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【都筑ハートフルステーション】異職種間のチームプレーで「行き届いたケア」を提供する

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PROFILE

[参加者]※左から
■ 伊藤 智春(介護職18年目/入職9年目)
■ 川合 雄二(介護職18年目/入職13年目)
■ O.N.(介護職8年目/入職8年目)
■ 宇野 利江子(介護職4年目/入職4年目)
■ 久佐 千尋(リハビリ職8年目/入職5年目)
■ 佐藤 とも子(看護職22年目/入職12年目)
■ 豊田 里予(看護職20年目/入職4年目)

「都筑ハートフルステーション」はまもなく開設20年目を迎える、横浜市の介護老人保健施設だ。ショートステイの利用者を含め、一般棟・認知症専門棟に合計134名が滞在。高齢者ができるだけ自分のチカラで生活できるように、介護職、看護職、リハビリ職など、各分野のエキスパートが連携しながらサポートしている。今回は同施設で活躍する3職種の7名が集合。入職を決めた理由、日々の仕事内容、職場の風土、そしてそれぞれの将来のことまで、存分に語りあってもらった。

光にあふれた明るい雰囲気が魅力でした

伊藤 今日は職種や職歴の違う7人で集まって、都筑ハートフルステーションの職場風土について話そうという企画。まずは自己紹介がてら、みんなの入職の経緯を話していきましょう。私の場合、介護職18年目で、ここに来て9年目。前職では、ショートステイ専門の知的障がい者の施設にいました。でも、「緊急対応」が多く、かなり時間に追われるハードな環境。「少しゆとりのある介護の仕事をしたいな」と思って探していて。いくつかの候補のなかから、いちばん「働きやすそうだな」と感じられた当法人に来たんです。

川合 私は伊藤さんと同じく、介護職18年目。ここは13年目になりますね。経歴をお話しすると、専門学校を出たあと、老人保健施設に入りました。4年半勤めたんですが、本入所の方のみを対象とする施設だったので、ショートステイや在宅などを含め、新たな経験を積みたいなと。それでうちの法人へ見学に来たんですが、「経験の幅を広げられそうだな」「楽しそうだな」と感じて入職を決めました。そのとき、高齢者施設特有の、排せつなどのにおいがなかった。「お世話が行き届いている証拠だ」と感じられて好印象でしたね。

O.N. 私の場合、介護職8年目。もとから介護職をめざしていたわけではないんです。以前に勤めていたのは、まったく別の業種。でも、その会社が、新事業として通所リハビリをはじめることになって。社長に「新事業に携わってほしい。ついては、ヘルパーの資格を取ってきて」といわれたのが、この世界に入ることになったきっかけです。その会社を辞めたあと、家の近くで就職したいと考えて、うちを見つけました。入職して8年目になります。

宇野 私はこのなかではいちばん介護職歴が短くて、4年目。事務職からの転職組です。事務職は年齢を重ねると正社員の募集が少なくなってくる。そこで「手に職をつけよう」と、無料で受けられる介護職の講座に行ってみたのがきっかけです。「自分にできるかどうかわからないけどやってみよう!」と決めて、入職しました。

豊田 私は看護士として20年目。ここに入職して4年目です。以前は病院にいたのですが、第二子の出産後に、近所の職場を探してここを見つけました。育児中で体力的に病院はムリかなと思い、介護業界のほうに入ってみようかと。介護施設の場合、お世話の部分は介護職の方々が担ってくれますし、私たちは医療的なところに専念できる。病院よりは気持ちに余裕をもって働けそうだったので。候補の施設はもうひとつあったのですが、こちらのほうが、第一印象がよく、とても明るい雰囲気だったので決めました。

佐藤 看護に集中できるのは、確かにそうですよね。私は看護士22年目で、入職して12年になります。以前は、大きな総合病院で働いていました。在宅介護に興味をもっていたので、結婚後に特別養護老人ホームに移って1年間勤め、その後、出産による退職を経て、仕事復帰するにあたり、「次は保育園の看護師さんもアリかな」と。そうしたら、「隣に保育園がある高齢者施設」という、子どもともお年寄りともふれあえそうな施設があって、それがここだったんです。

久佐 私はこのなかではただひとりの作業療法士。資格取得から8年目で、ここに入職して5年目です。新卒で病院の回復期リハビリテーション病棟に就職をしていたのですが、結婚を機に転職を考えまして。家庭と両立できそうな介護施設を探していて。ここを含めて3施設を見学したのですが、ここは施設内に窓が多いので見た目が明るい。それに天井が高くて圧迫感がない。それから、介護士さんたちの威圧的な大きな声が聞こえてくるようなことがなかったので、いい印象をもち、決めました。

