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【カムバック社員インタビュー】
“出戻り”を歓迎してくれた会社に、他社での経験を活かして貢献したい

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PROFILE

■K・H(西日本ダイレクトメール事業部 大阪営業所 主任)
※2024年6月取材時点の内容です。

終身雇用が当たり前だった時代、転職や独立のために会社を去っていく人材が、もう一度、元の会社の正社員として働くことは考えられなかった。しかし今は違う。むしろ、他社で得た知見を活かして活躍してくれる人材として、“出戻り”を歓迎する会社も。企業のマーケティング支援を手掛けるディーエムソリューションズも、退職者のカムバックを歓迎する「アルムナイ制度」を導入している。今回は、いったん他社へ転職したものの、この制度によってカムバックを果たしたK・Hを取材。“出戻り”の経緯について、ざっくばらんに語ってもらった。

覇気を感じる先輩メンバーに憧れて入社した

──始めに、自己紹介を兼ねて、K・Hさんの現在の業務内容を教えてください。

近畿エリアの企業向けに、ダイレクトメール発送代行サービスとEC物流サービスの営業に携わっています。ただ、「サービスを売り込む」というよりは、お客様の課題をヒアリングして、その解決策をご提案するスタイルに徹しています。例えば、ネイル用品のECを展開するお客様。カスタマーサポートと物流をそれぞれ別の会社に発注していて、「コストがかさみ、連携が図りにくい」と。

そこで私は、ディーエムソリューションズが2つの業務を一元管理することをご提案しました。カスタマーサポートと物流をそれぞれの部署で直接当社が引き受ける形です。これによって連携不足の問題は解消し、コスト削減もできる。お客様に提案を採用していただき、とても喜ばれました。

──営業の最前線で大活躍しているのですね。では次に、ディーエムソリューションズで活躍できるようになるまでの、キャリア・ヒストリーを聞かせてください。

私は2017年に新卒で入社しました。大学時代は経営学を専攻。当時の私は、クリエイティブ職や営業職に華やかなイメージを持っていて、憧れていました。ですから、就活では広告会社や営業会社を中心にアプローチ。ディーエムソリューションズに決めたのは、その中でも営業先の業種・エリアは自由で利益になる事であれば何でもさせてくれるという社風が、自分がイメージしていた働き方ができそうだと感じたから。

それに、会社説明会や面接に行った時、ディーエムソリューションズで働いている人の姿に感銘を受けたことも大きかった。言葉に覇気があり、とにかくキラキラ輝いていて楽しそうだった。実際、入社して仕事を始めてからも、その時の印象は変わりません。メンバー全員、とても意欲的に仕事に取り組んでいるので、自然と「こんな人たちと働きたい」と。

「再入社可能」を保証するパスポートがある

──営業として順調にキャリアを積んだK・Hさん。しかし、その後、ディーエムソリューションズを退職することになったと聞いています。

はい。当時、「自分の力を他社でも試してみたい」という考えが芽生えて。全く違う環境でも通用するのか知りたかったですし、もっと視野を広げたいという想いもありました。そのような時、営業先だった化粧品のOEMを手掛けるメーカーから、営業職としてスカウトを受けたのです。スカウトの声を掛けてくださった担当者の方は、営業先という以上に、人間的に尊敬していた方。「この人と一緒に働きたい」と思い、転職を決めました。

──「いつかディーエムソリューションズに戻るかもしれない」という考えはありましたか。

いいえ、全く。新天地での挑戦にワクワクしていましたから。ただ、“有効期限3年”の「いつでも再入社可能」を保証するパスポートを発行していただき、退社時に受け取ったことは覚えています。これは、退職者の中で、直属の上長などから「復帰してくれれば嬉しい人材」と推薦された人にのみ発行されるもの。有難いことに、私も推薦いただけたのです。

パスポートは国の旅券をモデルにした様式で、これを使って再入社する場合、退社時点の待遇で復帰できることを保証するというもの。正直、受け取った当時は「全く意味がない」と思って、その後、どこにしまったのかわからなくて。“パスポート紛失”ですね(笑)。もっとも、後にディーエムソリューションズにカムバックした時は、パスポートなしでも退社時の待遇にしていただくことができました。

──人材難が深刻化する中で、退職者の“出戻り”を許容する企業が増えていますが、パスポートを発行して、カムバックを歓迎する姿勢を前面に打ち出している会社は珍しいですね。では、実際にカムバックを果たすまでの経緯を教えてください。

転職先での営業は、化粧品のOEM契約を獲得するもの。営業先は、例えば「新規事業を行いたい」という企業様や個人様や、「オリジナルブランドをつくりたい」というインフルエンサーの方など、多種多様。商品のターゲット設定・処方設計・容器・デザイン・商品名や市場に出るまでのサポート・売上アップにつながる施策等、幅広く経験させていただきました。ディーエムソリューションズに所属していた時と業種も違うので当たり前ですが、全く違う業務内容でした。

お客様への営業や他社からの営業、日々の仕事をしていると全く別の営業手法等様々な事が経験でき、「ディーエムソリューションズでまだまだ出来ることがあった」「戻れるのであれば1からでもいいのでやり直してみたい」と思うようになりました。それで、これからのキャリアについて思い悩むようになり、最初は妻に相談。「あなたが働きたい場所を選ぶのが一番」と言ってくれて。どこで働きたいかを考えた時、ディーエムソリューションズが真っ先に頭に浮かびました。「提案営業ができ、自己成長できる場」「誰にでもチャンスがあり、既存サービスでなくても、会社にメリットがある事で実績を作ればすぐトップにもなれる」。いったん外へ飛び出したからこそ、改めて理想的な職場であることに思い至ったのです。

その後、退社時点の上司だった方に連絡を入れ、「復職したい」という希望を伝えました。上司の方は、「冷静に、じっくり考えたほうがいいのでは」と。本当にディーエムソリューションズに復帰することがいいのか、よく考えるべきだ。そうアドバイスしてくださったのです。そこで、もう一度、考える時間を設けたのですが、復帰への想いは変わりませんでした。そう上司の方に伝えると、「転職先で身につけたスキルも活かして、活躍してください」と受け入れてくださったのです。

退職時と同等の基本給を保証

──復帰後、退社前と同じ様に活躍できましたか。

はい。家族を養わなければならないので、退社時点の待遇が保証されたのは有難かったですね。後は、営業として成果を出し、賞与とインセンティブを稼ぐだけですから。また、“出戻り”である私を迎え入れた、職場の雰囲気も温かかったですね。会社を離れていた間にあった、組織や制度の変更について詳しく教えてもらえたし、以前と変わらない態度で接してくれました。とても感謝しています。

もっとも、退社時点では後輩だったメンバーが、今度は入社歴では先輩になることに戸惑ったようで。「前と同じく、敬語を使っていいですか?」と(笑)。そういう混乱は引き起こしてしまいましたね。

──最後に、今後のキャリア目標を聞かせてください。

ディーエムソリューションズの企業成長に大きな貢献をする人材になることです。カムバックを歓迎してくれたことに報いるためにも、転職先で得たスキルや、新たな視点も活かして頑張りたい。「勝ち馬に乗る」という言葉がありますが、私の名前には「馬(うま)」という文字があります。自分自身が、常に“勝ち馬”になり、全員が便乗する。全員についてきてもらえる人材になりたいと思っております。「当たり前」を捨て常に新しい風を吹き込みます!

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