INTERVIEW
地元の佐賀県で、おもちゃ屋で働いていました。子どもたちの喜ぶ顔を見ることが、なによりの楽しみでしたね。しかし、店の経営が厳しくなってしまって。転職活動を開始しました。クルマの運転に慣れていたので、タクシー業界に興味をもったんです。福岡でタクシー会社の採用面接があり、行ってみたら都内での仕事を紹介されました。それまで東京で仕事をすることは意識していなかったんですが、「稼げそうだ」と強くひかれるものがありました。
タクシードライバー専門の求人サイトのなかで、いちばん目立っていたからです（笑）。そして調べてみたところ、親会社の日本交通はタクシー業界で最大手。「応募するならここだ」と。そこで採用面接を受けようと、ひとりで上京しました。その際、私の選んだ宿が危ないところだったようで…。日交美輝の社長が、本社オフィスの仮眠室を貸してくれました。「そんなホテルに泊まっちゃダメだ」と。うれしかったですね。
うれしかったことは、お急ぎのお客さまをスムーズに届けることができ、「助かったよ」という、なにげないひとことをいただいたとき。苦労したのは、道を間違えてしまったこと。私は地方出身で、土地カンがまったくなかったので。お客さまから厳しいご指摘を受け、心が折れそうになったこともあります。でも、会社に電話をして、はげましてもらった。その直後、日本橋から成田空港まで移動されるお客さまを獲得。「タクシーの神様は見ている」と、実感しました。
50万円ほどです。年末の繁忙期でした。年の瀬というだけで、みなさんセカセカとした空気になりがち。そういった空気に飲まれることなく、安全に運転することを心がけました。
活動エリアを広げたいです。東京23区、三鷹市、武蔵野市。このすべてを知りつくすスペシャリストになりたい。そのためには、日々、地道に経験を積み、知らない道を減らすことが課題です。あきらめず、ねばり強く、取り組んでいきます。
