■左:箕輪 髙博(事務長)
■右:辛島 優子(総務課)
「介護老人保健施設都筑ハートフルステーション」「高齢者グループホーム横浜はつらつ」「高齢者グループホーム横浜ゆうゆう」など、高齢者向け施設を横浜市・都筑区エリアに展開している活人会。内科・小児科を手がける「水野クリニック」を母体にした医療法人で、介護現場と医療の連携体制が充実している。今回は、就活生や求職者と接する機会の多い、事務長を務める箕輪髙博と総務課の辛島優子のふたりに、活人会が求める人財像や人財育成制度などについて解説してもらった。
箕輪 今日は活人会が求める人財像や、入社後のキャリアアップ支援などについて、解説していきましょう。まず、採用のプロセスをお話しすると、活人会が運営するすべての施設の採用について、私たちがかかわっています。
辛島 介護老人保健施設と2つのグループホーム、居宅介護支援事業所、訪問リハビリテーション、病児保育室など6つの事業があります。足を運んでくださった求職者さんに、まずお会いするのは私です。ひとりで来た方はとくに緊張されているので、面接がはじまるまでの間、「なんでもお話ししてくださいね」とか、笑顔で接することを意識していますね。あとは面接後に、“ユニフォームを合わせる”役目も担当しています。
箕輪 ユニフォームを試着してもらうのは、「ここで働くイメージをつくってもらいたい」という理由です。それに、面接の前後には、求職者の方と年齢の近い職員や、入職してまもない職員と話せる機会をもうけています。
辛島 面接は、ほぼ事務長が担当していますよね。これまでで印象的だった職員さんはいますか?
箕輪 みなさん、それぞれ印象に残っていますが…。そうですね、ペルー出身の方が飛び込みで「介護の資格を取った。ここで働きたい」と来てくださったことがありました。日本語はかなり話せるのですが、その方は体がとても大きくて、見るからに“海外の方”という感じで。高齢の利用者さんがすんなり受け入れてくれるかな──という点が、少し気がかりでした。
でも、面接の際、現場見学をすることになって、レクリエーション中の利用者さんに出くわすと、拍子抜けするくらい、利用者さんが、すんなり受け入れてくれた雰囲気があったんです。その様子が決め手になり、まずはアルバイトとしてお願いしました。入社後、順調に職場になじんでくださり、「もっと働きたい」と常勤になり、夜勤もやり始めて。今年で7年目を迎えています。
箕輪 では就活生や求職者さんたちのために、活人会の特徴をお話ししていきたいと思います。うちは医療法人がやっている、というところがまず大きな特徴です。株式会社が母体のところもあるので、「ケアに対しての考え方」には正直、いろいろと違いがあると思います。そういった施設から来た職員さんなどはとくに、うちの医療体制がしっかりしている部分に安心感を抱いてくれているようです。
辛島 おもに募集しているのは、介護士の方。施設によって、職場の雰囲気が多少は違うと思いますが、「看護職と介護職の連携がとれているところ」が当施設の魅力です。介護職も看護職もともにエキスパートですが、看護職のほうが、より「人の命にかかわる仕事」。そのため、介護職に対して、看護職が主導権をとるカタチで連携している施設が少なくないと聞きます。その点、うちはかなりフラット。専門的な領域を除き、お互いの業務を手伝いあったり、カバーしあったり、という文化があります。
箕輪 たまたまそうなったわけではなく、10年ほど前から「チームワーク」を合言葉に、連携体制をつくることにかなりチカラを入れた結果です。「介護と看護が両輪になって、同じスピードで回らないとまっすぐ進まないよ」といい続けて、4年前くらいから、非常にうまく連携ができるようになりました。
辛島 実際、はたで見ていて、チームワークのよさはすごく感じています。そういった環境なので、自分が思ったことをちゃんと発信できて、人の輪のなかに入っていけるような方が長く続けられる風土だと感じています。事務長は、活人会にはどういう方が向いていると思いますか。
箕輪 チームワークをはかる姿勢は大切だと思います。あとは、会話力でしょうか。利用者さんとコミュニケーションをとるのも仕事ですし、職員間で情報共有をするにしても会話なので。仲間意識がもてる方、協調性がある方、というのがピッタリくる言葉かもしれません。
辛島 ただ、内気な方でも、サポートをしてくれている先輩がちゃんといるので、「話好きでないとダメ」ということではないですよね。以前、休憩室で休んでいた先輩の方が、後輩の方に「さっきは大変だったよね、しんどかったよね、次はこうしてみたら?」と声をかけている場面を目にしたことも。困りごとをひとりで抱えてしまうことがなければ、大丈夫だと思います!
