■小島 悠平(研修担当)
■T.I(エンジニア/入社内定者)
IT知識がほとんどない若手を採用し、エンジニアへの成長をサポート。ITを扱う現場で活躍してもらう事業を展開している企業が、悟空テクノロジーズだ。同社では、入社が内定した段階で約3ヶ月間、ITの基礎知識を学べる研修を実施している。受講生の多くがITパスポートなど基礎的な知識があることを証明する資格を取得した上で、正式に入社。現場に出て活躍している。今回は研修講師を務める小島悠平と、受講期間中のIさんによる対談を企画。どのような研修なのか、語り合ってもらった。
受講1ヶ月でITパスポート資格を取得!
小島 まず、対象者は、悟空テクノロジーズの採用内定を受けた方。内定者の大多数はIT業界の未経験者ですので、研修カリキュラムはITを初歩から学べるもの。約3ヶ月間にわたる研修を受けて、「自分にエンジニアの仕事は合わないな」と感じた方は、内定を辞退していただくことになります。
研修を通して、初心者がとっつきやすいレベルの資格取得を目指します。例えば、ITの基礎知識を身につけたことを証明する国家資格の「ITパスポート」、パソコン上で事務作業を行う時に使われる『Word』『Excel』などを扱えることを証明する「マイクロソフトオフィススペシャリスト」、大規模なITシステムを稼働させるためによく使われるソフトウェア『Linux』に関する基礎知識があることを証明する「LPIC Level1」などです。
東京・虎ノ門にある悟空テクノロジーズのオフィスに来ていただいて、集合研修の形で講義を受けていただくほか、参考書をオフィスにそろえているので、それを使って個別学習を進めていただきます。
Iさん 研修がスタートして約1ヶ月後、「ITパスポート」を取得できました。「1発で合格したい」と考えていたので、週4回のペースで研修を受講するだけでなく、通勤時間も利用して勉強。その成果かもしれません。いまは、「マイクロソフトオフィススペシャリスト」を飛び越えて、その上級レベルである「マイクロソフトオフィスエキスパート」の取得に向けて勉強をしているところです。
勉強する習慣が身につくようにサポート
小島 確かに、Iさんのように勉強熱心な人ばかりではありません。勉強する習慣が身についていない、初期の段階で挫折するパターンが多いですね。だからこそ、はじめが肝心。カジュアルに講師と受講者がコミュニケーションを図る機会を多くもうけて、「何のために研修を受けているのか」を常に再確認するようにしています。
多くの人が、自分を変えようとしてエンジニアに挑戦している。「勉強をあきらめてしまい、“これまでの自分のまま”でいいのですか?」と問うと、たいていの人が「研修を受けている目的」を思い出し、継続の意思を固めてくれます。とはいえ、「勉強しなさい!」などと講師が言うことはありません。エンジニアは、問題の解決策を探すのが仕事。何事にせよ、問題の解決から逃げてしまうと、エンジニアへと成長するのは困難です。ですから、そうした“逃げグセ”がつかないように、寄りそうことを心掛けていますね。
Iさん 確かに、悟空テクノロジーズの研修を受けたことで、私も勉強する習慣が身につきました。小島さんから「勉強をしなかった時に、理由を振り返るようにしてください」とアドバイスを受けたことが大きかったですね。勉強をしなかった理由は、なまけただけなのか、忙しかったのか。なまけてしまったのなら、「必ずこの時間は勉強する」といったマイルールを設定する。忙しかったのなら、どこかに勉強するスキマ時間はなかったのか検証する。そういった対策を練ることで、習慣化できるようになっていきました。
小島 “勉強するスイッチ”が入るかどうかでしょう。勉強を習慣化するといっても、最初のスイッチが入って、とにかく勉強をスタートさせなければいけない。私は、スイッチを入れさえすれば、誰でも資格試験に合格し、エンジニアになれると思っています。そう信じているからこそ、私は受講生の“勉強するスイッチ”を入れるため、気づきを与える機会を増やすように努力しています。
Iさん そのスイッチを入れるためには、自分を追い込むことが大事だと思います。私は“「ITパスポート」を1ヶ月で取得する”という目標を立てたことで、スイッチが入りました。自分を追い込んだことで、通勤時間を利用して勉強するようにもなり、目標を達成できたのです。
試験合格を一緒に喜んでくれる仲間がいる
Iさん 正式入社後、現場で携わる業務内容がイメージできたことでしょうか。研修の最初の段階で、悟空テクノロジーズがどのようなプロジェクトを手掛けていて、エンジニアがどのような業務を担当しているのか、解説する講義があったのです。
例えば、未経験者でも取り組みやすいサーバの監視業務があったり、個人的な将来の夢であるゲーム開発に関連する業務があったり。そもそも、私は新卒で前職の建設会社に入社しました。でも、少子化でマンションの新設は減っていきそうな中、ITは成長していく業界だと感じたことから、悟空テクノロジーズに転職したのです。マンションの施工管理以外の仕事は経験したことがない私にとって、業界解説の講義はとても助かりましたね。
小島 それに、受講者同士や、一足先に悟空テクノロジーズに入社してエンジニアとして働き始めた先輩メンバーとの交流もあるので、そうした「仲間」も、研修で得られる大きな財産といえるかもしれません。受講者の誰かが資格試験に合格したという知らせがあると、受講者全員が拍手喝采でお祝いする。Iさんが「ITパスポート」に合格した時も、皆が喜び、お祝いしていましたね。
Iさん 私は、建築業界という、全くの異業種から転職したので、ITに関する知識はゼロでした。ですから、「本当にエンジニアになれるのだろうか…?」と、不安があったのも事実です。でも、悟空テクノロジーズでは、講師の方や先輩達が支えてくれるから大丈夫。まずは一歩、踏み出してみて下さい。その一歩で道が拓けます。
小島 悟空テクノロジーズには、これまでに約160名もの未経験者が、エンジニアへと成長するのをサポートしてきた実績があります。勉強することをあきらめなければ、そこまでハードルは高くないはず。意欲があれば、誰でもエンジニアになれる可能性があります。私が責任を持って、あなたのチャレンジを最後までサポートします。新しい仲間が増えることを楽しみにしています。
募集要項をご確認の上、ご応募ください。