■海野 竜也(PM:ソリューション事業部 第2ユニット 主任)
■赤松 景美(ソリューション事業部 第3ユニット 主任)
■橋爪 望(PM補佐:ソリューション事業部 第2ユニット 主任)
大企業が展開する、大規模なBtoCサービスのためのシステム開発で、豊富な実績を誇るテクノデジタル。同社のエンジニアでチームを組み、上流から下流まで、多彩な工程を経験できる。特に「要件定義や設計に携わりたいが、年齢が若いので任せてもらえない」というエンジニアには、大きなチャンスがある。テクノデジタルには年齢や社歴に関わらず、新卒メンバーにも要件定義などの上流の業務を任せる環境が整っているからだ。今回は、同社で活躍する3名のエンジニアに集まってもらい、座談会を企画。テクノデジタルならではの仕事のやりがいについて、語り合ってもらった。
ユーザー約1,700万人のシステム開発を担当
海野 私の場合、現在は保険会社さんからの依頼で、2つのプロジェクトに携わっています。1つは、保険会社のスタッフさんが営業の時に使う、スマホアプリの追加機能を開発すること。こちらは、主にプレイヤーとして参画。もう1つは、保険会社のグループ企業のシステム開発で、テクノデジタルのエンジニア3名のチームのプロジェクトマネジメントをしています。金融系のシステムですから、特にセキュリティは厳重にしなければならない。その点については、最新のテクノロジーの知見も含めて幅広くアンテナを立てて、お客様に高い価値を提供するように努めていますね。
赤松 私は、約1,700万人のユーザーが登録している大手ECサイトのインフラ周りの保守・運用を担当しています。障害の対処のほか、システム基盤の構築や各種アプリケーションのデリバリーも担当。プロジェクトチームは総勢18名で、その内、テクノデジタルは14名を占めている現場です。私がこのプロジェクトで特に力を入れているのは、AWSを利用したシステム基盤の構築。「スピード感を持って取り組んでくれて、助かります」と、お客様から評価していただいています。
橋爪 私の場合、大手求人Webサイトの保守を担当しています。プロジェクトに関わっているメンバーは総勢で約70名に達する大規模案件です。その内、テクノデジタルのメンバーは15名。私の役割は、新機能を追加した後などでも、Webサイトの安定稼働を実現すること。このプロジェクトに対して、テクノデジタルは開発の初期段階から携わっているので、保守・運用に当たっても“勝手知ったる”感じで、スムーズに業務を遂行できています。このケースのように、テクノデジタルが手掛ける案件は、上流から下流まで一気通貫で携わる案件が多いですね。
尊敬する上司と一緒の現場で新言語をマスター
海野 私の場合、最初に入った現場での経験をお話しします。Scala を使ってプログラミングするプロジェクトでした。2021年にVer.3.0が登場して使い勝手が大幅に良くなり、導入例が増えている言語です。私はそれまで、全く触ったことがなかったのですが、独学で勉強。実装からテストまでの一連の工程の全てを任せていただき、無事、リリースにこぎ着けることができました。プロジェクトの後半になると、お客様に設計の部分的な修正を提案するまでに。
ゼロから言語を学びながら、そこまで自己成長できたのは、現場にテクノデジタルの上司の方がいて、サポートして下さったお陰です。その方は、知見が広くコミュニケーション力の高いエンジニアで、私が目標にしている人。その現場で上司の仕事ぶりを直接、見ることができて、交渉や調整の仕方の多くを学ぶことができましたね。
赤松 私が成長を実感した体験は、入社後、最初に携わった現場での経験です。私の場合、プログラミング経験が1年半程度で入社。そして最初に携わったのが、サーバーの保守・運用の現場で、知識が全くなくて苦戦しました。その時初めてLinuxに触ったくらい。それでも、私も海野さんと同じく、現場で一緒だったテクノデジタルの上司の方のサポートのお陰で、何とか仕事をこなすことができました。