辛島 福利厚生についても、ご紹介していきましょうか。リロクラブという福利厚生サービスに法人として加入していて、職員とそのご家族が全国のレジャー施設やテーマパークなどをおトクに利用できたり、人間ドックを受けられたりと、かなり充実していて。私もテーマパークのチケットをねらっています(笑)。
箕輪 それから、職員のクラブ活動に対して、毎月1万円の補助が出ます。けっこうさかんに活動していますよ。大正琴クラブ、カート部、手芸部、ワンダーフォーゲル部、スキー部、水素水部などなど。
辛島 あとは、有給休暇の消化率もすごく高いですよね。
箕輪 法人全体で約60%程度の消化率です半日、2時間という単位でも使えるので、天候による早退、お子さんの用事、通院など、みなさんいろいろな使い方をしています。
辛島 働きやすさの話でいえば、残業がかなり少ないですよね。月平均で10時間以内です。リーダーのみなさんが「いい仕事をするためにはしっかり休もう」「施設の外に出たら、職場のことは忘れてリフレッシュしよう」と職員に話しているので、そういった姿勢が浸透しているんだと思います。
箕輪 続いて、キャリアアップ支援について、お話ししましょう。毎月の内部研修とともに、職員一人ひとりのレベルに応じて外部研修に参加してもらっています。ユニークなものでは、吉本興業の芸人さんを3組お招きし、漫才をしていただいた後に、笑いを引き出すスキルを学ぶグループディスカッションをする、という研修をやりました。あとは2年前から、入職後3年間にわたる合計8回の法人研修も行っています。「人権」「緊急対応」「報・連・相」「認知症」という4つのテーマで、当法人で勤務するうえでベースになることを学んでもらう研修です。
辛島 私もいままさに、その研修を受けている最中です。研修を受けると、その分野に興味をもつきっかけになりますね。
箕輪 資格取得支援に関しては、「支援制度」と「奨励制度」の2本立てでやっていて、どちらかを本人に選んでもらっています。介護福祉士をめざす際には介護実務者研修の受講が必須になりますが、十数万円の費用がかかる。「支援制度」のほうでは、その費用を全額、法人が用立て、資格取得後、一定期間、勤続してもらえれば返済を免除するというもの。一方の「奨励制度」では、資格取得後に、お祝い金として3万円を支給するものです。
辛島 最後に、当法人で働くことをご検討くださるみなさんに、メッセージをお伝えさせてください。私は、面接というのは「する側・される側」ではなく、お互いが「面接をする側」だと思っています。「面接される側だから…」と、ちぢこまってなにもいえないと、お互いにデメリットだと思うので。まずは「どんな施設なのかを見に行く」程度の、軽めの感覚で足を運んでいただければ、うれしいです。面接の場を、いろいろと情報を聞き出すのに利用してほしいと思いますし、そのうえで「自分にあった職場だ」と思えば、どんどんアピールしていただきたいです!
箕輪 本当にそうですね。施設はたくさんあるので、「いろんなところを見てみよう」くらいの感覚で、ぜひ気軽に、うちに足を運んでみてください。当法人が運営する施設のひとつに、「ハートフルステーション」があります。「人が行き交う駅」という意味を込めて名づけています。就活生・求職者のみなさんには、ぜひ、活人会ではたらくことを、“キャリアの始発駅”というふうに考えてくださったら、うれしいです。いままでどうだったかよりも、「ここからなにかをやっていきたい」「ここからまた、いちからスタートしよう」と挑戦する気持ち。面接では、ぜひ、そんなあなたの「これからのこと」を聞かせてください!
☆☆☆ 求人情報はこちら ☆☆☆
★★★ エントリーフォームはこちら ★★★
募集要項をご確認の上、ご応募ください。