最期までみてあげられる尊い仕事

伊藤 じゃあここからは、就活生さんや求職者さんのために、ここで働くやりがいを話していきましょうか。私の場合、おだやかに看取りを迎えられたときに、「最期までみてあげられてよかったな」とやりがいを感じます。看取りができるのは医療法人だからこそ。

川合 私は「ありがとう」という言葉をいただくことが、やりがいになりますね。利用者さんからいただくのがうれしいのはもちろんですが、看取りの際、ご家族から感謝の言葉をいただけるのも、うれしいです。それまでしっかりケアができていたからこその言葉だと思うので。

つい最近、看取りをさせていただいた男性の方がいました。認知症で、私のことを昔の職場の同僚だと思われていて、その名前で呼ばれていたんですね。最初は「ん?」と思いましたが、認知症の方の対応では「否定しないこと」が重要。けっこう長い間、その同僚の役を演じていたんです。そうして、最期のときまで、昔の同僚として会話させていただき、きっと現役時代の充実したころに戻って、楽しいまま最期を迎えられたのでは、と思うんです。その結果、ご家族の方から「ありがとうございました」といっていただけました。

宇野 私は、ささやかな話なのですが、利用者の方に「あなたが夜勤だと安心して眠れるわ」といっていただけた瞬間がうれしかったです。「トイレでもなんでも、なにかあればすぐ呼んでくださいね」「すぐにうかがえないこともありますが、呼んだら待っていてくださいね」と伝えているだけなのですが、そのひとことで安心していただけるのであれば、いくらでも伝えたいな、と思っています。

豊田 ほかのスタッフも含めてですが、みんなでいろいろ考えて、「この方のためにこうしようね」と決めたケアの方向性が合っていたときに、やりがいを感じますね。100人の方がいれば100通りのケアがあり、ひとつとして同じケアはないんです。たとえば以前、不機嫌になり、人を拒否するような状態になった方に、暖かいお茶やお菓子をもっていって、ゆっくりお話を聞いてみたところ、スーッと落ち着かれたことがありました。「この方には、この対応でよかったんだな」と思えましたね。

佐藤 私はここへきて最初のころに、印象的なできごとがありました。100歳を過ぎたおばあちゃんで、最期のほうは固形物を食べられなくなっていたので、点滴をつけたんです。でもご本人に話を聞いたら「痛いのはイヤだ。針を抜いてほしい」とおっしゃって、そのとおりにしたら、すごくホッとした顔をされて。しばらくしてお亡くなりになりました。病院勤務時代は、「苦しくなったら、とりあえずなにかしらの医療処置をする」のが当たり前でした。でも、「介護施設で自然に最期を迎えるというのは、こういうことなんだな」と、はじめて知ったできごとでした。

O.N. うちは、「病院と自宅の間」としての役割も担っています。病院で退院の期限がきてしまった方が、いったんここへ入って、家で生活ができるようになるためのリハビリをする。でも、なかには、「なんで病院からすぐ帰宅できないんだ!」と訴える方も。そんなときに「リハビリをがんばったら帰れるよ」とはげましながらお世話をして、無事に帰っていかれる姿を見られるときにやりがいを感じます。

久佐 無事にご自宅に帰ってもらえたときにいちばん達成感があるのは、リハビリを担当する職として、私も同じです。印象的だった方をあげるとすれば、以前、エレベーターのない団地の5階に住んでいた利用者さんがいました。階段を上らないと部屋に入れないので、病院からは「家に帰るのは絶対ムリ」といわれていて。でも「帰りたい」というお気持ちが強い方だったので、1年以上、ここでリハビリをがんばっていただいて。最終的には、外部のケアマネージャーさんとも調整して、ご自宅に戻ることができたんです。

この件を通じて、「病院では難しかった方でも、長期的にケアをしていけば、おうちに戻れるんだな」と実感できました。病院よりも退院の期限に融通をきかせられますし、看護師さんや介護士さんと密に相談しながらケアができますから。より実生活を想定したケアができるのは、こういった施設の強みだなと思います。

各専門職が知見を出しあってケアしています

伊藤 じゃあ続いて、うちの職場風土について語ってみましょう。私が以前いた施設には医師や看護師さんがいなかったんですが、ここはさまざまな職種のメンバーで、それぞれの知見を出しあって協力的に仕事を進めていけるよさを感じています。日常のささいなこと、たとえば「誤嚥したのではないか」「熱があるんじゃないか」といったときには、すぐに看護師さんに相談。さらに、車椅子で座位をしっかり保てないときに「車椅子の調整をしてくれないか」と、作業療法士さんにお願いすることも。とにかく、お互いに報告・連絡・相談をこまめにして、連携をしていますよね。

川合 専門家がすぐそばにいてくれるのは、ありがたいですよね。専門職の方にやっていただくことがいちばんよいと思いますし、お願いをしたその日に、対応してもらえるわけですから。

