〜SDTがプロジェクトマネージャーに求めることを代表に聞いてみた〜
/// PMってどんな仕事なん? ////(2024年2月7日掲載)
ー そもそもプロジェクトマネージャー(以降PM)ってどんな人?
その前にもう少し前段階から話をした方がいいかな。
お客様(以降クライアント)が「あるシステムを開発したいです」というので依頼が来ます。
ここで一番最初は営業が話を聞いたあと、「うちの会社ならこんなことができますよ!」って言ってその開発の提案書を作って提案するのが案件が入ってくるのが流れね。
ちなみに提案書は、社内でPMやエンジニア(以降SE)と呼ばれる人たちと相談をして提案書を作る。この提案書を見てクライアントが合意をするといよいよ契約がスタートし、チームが構成されてプロジェクトがスタートする。
チーム構成は営業・PM、そしてその下にSEが数名ついてプロジェクトを進めていく。
そのプロジェクトをあらゆる面でサポートし、マネジメントする人をPMと言います。
ー じゃあ、チームの中でのPMって具体的に何をするの?
システムを開発するためにどういう仕様であるべきか?を考えてまとめ、その内容を基にSEが開発をしてコーディングを行なっていく。PMは、できたものをチェックしたり、プロジェクトのスケジュールをコントロールしながら、開発の段階で出てくる質問対応や問題が発生したらそれを営業もしくは直接クライアントとやり取りしてプロジェクトを完了させるのが具体的な仕事かな。
ー 今までの内容が一般的なPMの仕事ですか?
それは企業サイズによって変わってくるよ。仕様を決めるのがプロジェクトマネージャーの企業もあるし、営業またはクライアントの時もあるねん。
そこの範囲は結構ぼやけているので一般的とは言えないかな。あくまでも企業によるかな。
ただ、変わらない事はそのプロジェクトを進める為に、SEに開発を行なってもらいながら作業していき、それを取りまとめる仕事がプロジェクトマネージャーの仕事ってことかな。
ー ちなみにSDTの組織構成はどうなってますか?
営業は僕、本田ですね、、、当面本田がやります(笑)
そしてPMだけど、今は不在。更に今はその下にSEが社内だと3人。社外だとオフショア開発の企業(今はベトナムの会社)2社。あとは国内に依頼先の会社が何社かあって、適宜どこの会社と組んでやるかっていうのは決めてチームを組んでいる感じかな。プロジェクトによって、SEの人数等は変わる感じ。
ー なるほど。ではSDTのPMはどんなことをするんですか?
基本的にはクライアントと話をしながら、大まかにやりたいことをヒアリングし、内容を詰めるところまでは営業の僕がやります。
ここからPMにバトンタッチをするので、その内容からPMに要求仕様や要件定義に落とし込んでいってもらう。クライアントがなんとなく表現・発言した内容や機能を少しずつ言語化していって、まずはクライアントがわかる言葉に直して資料を起こす。(これが要求定義書とうちは言っています)それを今度は、SEがわかる表現に変えていく作業を行う。(これが要件定義と言われるもの)
その要件定義書を見てSEが開発をしていく。ここからもPMは必要で、開発がスタートしたら今度は進捗の確認や悩んでいる時に話を聞いたり、相談に乗ったりしてもらいながらプロジェクトを完了まで進めてもらう。
これがSDTのPMの仕事かな。
ー 悩みとか相談って例えばSEの経験がなくてもできますか?
あ、そこはね。うちの会社だけで言えば、SEの技術的な相談はしなくていいよ。
技術的なところはうちのオフィスにいるメンバーの方が、スキルや技術だけの話でいくと高いのでしなくてOK。 基本的には、プロジェクトのスケジュール管理をしながら完了まで進めてもらえれば問題ないよ。
ー ならSEの経験がなくても大丈夫ですね。未経験でもできますか?
未経験でもできるよ。必要なスキルとしては、「クライアント以上にクライアントのことを考えられるか?」が大事なスキルかな。具体的に言うと、クライアントが望むことを言語化できれば問題ない。そのためには、クライアントのビジネスにどれだけ興味を持てるか?がかなり必要となる。
もっとわかりやすく言うと、探究心だとか好奇心みたいなスキルってことかな。これができないと、経験があってもうちの会社のPMには向いてないって思う。
ー クライアントはどの業種が多いとかありますか?
