私は、変な商社が運営する社内カフェテリア『Oasis@Lounge724』の店長を務めています。このカフェテリアは、港区の神谷町駅にあるオフィスビル内に位置し、HISの数百名の社員の方々にご利用いただいています。スタッフは正社員2名とアルバイト7名で構成され、忙しい日々を送る社員の皆様に、仕事の合間にリラックスできる場や美味しいランチを提供する、開放的なラウンジです。
私の店長としての役割は、店舗運営、売上管理、スタッフのマネジメントに加え、接客や料理も担当しています。看板メニューの牛すじカレーをはじめ、オムライス、ハンバーガー、週替わりのカフェデリなど、多彩な料理を提供しています。夜には、お酒と一緒に楽しめる手作りのおつまみも用意しています。
私が入社したのは2022年4月のことです。変な商社で働いていた友人から、「カフェの店長を探しているんだけど、興味ある?」と誘われたのがきっかけでした。当時はカフェで働いていて、いつか料理長になりたいと考えていたタイミングだったんです。
私の料理キャリアは19歳の頃、パティシエとして始まりました。ウェディングケーキやバースデーケーキを作ることからスタートし、その後はカフェや大規模なレジャー施設での料理人、さらにはスペイン料理店の副料理長として、多様なジャンルの料理に携わってきました。
当社に入社して早々、社長に「メニューを全部見直したい」と提案しました。このカフェのコンセプトにふさわしく、温かみのある料理を提供したい!そのために、じっくりレシピを見直したいと考えたんです。
最初に作ったのは、師匠から教わった牛すじカレー。かれこれ2年ほど提供しているので、「メニューを変えようかな」と常連のお客様に漏らしたところ「この牛すじカレーは毎日食べても飽きないから、定番メニューとして出し続けてほしい」と言っていただいたんです。私にとっても思い入れのあるメニュー。お客様にも喜んでいただけていると知って、とても嬉しかったですね。
決まった型にとらわれず、自由に挑戦させてもらえるところが、当社の魅力。「料理人ならこうあるべき!」「店長の業務はこれだ!」といった固定観念に縛られず、自分のやりたいことを実現できる環境が整っています。
現在、某有名お菓子メーカーとタイアップして、新しいメニューの考案に取り組んでいます。このプロジェクトの話を持ってきてくれたのは経営陣ですが、「料理のプロは君田くんだから」と、アイデア出しから商談まで全て任せていただいています。世の中にまだない新しいことを仕掛ける過程は、間違いなく私のキャリアにおいて大きな財産となるでしょうし、何より楽しくて仕方がありません。このような貴重な機会を得られることが、変な商社の大きな自慢です。
さらに、働き方も一般的な飲食店に比べて格段に良く、休日もしっかり取得できる環境が整っています。ここでは一人ひとりが自分らしく活躍できるという自信があるので、前職の後輩も誘い、今では一緒に働いています。
最近、自分の肩書きについて考えることが増えました(笑)。メーカーとのやり取りを通じて、商社ならではの仕事にも携わり、料理人や店長という枠を超えて幅広い役割を担っています。
私が考案したメニューが、ホテルや宿泊施設で提供される日が来るかもしれません。それがサービス面での付加価値となり、集客に繋がる可能性もあります。また、料理の手間を省くことで観光業界の人手不足解消にも貢献できるかもしれません。こうした多様なキャリアを築けるとは、変な商社に入社するまでは想像もしていませんでした。私の創った料理が、さまざまな場所で人々の心を温める一助となれば幸いです。
変な商社で働くことは、私にとって新しい発見と成長の連続です。これからも、自分らしく挑戦を続け、より良いサービスを提供していくことを目指します。変な商社での経験を通じて、これからも新しい価値を創造し、多くの方々に笑顔を届けていきたいと思います。
募集要項をご確認の上、ご応募ください。