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【経営陣対談/パーパスの解説】
モノや情報を動かすだけではなく、世の中に必要とされるモノと情報を届け“豊かな未来に貢献する”仕事です

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PROFILE

■花矢 卓司(代表取締役社長)
■福村 寛敏(取締役副社長)
※2023年5月取材時点の内容です。

コロナ禍を経て、ネット通販がますます盛んになっている。その中で、物流サービスとマーケティングサービスを提供し、ネット通販を行う企業の頼もしい味方になっているのがディーエムソリューションズだ。同社は設立20周年の節目を迎えるに当たり、会社の存在意義をあらわす「パーパス」や、経営理念やメンバーの行動指針である「ミッション」「ビジョン」「バリュー」を刷新。「ディーエムソリューションズで活躍できる人財の志向・行動原理」を明文化した。そこで今回は、社長の花矢卓司と副社長の福村寛敏による対談を企画。刷新された理念や指針について、解説してもらった。

パーパスムービー

ビジネスが変わっても揺るがない本質を言葉に

──最初に、ディーエムソリューションズが今回、新たに「パーパス」を作成し、「ミッション」「ビジョン」「バリュー」を改訂した背景を聞かせてください。

花矢 時代のトレンドの変化に合わせて、私達のビジネスも大きく変わってきている中で、変わらない会社の存在意義や経営理念を明確にする必要がありました。
福村 私達がディーエムソリューションズを創業したのは2004年。元々、印刷物のダイレクトメールの発送代行事業からスタートしましたが、約10年前から、通販を手掛けるお客様を、物流面からバックアップする「フルフィルメント事業」を開始。それが大きく伸びて、今ではディーエムソリューションズを支える大きな柱になっています。
そしてお客様のマーケティングを支援するビジネスについても、印刷物よりも、電子メールやSNSを活用するサービスが拡大。私達のビジネスは、20年前から大きく進化を遂げているのです。

花矢 そうなると、「そもそも私達は何のために働いているのだろう?」と疑問が生まれても不思議ではない。そこで、印刷物の発送代行をしていても、SNSを活用したマーケティング支援をしていても変わらない、「ディーエムソリューションズの仕事の本質」を定義する必要がありました。
その定義こそ、「ロジスティクスとマーケティングの力で 世の中に必要とされるモノと情報を届け 豊かな未来に貢献する」という「パーパス」なのです。

最前線で活躍するメンバーの意見も反映した

──どのようなプロセスを経て、現在の文言に行き着いたのでしょう。

花矢 “現場の声”を取り入れながら、文言を決めていきました。策定プロジェクトのメンバーに、営業を始め最前線で活躍するメンバー6名に入ってもらい、私達経営陣と何度も何度も議論を重ね、一緒に言葉を選び、練り上げていったのです。というのも、10年以上前に策定した「ミッション」「ビジョン」「バリュー」について、現場から「時代の変化に合わせてブラッシュアップしたい」という声が出ていましたから。
具体的には、人財採用やメンバーマネジメントの場面で、「ミッション」「ビジョン」「バリュー」に基づいて話をしようとしても、“実態と合っていないので使えない”と。時代のトレンドに合わせて、会社が手掛けるビジネスが進化していく中、現場と理念との間にズレが生じてしまっていた。例えば、今回改訂された「ミッション」の解説文の「テクノロジーを活用した効果的なソリューションを提供する」という文言は、CTOと人財採用に携わる人事担当者の意見によるもの。最先端のITを活用したサービスを数多く展開しているディーエムソリューションズの実態に文言を合わせたと言えます。

──経営理念や行動指針の文言は、経営者のトップダウンで決める会社も多いと思います。

花矢 私達の考えももちろん反映されていますよ。例えば、6項目ある「バリュー」の1つ「自尊心と敬意」は、福村が発案した言葉です。

福村 そうですね。「他者へ敬意を払う」という行動指針は、文言のバリエーションは様々ですが、多くの会社が取り入れている。でも、それだけが強調されてしまうと、他者に対して卑屈になってしまったり、迎合してしまったりして、自分を見失い、結局はうまくいかないケースも。私達の場合、「“人”に敬意を払う」という時の“人”に、自分自身も入っている。自己を尊重できる(自分自身を大切にできる)からこそ、他者も尊重できる。「そうした人が集まっているのがディーエムソリューションズの特徴だ」と思って、こうした文言を入れました。
花矢 メンバーや経営陣の意見の他に、ディーエムソリューションズのお客様の意見も反映されています。というのも、長く取引のあるお客様にアンケート調査を実施。私達の存在をどのように認識し、どのようなことを期待されているのか、お聞きしたのです。それによって、例えば、「モノと情報を届けるサポートをすること」に対する期待値が高いことが分かりました。そこで、「パーパス」の中に「世の中に必要とされるモノと情報を届け」という文言を入れたわけです。

「今から100年続く企業だから安心してください」と営業

──なるほど。では、どのような行動をしている人が、ディーエムソリューションズの「パーパス」「ミッション」「ビジョン」「バリュー」を体現している人なのか、解説をお願いします。

花矢 自分の仕事と「パーパス」を照らし合わせ、“何のために働いているのか”を考えている人ですね。例えば、物流センターで働いている方であれば、自分が今扱っている商品がエンドユーザーの元に届いた時のことをイメージ。商品を受け取って、喜んでいるユーザーの姿を思い浮かべられたら、自分の仕事が「豊かな未来に貢献する」ものだと理解できる。そうすれば、大きなやりがいを持てるでしょう。
反対に「パーパス」を考えずに仕事をしていると、“単にモノを動かしているだけ”という認識になってしまいます。それでは、やりがいを持つのは難しいのではないでしょうか。もし自分の仕事に迷いを感じたり、ネガティブに捉えてしまったりした時には、「パーパス」を思い出して欲しいですね。
福村 例えば、営業が新規のお客様と商談している時。先方にとっても、ディーエムソリューションズは新参者。信頼できる取引相手かどうか迷っていらっしゃるとします。その時、「当社では、『今から100年続く 自己成長できる会社になる』というビジョンを掲げています。これから100年、御社をしっかりサポートいたしますので、ご安心ください」と。説得力があるのではないでしょうか。「パーパス」「ミッション」「ビジョン」「バリュー」を意識する場面は、日常的にあると思います。

──良く分かりました。最後に、これからディーエムソリューションズの仲間になる人財へ向けて、「パーパス」「ミッション」「ビジョン」「バリュー」の観点から、メッセージをお願いします。

福村 「パーパス」「ミッション」「ビジョン」「バリュー」を是非ご覧ください。1つでも共感するところがあれば、一緒に働きませんか。これから当社で働く人たちにも「ディーエムソリューションズにジョインして、『バリュー』のこの項目を実現したい」といったように、自己目標を掲げながら前向きに働いていってもらいたいですね。ご応募をお待ちしています。
花矢 ディーエムソリューションズにジョインした人は、最前線のメンバーも経営陣も、ベテランも若手も、全員が「パーパス」「ミッション」「ビジョン」「バリュー」に共感し、その実現を目指す同志です。「パーパス」「ミッション」「ビジョン」「バリュー」は、言わば私達の共通言語。新たにジョインしてくれた方でも、この共通言語に基づいたものであれば、どんどん意見や提案してくださってかまいません。私達はそれを吸い上げ、経営に活かしていきたいと考えています。そうした意欲を持つ方に、是非応募していただきたいですね。

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