多種多様なクライアントなので、特定はないかな。医療関係だったり工場関係だったり、大学だったりとかで固定の業種ではない。業種それぞれの作法とかマナーみたいなのがあって、そこを最初は知ることから始まっていく感じ。
だからこそ、PMの経験があってもそういうのに興味を持てないと、うちのPMとしては役不足かな。
ー PM未経験でも、探求深や好奇心があればできそうですね!
基本的にはそうかな。PMの経験がない人でも探究心や好奇心があればどんどんチャレンジしてほしいって思ってる。ということは、反対にPMの経験バリバリあります!っていう人でも、うちのPMのスタイルと違ってればそれも未経験と一緒だと思ってる。
僕の中では、過去のPMの経験が邪魔をする場合があるとも思ってる。例えば、「前職ではこれは全部SEがやってたので(わからない)」みたいな前職の話ばかりを言われて、うちのスタイルに馴染めなければ、SDTが求めているPMと違う可能性があるので難しいかもね・・・
ー PMになる上でのポイントはあったりしますか?
さっきも探求心とは言ったけど、やっぱりクライアントにPM自身がどれだけなりきれるか(同じ景色を見て、同じ思考になれるか)っていうことだと思ってる。今は僕がPMもやっていて、そこをいつも意識してる。エンジニアから上がってくるものに対して、クライアントだったらそれを見て・使ってどう思うかっていうことを何よりも大事にしてるし、いつも考えてるよ。
ー PMとして一番許せない行為はありますか?
クライアントにこのままだと迷惑をかける可能性が出てくるのに、そのリスクや対策が打てない状態がPMとして一番終わってると僕は思う。ここがどれだけ検討をされているかがわからないと僕は許せないのでおそらく詰めると思うし怒ると思うよ。
大体この辺りは会話の中から読み取れるので、後出しの会話と言い訳の会話は許さないかな。
ー モノづくりの最前線にいることに対してどう感じてますか?
今のシステム開発って、日本の国内開発もそうなんやけど高いよね。開発費がなんでそんなに高いんや?っていうぐらいのコストになってる。1つのシステムを開発するのに1,000万程度でできるものを7000〜8000万かかって開発してる企業もあるのも事実。クライアントがITリテラシーが低いと思って舐めてるよね。(あくまでも僕の感想ね!笑)
これは僕にとってはテクノロジーを最適に使ってない、金儲けの道具に使ってる行為だと思ってる。この業界で働く僕にとって最も嫌いとする行為やねん。
僕はテクノロジーに対しては、常に正直でないといけないとずっと思ってて、(金儲けのために)嘘をついちゃダメだと思ってる。システムを販売する僕たちは、テクノロジーに対して誠意を見せないといけないって常に思ってる。
作ったシステムをお客さんが使い倒して、そこで初めて作ったシステムだとかテクノロジーっていうのは喜びで溢れるのね。僕たちにとっては子供のようなもので、その子供を大事に扱ってくれなかったり、高いなってずっと文句言われ続けて結局倉庫の片隅で眠るなんてことは耐え難い苦痛だよね。
そんなんで会社がでかくなって何が嬉しいのかって、モノづくりを仕事としてる僕はずっと思ってる。
PMアシスタントについては、"\ Topic / 優秀なアシスタントの仕事の方法"という記事がありますので、よければ併せて見てくださいね!
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仕事の話、特にエンジニアの話になると、とてもヒートアップする代表の本田ですが、周りで見ている私たちはこれが、SDTのポリシーなんだなっていつも感じています。
テクノロジーがリテラシーに関係なく、皆さんの身近になるような未来を私たちは目指しています。
そのために沢山ぶつかることもあるけど、誰よりもクライアントとテクノロジーの未来を考えて今、最善の方法を選択していくことが、今の私たちがしないといけないことだと強く思います。
Interviewer 長谷
〒550-0013
大阪府大阪市西区新町1-28-3 四ツ橋グランスクエア4階
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株式会社システムデバイステクノロジー
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