その後、上司の方の業務を担う立場になったのですが、そこで「頑張ろう!」と思えたのは、上司に一人前になるまで育成していただいたので、「期待に応えたい」という気持ちが強かったから。「今度は、私が頑張ることで上司を支えたい」と決心したのです。必然的に勉強する時間も増えましたし、自分一人で対処する経験も積みました。中々、厳しい状況でしたが、今までで一番、成長できた経験でしたね。
橋爪 私の入社直後の経験でいうと、私は前職ではプログラミングに携わっていて、「上流工程に携わりたい!」と希望して、テクノデジタルへ転職しました。そうしたら、最初に携わった現場で、要件定義の業務を任されました。これほど早く上流工程に携われると思っていなかったので、嬉しかったですね。その現場では、お客様のニーズをヒアリングして要件定義を行い、その要件を具体的な機能に落とし込んでシステムの構成を決定。最終的には、リリースに向けて、プロジェクトの進捗管理まで行いました。
上流工程の実務経験がない私が、一通りこなすことができたのは、テクノデジタルの社内に蓄積されている、業務で作成する文書のテンプレートを見せてもらったり、上司を始めベテランのメンバーの方々に進め方を教わったりできたお陰です。実際に経験して感じたのは、「上流工程では、自分が主体的に動かなければプロジェクトが進まない」ということ。下流工程をしていた時に比べると、リーダーシップを発揮して、能動的に動くようになりましたね。
エンドユーザーに感動を与えられる仕事
海野 単に言われたことをこなすだけではなく、一歩、踏み込んだ提案を行うことを心掛けています。例えば、今、携わっている保険会社さんのプロジェクトでは、「営業データをCSVでダウンロードできるようにしましょう」と提案。採用していただきました。
その提案をした背景として、元々、管理画面上でデータを確認できる仕様でしたが、営業職の皆さんはデータを加工して使うことも多いと聞いたからです。
お客様の立場に立って、提案を行っていくことで「テクノデジタルに任せれば、期待以上の成果を上げてくれる」と信頼していただけるまでになるのが目標です。
赤松 私の場合は、サーバーの保守・運用に当たって、障害が起こった時に、障害の内容を共有したうえで、お客様に対して暫定的な処置の提案を速やかに行うようにしていますね。専門家である私が何もせずに指示を待っていては、お客様の不安が募るばかり。
それに、指示を受けてから障害に対処するだけでは、上手くいっても「解消して良かった」という“満足”のレベルで終わってしまう。でも、処置の提案まで行えば、「機転が利く提案をしてくれて、凄く助かりました」と感動を与えることができる。そのくらいのインパクトを与えないと、数多くのシステム会社がある中で、差別化を図れませんから。
橋爪 同感です。お客様に感動を与えるという意味では、私は「エンドユーザーに価値を提供する」という視点を持つことが大切だと考えています。求人サイトの案件に携わっている中で、サイトを利用したユーザーの方から、「自分の希望する会社に出会えました」というご意見をいただいたことがあって。
その時、私が行っているシステムの保守は“手段”であって、“目的”ではないことを改めて実感しました。ユーザーの転職活動が上手くいくようにするためには、どのようなサイトにするのが最適なのか。それを常に考えていけば、自然に、お客様にも価値を提供でき、感動を与えられると思っています。
海野 お客様から「海野に任せれば安心」と言われるような、信頼されるエンジニアになることです。そのためには、受動的にならないように注意しながら、小さなことでも提案を続けていくことが大事だと思っています。
赤松 インフラ系のスペシャリストを目指したいです。特に今の現場はAWSを使っているので、アップデートの機能を含め、フルに使いこなせるようになりたい。アップデートのサイクルは早いので、遅れないように勉強していきたいと思います。
橋爪 私が目指しているのは、マネジメントができるエンジニアです。上流工程の経験を活かして、PMとして活躍していけるようになることが目標。そのためには、エンジニアとしてのスキルを高めると同時に、コミュニケーション能力を磨くことが必要だと思っています。
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