O.N. ご利用者さんが本格的に自宅にお戻りになる前に、練習として自宅に外泊に行く機会があるのですが、その準備でも、いろいろと連携をしています。作業療法士さんに「ルームシューズは必要か」を聞いたり、看護師さんに「家で飲む薬の種類や飲み方は?」を聞いたりしたうえで、私たち介護士がご本人やご家族に必要なものを準備しています。

佐藤 在宅ケアは、みんなの連携がないとできないですよね。薬を管理しているのは看護師なのですが、たとえば「利用者さんが自分で飲むのか」それとも「介護士さんが配って飲むのか」だけで、用意の仕方が変わってきます。実際のお薬の服薬具合を記録に残してくださるのも介護士さん。睡眠の状態の記録や情報もいただいて、「眠れていないようだから、別のお薬が必要」と判断する、なんてこともあります。

あとは夜トイレに行く回数や、寝室とトイレの距離なども確認しています。たとえば「10メートルあるけど、自分で歩けるのか」をリハビリ側に確認して、歩けないようなら「ポータブルトイレを置いてみようか」となることも。食事面については栄養士さんもくわわって「補助でこのサプリメントを飲んでください」といった調整をしたり。とにかくいろんな立場から意見を出しあって、環境を整えて、ご自宅に帰れる状態をつくっています。

ママが働きやすい環境があります

川合 次は、うちの働きやすさについて話しましょう。

豊田 働きやすさということでいえば、うちの職場はママさんが多くて、なにかあっても気持ちよく帰宅できる風土がいいなと思います。保育園や学校から電話があったときには、「あとはやるから、早く帰ってあげて」と。私も子どもが小さかったころは、まわりの方にこころよく「いいよ」といってもらってきたので、いまは誰かに電話がかかってきたらすぐ「いいよいいよ、帰りな」といってあげたいな、と思っています。

久佐 確かに、ママにやさしい職場ですよね。私はいま、時短勤務をさせてもらっています。「時短勤務は子どもが3歳になるまで」という決まりで。でも、私は時短でないと家庭との両立がムリそうで…。「辞めようか」と悩んだんです。でも、看護部長や施設長に相談してみたところ、それなら「いったん非常勤になったらどうか」とご提案いただいて。非常勤にも種類があり、それをこまかく説明していただいたうえで、「たぶんこの勤務形態が、いちばんメリットがあるので、これにしたらよいのでは」と。「家が落ち着いたら、すぐ常勤に戻っていいよ」といってもらっていて、ありがたいですね。

「自分の親を入れたくなるような施設」が全員の目標

伊藤 じゃあ最後に、それぞれの目標を語っておきましょう。私はいま以上に、職員定着のための努力をしていきたいです。それぞれのメンバーを尊重するのはもちろん、できる限り、プラス思考でものごとをとらえて、明るい職場にしていきたいですね。

川合 私はいま、認知症専門棟にいるので、「できる限り、ゆとりをもってやること」が目標です。ご利用者さんが落ち着かない状態になっているとき、5分でいいから、話を聞いたり手をさすったり、よりそってあげれば落ち着くことが多い。でも、「いそがしいから」とちょっとあと回しにしてしまうと、状態を悪化させてしまうことも。だから、なるべく気持ちに余裕をもって動きたいです。

O.N. 私は超シンプル。介護職として、安心・安全・安楽の姿勢をしっかり勉強していきたい、というのが目標です!

宇野 私はここに新人で入って、はや4年経ち、気づけば中堅の立場になっています。まだまだ教えてもらうことはたくさんあるのですが、新人さんや自分よりも経験の浅い人たちに、自分が大変だったことや「こうしていけばいい」という学びを伝えていけるようになることが目標です。

豊田 私はみんなが楽しく仕事に取り組みながら、「自分の親も入れたくなるような施設にしていくこと」が目標かな。

伊藤 確かに。それは本当にそうだよね。

佐藤 以下同文です(笑)。あえて違う目標を挙げるならば、いまは「在宅復帰」を手伝っているので、ただ自宅に帰れるようにするだけでなく、「安心して帰れるようにかかわってさしあげたい」というのが目標です。看護面で必要なことはわかるのですが、「介護保険なんかのことまで考えながら、相談に乗ったり、対応できるようになれたら」という想いがあります。

久佐 私はいま以上にフロアとリハビリで話をすりあわせて、連携してやっていくことが目標です。私たちリハビリ担当から見て「ここまでできる」と思っていても、実際の生活の場面でそのとおりにできるとは限らないので。最終的には「自宅に帰るために、ここを利用したいな」と多くの方に思っていただける施設に成長させたい。実績を出すのはもちろんですが、「フロアとリハビリがこれだけ連携して、家に帰れるような支援をこれだけやっているよ」というところをアピールできるようになっていきたいですね。

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