社長、今日も語ります
トーコの取材ノート

加速するAI。置いていかれる人類

トーコの取材ノート社長、今日も語ります
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こんにちは。
今日はトーコに代わり、本田(株式会社システムデバイステクノロジーの社長です...一応..)がコラムを書いてみました。
今後も「レンタルCTOニュース」では、AI・IoT・システム化など、世のカで議論されている内容を皆さんにわかりやすく(そして本田的見解も含めて)お届けできたらと思っています。

✦ Column written by Re/CTO✦ 2026/06/12

先日見たテレビでの特集

先日、テレビでAIについての特集番組を見ました。
テーマは、『 AIによって仕事はどう変わるのか 』というもの。

アメリカではすでに、コンピューターサイエンスを学んだ若者が就職できないという事例が出始めています。
かつては、『 プログラマーになれば安定する 』と言われていました。

しかし今は違います。
AIによって、若手エンジニアが担当していた仕事の多くが置き換わり始めています。

香港では大卒向け求人が大幅に減少。
シンガポールでもAI導入による人員削減が始まっています。

日本はまだ人手不足に支えられています。
しかし、数年後には同じような変化が訪れる可能性があるという内容でした。

ここで僕は、あることを考えました。
AIは本当に産業革命レベルの変化なのだろうか?

番組内では、「産業革命なのか」「狩猟採集から農業への移行なのか」という話が行われていました。
僕は、そのどちらでもあると思っています。

狩猟採集の時代

人は、明日生きられる保証がありませんでした。
目の前の獲物を捕まえられるかどうか。
食料が尽きる前に次を見つけられるかどうか。
人生そのものがギャンブルだったわけです。

ところが農業が始まると、人は食料を蓄積できるようになりました。
定住生活が始まり、富を蓄えられるようになり、国家や経済が生まれました。
そして何より、未来を予測できるようになった。

来年も生きる。
再来年も生きる。
その前提で人生設計ができるようになった。
これが農耕革命の本質だと、僕は思っています。

次に起きたのが産業革命

産業革命は何をしたのか。
一言で言うと、「時間を圧縮した」のです。

移動時間、生産時間、物流時間...

あらゆる時間を短縮した。
だから社会が大きく変わった。

そして今、AIは何をしているのか ーー

僕には、農耕革命と産業革命を同時に起こしているように見えています。

AIは生産性を上げる、品質も上げる、処理速度も上げる。
そして、さらには未来予測まで行う。

今まで人間が何時間もかけていたことを、数秒で終わらせる。
だから僕は、AIによって仕事がなくなるというより、仕事の価値が変わると思っています。

二極化する社会

おそらく今後、社会は二極化します。

一方はAIを使いこなし、AIの結果を理解し高速で判断を下しながら、これまでにない価値を生み出す人たち。

この人たちは今後、異常なほどの生産性を持つようになります。
同じ1日。同じ24時間。
でもアウトプット量は何十倍にもなる。

これまで10人でやっていた仕事を、1人でAIとこなす。
そんな世界も十分あり得ます。
この人たちが、次の社会を作っていく。そんな未来が訪れるかもしれません。


もう一方は農業・建設・介護・医療・物流など、人が生きることに直結する仕事を担う人たち。

僕はこうした仕事の価値も、むしろ上がると思っています。
今後AIとハードウェアの融合が進めば、これらの仕事はさらに進化します。
ロボットやAIが補助することで、今まで職人しかできなかったことができるようになる。

参入障壁も下がるり、生産性も上がる。

つまり、『 生きることに近い仕事ほど、
テクノロジーの恩恵を受けながら価値を高めていく可能性があります。

そして、最も影響を受ける仕事とは

それは、ホワイトカラーと呼ばれる仕事。

指示された仕事をこなし、情報を整理し調整を行う。
これまで企業を支えてきた多くの職種です。

AIが進化すると、こうした仕事の一部は置き換えられていく可能性があります。
だからこそこれからは

────────
AIを使って価値を生み出す側
────────

になるのか

────────
生きることに近い価値を磨く側
────────

になるのか。

その選択が求められる時代になるのではないかと思っています。

では、どちらが正しいのでしょうか

僕は、どちらも正しいと思っています。

AIを使いこなす側が偉いわけではない。
生きることに直結する仕事を担う人たちが下という話でもない。

ただ、一つだけ言えることがあります。
それは、『 選ばない 』という選択肢が一番危険だということです。

AIは止まりません。
進化も止まりません。
そして何より、変化のスピードが速すぎる。

狩猟採集から農業への移行には何世代もの時間がありました。
産業革命も数十年単位で進みました。

しかし、AIは違います。
十数年単位どころか、数年単位で社会を変えようとしています。
昨年できなかったことが今年できる。
先月驚いた技術が今月には当たり前になる。

だから人類は置いていかれているように感じるのです。

最終的には人類は適応する

でも僕は、最終的には人類は適応すると思っています。

スマホもそうでした。
最初は使えないと言っていた人が、今では音声入力を使い、倍速視聴をし、AI検索を使っている。
人類は必ず慣れる。

問題は、慣れるまでの数年間です。
実際、僕たちはすでに進化を始めています。

昔は本を1冊読んで理解していた情報を、今では動画を倍速で見て、要約を読みAIに質問して理解するようになりました。
つまり僕たちは、限られた時間の中で、より多くの情報を処理する方向へ進化しているのです。

そう考えると、AIが高速で処理して出してきた結果を理解し、判断しさらに次の意思決定をする。
そんな能力も、いずれ人類は身につけていくのだと思います。

ただ、全員が同じ速度で適応するわけではありません。

AIを使いこなし、膨大な情報を処理しながら高速で意思決定をする人たちが現れる。
その人たちの間では、これまで以上にシンプルかつ、高密度なコミュニケーションが生まれるはずです。
それは、慣例や前例よりも、結果や合理性が重視される世界です。

一方で、生きることに近い価値を磨く人たちもいる。
僕はどちらも必要だと思っています。

もしかするとこうした社会の変化は、日本が提唱するSociety 5.0のさらに先、Society 6.0と呼ばれるような世界なるのかもしれません。
そしてそれは、AIが社会のあらゆる場所に存在し、人間は「作業」ではなく判断や価値創造により多くの時間を使う。
そんな時代だとも思います。

その未来が来たとき、僕たちは一つの選択をすることになるのかもしれません。

▼△▼△▼△▼△▼△
AIと共に高速で価値を生み出す側へ進むのか
それとも
人が生きることに近い価値を磨く側へ進むのか
▼△▼△▼△▼△▼△

僕は、どちらも正解だと思っています。

そんな時代に突入した今、僕が一番怖いと思っているのはAIそのものではありません。
変化を見ないことです。

変化を見ないということは、この先に訪れる未来に対して、何も選択しないことと同じだと思っています。

人類はこれまでも、農耕革命や産業革命を乗り越えてきました。
だから今回も、きっと乗り越えられると思っています。

ただし、今回はその速度があまりにも速い。
過去の変化が数十年、数世代単位だったのに対し、AIは数年単位で社会を変えようとしています。

だからこそ、未来が来てから考えるのではなく今から準備をしておく必要があります。
大切なのは、自分で選ぶことです。

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来る未来、あなたはどんな選択をしますか?
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