアチームをまとめる、リードエンジニア的な役割を担っています。私自身も手を動かして新規開発の実務や、リリース済みのプロダクトの運用保守などに携わると同時に、メンバーに対して技術面でサポートしています。20代~30代の若手中心のチームですから。

いま、私が担当しているのは、現在運用している2件と、フルスクラッチで開発中の1件のプロダクトです。現在開発中のプロダクトはリリース前なので詳しくお話しできないのですが、「より安全に個人情報を扱えるようになる」もの。ディーエムソリューションズのお客様にはECを手掛けるなど、個人情報を扱う会社さんが多い。ですから、「情報漏洩を起こさないようにセキュリティを強化したい」というニーズが大きいのです。それにこたえられるサービスになるように、いま開発に取り組んでいるところです。

エンジニアとして飛躍できるのが魅力で入社

──新プロダクトのリリースが楽しみですね! では続いて、それぞれディーエムソリューションズに入社するまでのキャリア・ヒストリーを聞かせてください。

小池 私は中途入社です。前職は新卒で入社したシステム会社で、エンジニアとしてプログラミングに携わっていました。JavaやCなどを使い、企業の基幹システムや、医療現場で使う業務システムを開発。ある程度のスキルは身につきましたが、下請けの仕事が多く、プロジェクトの一部分にしか携われなくて。「このままでは成長できない」と思い、転職活動を始めました。

ディーエムソリューションズは、転職サイトで見つけました。「社内システムの開発」という募集だったので、プロジェクトの最上流から、全体に関われることが魅力でした。決め手は、SEO対策コンサルティングの実績がある会社ですから、「Webマーケティングの知識を身につけられる」と考えたこと。エンジニアがよりユーザーに役立つシステムを開発するために、必須の知識が得られるのは、とても魅力的でしたね。

狩野 私も中途入社です。新卒で入社したのはエンジニア派遣の会社で、鉄道会社の業務アプリの開発や、AIを使って大量のテキストデータから有益な情報を取り出す「テキストマイニング」システムの開発など、様々なプロジェクトを経験。その後、インフラ系のシステム会社や組み込み系のシステム会社を経て、ディーエムソリューションズへ転職しました。

転職を考えたのは、未知の領域の経験を積んで、スキルアップしたかったから。中でも、ディーエムソリューションズに興味を持ったのは、Webアプリの開発に携われることです。今までにWebアプリに携わったことがなく、「ここならエンジニアとしての知見を深められる」と思いました。また、開発に携わりながら、Webマーケティングの分野の知識が吸収できるところも魅力的でしたね。

AIの実装をエンジニア自ら提案し実現した

──お二人とも、エンジニアとしてのスキルやキャリアを飛躍させようとして、ジョインしたことは共通していますね。では、プロダクト開発課での仕事の中で、一番、やりがいを感じた経験をシェアしてください。

小池 自分が手掛けたプロダクトがリリースされ、自分が「こうすればユーザーに喜ばれるだろう」と起案したものが、その通りの評価をいただけた時ですね。例えば、社内で使われているもので、お客様にSEO対策コンサルティングを提供しているチームのメンバーが、監視しているキーワードの検索順位を閲覧できるシステムがありました。

以前は、メンバー個々に、見たいキーワードを管理画面で都度閲覧していた。それを、あらかじめキーワードを登録しておけば、自動的に最新の検索順位の調査結果がメールで送られてくるように変更したのです。この機能をリリースした後、メンバーから「非常に役立っています!」と声を掛けてもらった時は、とても嬉しかったですね。

狩野 開発のプロセスで、自分が提案した意見が採用され、実装に至った時ですね。ディーエムソリューションズは、個々のエンジニアの意見を反映してもらえる職場だと感じています。私自身が経験した例では、コンテンツマーケティングの支援ツールを開発する際に、ChatGPTの実装を提案し、採用してもらえました。具体的には、お客様がSEO対策で使いたいキーワードを入力すると、そのキーワードの検索結果として高順位になるようなコンテンツのテキストをAIが自動作成するというもの。

まだChatGPTがリリースされたばかりの頃でしたので、導入事例が少なく、実装には苦戦しました。でも、過去にAIを使ったテキストマイニングの開発経験があったこともあり、何とか完成させることができました。最先端のITに自ら進んで取り組めたので、エンジニアとして大きな成長を実感できました。

──最後に、今後のキャリア目標を聞かせてください。

小池 プロダクトマネージャーとしてもっと成長できるようになること。現在は、要件定義や設計、開発からリリースまでの“エンジニア”業務が中心となっているため、もっとビジネスやマーケティングの知識を学んで、プロダクトの戦略立案ができるようになりたい。その後は、プロダクト開発課を、ディーエムソリューションズの利益に大きく貢献する組織に成長させていきたいと思っています。

狩野 プロジェクトのマネジメントができるリーダーになることが目標です。そのためには、もっと多くの知識や経験を得て、これから入社するメンバーから信頼される技術力を磨いていきたい。スキルアップのために、「データベーススペシャリスト試験」に合格することを目指しています。

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