■野本 喜彦（取締役）
■M.I（人事部）
経済産業省の『IT人材の供給動向の予測』によれば、2030年に最大79万人のIT人材不足が生じる。若い世代にとって、今のうちにITスキルを身につければ、将来“引く手あまた”になれるチャンスだ。悟空テクノロジーズは、若い世代に、未経験からITエンジニアになれる環境を提供している。設立から2年半で、160名を超える未経験者がITエンジニアとして羽ばたいている。今回は、同社で人材採用を担当している野本喜彦とM.Iの対談を企画。未経験者をITエンジニアへと成長させる仕組みについて、解説してもらった。
入社1年半で20の技術系資格を取った人も
──最初に自己紹介を兼ねて、お二人の業務内容を教えて下さい。
野本 私は、取締役として採用計画全般に携わっています。具体的には、経営方針や事業計画、案件の受注状況と照らし合わせて採用人数を算出。採用のスケジュールを立案すること。時には、採用面接を担当することもあります。例えば、仕事をお持ちのまま転職活動をされていて、「土日・祝日でなければ面接の時間が取れない」という方。当社の人事部メンバーはお休みなので、私が担当するケースが多いですね。
また、入社が決まった方に対して、社内手続きなどを案内するのも私の役目。ですから、面接でお会いできなかった求職者の方でも、入社まで進んでいただけた方とは、そこで必ずお会いしています。
Iさん 採用面接が平日であれば、私が担当することが多いです。また、その面接のスケジュールを調整するために、メールやSNS、電話などで求職者の方にご連絡するのも私の役目。ですから、悟空テクノロジーズのメンバーで、求職者の方と最初に接するのは私ということになりますね。
──なるほど。では、どのような人材が活躍しているのか、具体事例をシェアして下さい。
野本 活躍している方の共通点は、成長意欲が高く、新しいことにチャレンジする姿勢を持っていることですね。例えば、前職は運送会社の事務だった23歳の男性。前職を退職したのは、「単調な作業ばかりでスキルアップできなかった」という理由でした。ですから「新しいことに挑戦してスキルを高めていきたい」という強い意欲がある。ITの現場に出てからも、どん欲に知識を吸収しようとする熱意があり、どんどんお客様の担当者に質問し、仕事への理解を深め、新しい仕事に自分からチャレンジしている。お客様も、彼の姿勢に信頼を寄せてくれています。
Iさん 反対に、何でも人任せにしてしまい、自分から努力しない人は、悟空テクノロジーズ向きではないかもしれません。現場では、扱うツールも使うプログラミング言語もさまざま。だからこそ、自分から進んで勉強してスキルを高めていく必要がある。例えば、大学を中退して、フリーターのような形で働いていた20代男性。悟空テクノロジーズにジョインした後、わずか1年半で20もの技術系の資格を取得しました。「これまでは何事にも中途半端だった」と自分の人生を反省し、猛勉強してくれたからです。
たくさんの女性エンジニアが活躍中
──男性中心のITエンジニアの世界で、悟空テクノロジーズは女性メンバーの比率が4割に達すると聞きました。どのような理由で、女性がジョインするのでしょう。
Iさん 例えば、前職では運送会社で力仕事に携わっていた25歳の女性。「将来、結婚したとしても、パートナーに頼る生き方はしたくない。出産などのライフイベントがあることを考えれば、力仕事は不利。専門知識を活かして収入が得られるようにしたい」という理由で、悟空テクノロジーズを選択してくれました。彼女は、いま研修中で、資格の取得に向けて意欲的に勉強しているところ。こうした理由でジョインして、エンジニアとして活躍している女性がたくさんいますよ。
──そうした成長意欲の高いメンバーの活躍を支えるため、悟空テクノロジーズには、どのような制度があるのでしょうか。
野本 例えば、資格取得への支援制度があります。「ITパスポート」「LPIC」「Javaプログラミング能力認定試験」など約40の資格を対象とし、１つ取得するごとに月額1～2万円を支給。さらに受験料や研修受講料、会社が認めた参考書の購入費は全額、会社が負担します。
また、年に3回、経営陣や人事担当者によるキャリアップ面談があり、本人がどのように成長しようとしていて、それを会社がどうサポートするか確認しています。さらに、先輩メンバーがメンターとなり、月1回のペースで個別フォローを実施。何か困りごとがあれば相談に乗る体制を作っています。
Iさん そうした公的な制度とは別に、会社の風土も、メンバーの成長を支えていると思います。メンバー全員が未経験からエンジニアを目指していて、新たにジョインしたメンバーに、効率的な勉強法やモチベーションを維持する工夫を伝えられる。また、「自分も未経験からITエンジニアになれた。だから、あなただって、できるよ」と、信じてくれる仲間がいる。そのこと自体が、自己成長へのモチベーションを保つ、最大の源泉になっているのではないでしょうか。
楽しい社内イベントやクラブ活動がいっぱい！
──よくわかりました。とはいえ、メンバーはそれぞれ、違う現場で働いているのですよね。交流する機会は少ないのではありませんか。
野本 そうでもないですよ。現場での仕事が終わった後、東京・虎ノ門にある本社オフィスに立ち寄るメンバーがとても多い。未経験者のための初期研修を受講しているメンバーに声をかけたり、自己紹介しあったりして、交流を深めてくれています。
Iさん それに、クラブ活動や社内イベントが盛んなのも、悟空テクノロジーズならでは。現在、農作業にトライしたり、カラオケに興じたりするものなど、17クラブほど発足。会社に申請すれば、自分で新たに部活を立ち上げることも可能。実際、私自身、ボルダリングが趣味なので、「ボルダリング部」を立ち上げました。毎月、活動していて、参会者は常時20名ほど。盛り上がっていますよ。
また、社内イベントでは、BBQ や花火大会、登山などを実施。学生の延長のようなノリで、メンバー同士の交流が盛ん。人間関係が良好だから、離職率が低いのだと思います。
──楽しそうですね！ 最後に、求職者へ向けてメッセージをお願いします。
Iさん 未経験からのチャレンジを歓迎する会社です。不安なこと、わからないことが多いと思いますが、まだ応募を決めていない段階であっても、遠慮なく質問してくださってかまいません。ホームページのお問い合わせフォームから質問していただければ、私ができる限り、皆さんの疑問を解消したいと思います。
野本 創業から歴史が浅いため、会社と一緒に成長しようと考えてくれる人たちと一緒に働きたいですね。悟空テクノロジーズという船に乗り込んで、一緒に未来を目指す旅仲間になっていただける方からの応募を、心からお待ちしています。
