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【エンジニア】海外の最先端ツールを発掘する“IT版トレジャー・ハンター”

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PROFILE

安部 重成(エクスチュアテクノロジー株式会社 エグゼクティブ・ヴァイス・プレジデント)

顧客企業のマーケティングテクノロジー支援やデータ基盤構築を手がけるITベンチャー・エクスチュア。日進月歩でイノベーションが進化する分野だけに、同社のエンジニア達は、“日本ではまだ誰も触ったことのないツール”を駆使して業務に臨むことも多い。そんな海外の最先端ツールを探し出し、日本に持ち込む「エマージングプロダクト事業」に携わっているのが安部重成だ。今回は、世界を舞台に、“IT版トレジャー・ハンター”として活躍する安部に、仕事の醍醐味や自身のキャリア・ヒストリーなどを語ってもらった。

“お宝”を探してラスベガスへ、コペンハーゲンへ

安部さんは日本ではまだ知られていないITツールを探す仕事をしているそうですね。どんなプロダクトを扱っているのですか。

大半はエクスチュアが手掛けている、企業のデータ活用プロジェクトで用いるツールですね。例えば、ObservePoint。同名の米国企業が開発・提供するプロダクトで、Webサイトやスマホアプリの分析に使うタグ・データの信頼性を確認するためのツール。何か変更を加えたり、新しいタグを導入した時に、既存のタグに影響がでてしまうリスクがあります。そうなると、収集されているはずのデータが実は取れていない、ということが起きます。でも、このObservePointがあれば、データが常に収集できていることを監視できる。特に大量のデータを扱う企業では非常に有用なので、お客様にお勧めしていて導入してもらっています。

どうやって見つけ出したのですか。

社長の原田が知り合いから紹介されたのがきっかけです。その後、先方の担当者とコンタクトを取り、実際に自分で使ってみて「これはニーズがある」と直感しました。 そして、日本で最初のお客様となる企業と検証を進め、無事契約に至ります。 それをきっかけに、エクスチュアもObservePointと戦略的パートナーとして契約を結びました。
 
また、アメリカ・ユタ州でObservePoint主催のカンファレンスがあったのですが、そのお客様と一緒に登壇し、導入の経緯や解決出来たことについてプレゼンしました。 単なる販売代理店ではなく、ベンダーとの信頼関係を強める努力も続けています。

米国以外のプロダクトの事例もあるのでしょうか。

はい、ありますよ。例えば、Mouseflow。「ヒートマップ」と言って“ユーザーがWebページのどこを見ているか”“どこで興味を失うか”を、サーモグラフィーのように画面の色の変化で可視化するツールです。これはデンマークにある同じ名前の会社のプロダクト。エクスチュアが顧客にマーケティングテクノロジー支援を提供するとき、何か付加価値を付けることができるようなツールを探している中で出会いました。
 
当時、日本に出回っていたヒートマップのプロダクトは非常に高額な製品か、安いけれどあまり有用なデータは集められない製品か、どちらかしかなかった。Mouseflowは必要な機能が揃い、リーズナブルな価格。しかも、画面がとても見やすくまとまっていた。「これは、イケるぞ」という感覚がありましたね(笑)。

先方は、日本市場への展開に興味を持っていたのでしょうか。

当初は、そんなに興味はなかったようです。しかし、先方のセールス部門のトップに対して日本市場の可能性についてプレゼンしたところ、非常に関心を持ってくれた。予想以上にスムーズに商談が進み、契約することができたのです。
 
その後、原田と2人でMouseflowの本社があるデンマークのコペンハーゲンに飛び、先方と交流を深めました。新しいモノ好きの原田が、当時、まだ日本ではそれほど普及していなかったキックボードが流行しているのを見つけて。キックボードをレンタルして、2人で街中をツーリングしたのも良い思い出になっています(笑)。

