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/// 人気職種のエンジニアがバブル崩壊ってどういうこと?! ////(2024年2月28日掲載)
ー なんかすごいショッキングな題名なんですが、、、
そう?僕はここ数年そう思ってたよ。なので突然湧いてきた話でもなく、世の中の流れやIT・AIの普及を見てそう感じてる。
ー その前に、エンジニア(以下SE)になりたい人ってどんな人が多いんですか?
これはいつなりたいって思うかによって少し分かれるよ。例えば、元々業界の違うところからSEに転職したい人でいくと、
将来安泰かつ収入が高い仕事 = SE
のイメージがあるみたいで、その方程式が頭の中に浮かびやすくなってるよね。
これは世の中も風潮もマッチして起こっているんだけどね。転職でSEになりたい人って今の時代、結構多くいるとは思うのね。その人達の多くは、安易に「ちょっと営業に疲れたからSEになってみよう」とか「事務じゃなくて手に職をつけたいからSEになろう」って思ってる人が多い。
現にそういう人たちを僕は多く見てきた。 知り合いの会社とかでもそうだし、もちろんウチでもそうだしね。
ー 何故そんな安易な発想になると思いますか?
それは、やっぱりSEの仕事を軽く見てる部分があるんだと思うんだよね。世の中的にも簡単に稼げるって思われるような記事や求人が多いのも事実だからね。情報弱者な人ほどそう思いやすいんかな?SEの仕事って本当はそんな楽でも安易に始めれるものでもないんだけどね。本当に。。。
ー ではSEになれる人はどんな人ですか?
本当にSEで活躍している人たちは、SEになろうと思って目指してきた人なんてほんの僅かだと思う。なりたくてなった人なんてそんなにいなくて、SEしかできなかった人が殆どなはず。
例外なく僕もね(笑)
「本当は営業をやりたかったけど、人と喋るのが苦手で・・・」で結果、コミュニケーションを取らなくていいSEの仕事を選んだり「答えのないことが苦手」「人の感情を読み取ることが不得意」だからSEの仕事を選んだ人もいる。
PCってコミュニケーション取らなくていいねん。そして、感情もなくて答えも明確にある。
だから、PCの前でパチパチ仕事してた方が楽だと思ってる人たちが結果、SEになったんよね。だから、消去法的にSEになった人が多い印象。
よく考えてみてよ!うちの会社のSE思い出してよ。ひたすら同じことやり続けて、数字や英語の羅列みて楽しんだり、笑ったりしてるやろ?知らん人から見たらめっちゃキモいやん!(笑)
でもね、これができないとSEの仕事なんてできひんのよ。
多分この辺りは、非言語コミュニケーションが得意な人たちからしたら、きっと苦痛な内容となることが多い。(僕たちSEは非言語コミュニケーションが得意な人たちを陽キャと呼んでいます)
そんなことを四六時中やってる中には、化け物みたいな奴らがいっぱいいるねん。その中に、コミュニケーション能力の高い陽キャが来てもそれは無理よ。馴染まんし、得意分野が違いすぎて大抵3ヶ月保たずに辞めていく。
もっと言うと、今SEのバブルが起きてると僕は思ってて、東京だとSEの初任給で600万・700万みたいな求人がアホほどあるんよね。あれもそろそろ弾けると僕は思ってる。
ー (ちょっと口悪いな、、、)ここで本題にもどりますね。バブルが弾ける原因ってなんですか?
なんでバブルが弾けるかって言うと、生成AI、例えばチャットGPTとかBing AIの発展によって、プログラムを素人でも作れるようになったんだよね。”こういう機能のやつをこの言語で書いてくれ”って指示すると、バーっと文章書いてくれてそれをコピペするだけでなんとなく動くプログラムが組めるようになってきてるし、"このプログラムのどこにバグがあるか教えて"って言ったら、バグの解析をしてくれたりする時代になって来ている。
この後何が起きるかって言うと、”SEが本当にいるの?”みたいな時代になってくると思ってる。「AIで作らせた方が早いやん」「簡単なコードくらいなら、AIの方がコストかからんからそっちにしよう!」って必ずなってくる。そうするとSEが必要なくなってくるんよね。そんな時代に入ると一番先に経験の浅いSEから順番にいなくなっていくよ。きっと。
つまり何が言いたいかって、手に職とか給料が高いとかの安易な考えで転職した人たちが今後かなりの確率で消えていく。その人たちに変わるAIの進化によってね。
じゃあ、SEはどうしたらいいんよ。ってなるやろ?今からなっても遅いんか?って。答えは
”きっと遅い”
けど必ず道はある。今からSEへの転職をしようとしてる人たちの勝ち筋っていう意味での道はね。
今日はここまで。
勝ち筋についてはまたどこかで話すわ。
PMについては、"\ Topic / プロジェクトマネージャーってなんなん?"という記事がありますので、よければ併せて見てくださいね!
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なかなか考えさせられる内容でした。世の中のテクノロジーが進むことにより快適なことが増える反面、何かを失うこともある。情報弱者にならないためにも、正しい情報をしっかりと取ってメリット・デメリットを理解することが何よりも重要だと思います。
世の中のテクノロジーが進むことにより、なんとなく仕事をしている(本田の言葉を借りると安易に考えている)人達は、生活しづらくなっていくと思います。AIに仕事を取られるわけではなく、自分しかできない仕事ができないことや自分自身の仕事に価値を見出せないときっと仕事はなくなる。これは人間だからできることだと思っています。
まぁ、その考え方はAIが発展してもしなくても一緒だとは思いますけどね(笑)
Interviewer 長谷
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