アルバイトから最先端ITエンジニアに

楽しそうですね!そうやって、欧米の最先端プロダクトの“目利き”ができる理由を教えてください。

端的にいえば、経験でしょうね。原田にしても私にしても、外資系のソフトウェア会社にいた経験があり、「海外製のプロダクトを日本で展開する」実務に精通している。日本市場で求められていること、導入する上で課題になること、そして、海外企業のビジネスの進め方や商習慣についても、理解しています。ですから、プロダクトの開発・提供元である海外企業からすると、「話が早い」わけです。
 
それに、私達自身が日本でのファーストユーザーになって、試すことができるのも強みの一つ。欧米のテクノロジーは最先端ですが、必ずしも日本市場に適合するとは限らない。テストができない会社はリスクが大きすぎるので、なかなか最先端ツールに手を出せませんから。

なるほど。そもそも安部さんは、どういう経緯で外資系ソフトウェア会社に勤めるようになったのですか。

複数の海外企業で働いた経験があるのですが、その最初はアメリカのボストンにある音声認識ソフトを開発するIT企業でした。もともと国内のメーカーで働いていたのですが、そこの後輩が先にその米国企業に転職。「安部さんもこっちへ来ませんか」と声を掛けてもらったのです。ちょうど、勤務先のメーカーで管理職への昇進の話が出ていて、「ずっと現場にいたい。最前線のエンジニアとして活躍したい」という想いがあったので、渡りに船だったのです。
 
実は私は大学を中退しています。その頃はコンピュータなんて何も分からなかったんですけど、なんとなく「これからはコンピュータだ!」と思って、とあるコンピュータ関連の会社にアルバイトとして潜り込みました。 最初は毎日、はんだ付けばかりやっていましたね。 そのうちテストプログラムを触ったのをきっかけに、ソフトウェアの勉強を始めます。 そしたら、ハードウェアのおまけ程度でしかなかったソフトウェアの時代が来たのです。

私と一緒に「ITの宝探し」をしませんか

キャリアのスタートでは、苦労もあったのですね。そこから、どうして海外で働くことになったのですか。

当時は、ソフトウェアを専任でやっている人なんていなかったので、いろいろな仕事が来るようになりました。 ある時、「アメリカのソフトウェアを日本のPCで動くようにしよう」というプロジェクトが始まり、社員になったらアメリカへ行かせてやると言われ、「なります!」と即答しました。 そして、海外旅行すらしたことがないのに、アメリカのコロラド州まで行って。最初は英語が全く分からなかったので悪戦苦闘しましたが、何とかやり遂げました。その経験から、海外で働くことも視野に入るようになり、知人の誘いを受けてボストンにある音声認識の会社に転職したのです。
 
その後いくつかIT企業を経験し、エンジニアとして最先端の仕事に携わっていきました。その中で、原田と知り合う機会があった。ある時、フェイスブックでエクスチュアを立ち上げることを知り、6〜7年連絡もしていないのに一か八かで「何かお手伝いできますか」とメッセージを送りました。 返信をもらって、ランチを一緒にしたのですが、食べている間は世間話ばかり。 こりゃダメかと思っていたら、別れ際に一言、「一緒にやりましょう」と。 グッと来ました。 入社後は、コンサルタントとして顧客企業のプロジェクトに携わっていましたが、海外の最先端ツールを発掘して日本で展開する「エマージングプロダクト事業」を立ち上げることになり、その責任者を任されて、現在に至ります。

良く分かりました。最後に、今後の目標を教えてください。

エマージングプロダクト事業を拡大していくため、有力なパートナー企業を増やしていくことですね。それから、この事業を組織的に展開するためにも、仲間を増やしていきたい。最先端テクノロジーを自分の手で発掘する仕事に興味があるエンジニアの方は、是非、エクスチュアの門を叩いてみてください。私のこれまでの経験を全て伝授し、最先端ITのトレジャー・ハンターになれるように全力で支援します。

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