■山下 あずさ(2017年入社/電気事業部 課長)
■宮﨑 綾香(2018年入社/電気事業部 班長)
現在、ビジョンズに新卒で採用されたメンバーは、まずはTVアンテナ設置工事を手がける電気事業部に配属されることになっている。一般家庭からの問い合わせを電話で受けつけ、最適な設置工事の提案をする仕事だ。そこでは、人財はどのように成長していくのだろうか。今回は、電気事業部で課長を務める山下と、その下で4名のスタッフをマネジメントする班長の宮﨑との対談を通して、ビジョンズ流の成長支援のあり方に光をあててみた。
話は最後まで聞こうね、宮﨑。
山下 まずはこの記事を読んでいる人たちのために、お互い自己紹介しようか。私は家庭用のTVアンテナ設置についてのコンサルティングやご案内をする部署、電気事業部の課長として、マネジメントに専念しています。私の下には2人の班長がいて、そのひとりが宮﨑というわけです。
宮﨑 はい。いまは自分自身でお客さまの対応や、アンテナ設置工事のスケジューリングをおこなっています。それと並行して、班長として男女2名ずつ計4名のスタッフのマネジメントもまかされるように。どれだけの目標を設定するかや、それをどうやってクリアしていくかといったことをスタッフと一緒に考え、実行していくことも私の役割になっています。
山下 うん。宮﨑はひとりのプレイヤーとしてはとても優秀だよね。実際、結果を出すことができていて、課の成績に責任をもつ私としては、とても頼りになる存在。でも、班長としてのマネジメントについては、まだまだ課題が多いかな。ほら、宮﨑って、自分ができるぶん、できない人たちの気持ちがわからないところがあるじゃない? だから、そのスタッフが本来もっているポテンシャルを引き出すためのサポートがまだまだ不十分だと思うよ。
宮﨑 耳が痛いです…。私は、お客さまと直接やりとりする仕事がとても好き。だから、自分自身が動く仕事はとても楽しいんです。でも、人のマネジメントとなると経験はあまりないですし、うまくできていないと自分でも感じています。実際、班全体の成績がいまひとつ、伸び悩んでいるんですよね。どうすればいいんですかね…?
山下 まずは、スタッフの話を最後までしっかり聞くこと。宮﨑を見ていると、新卒の子たちがなにか意見やアイデアをいいかけようとしたとき、途中でさえぎって、自分の見解を先にいってしまうところがある。経験のあまりない新人でも、じつは私たちにはないアイデアや発想をもっているものなのね。話を途中で止めてしまったら、せっかくの意見を消してしまうことになりかねないからね。
宮﨑 なるほど。そういわれてみれば、山下さんは、いつも私の話をじっくり聞いてくれますもんね。たとえば、私が「入ったばかりの新卒の子をどうやって育てていけばいいか」といった相談をしたときも、一方的に自分の意見を押しつけることはしない。「私はこう見ているけど、宮﨑はどう思う?」というふうに、意見交換をしながらスタッフへの指導方針を固めていく感じ。そういう山下さんのやり方は、これからマネジメント力を高めていく必要がある私にとって、最高のお手本。勉強になります。
山下 おっ! 成長したじゃない! あんなに自己中だった宮﨑が、しっかりとまわりが見えるようになっているなんて(笑)。でも、私にとってはなによりもうれしいことだよ。
あの元気な声の女性は…、山下さんだった!
山下 宮﨑は新卒入社だよね。どういう経緯でビジョンズに入社したんだっけ。確か、大学は経済学部だったよね。
宮﨑 はい。じつは就活では、ビジョンズに決める前に中堅の証券会社から内定いただいていたんですね。ただ、その会社は一般職としての採用だったし、地元に帰って働くことになる。本当にそれでいいのか。「東京で自分のチカラを試してみたい」という気持ちが強くなって、就活をイチからやり直したんです。最終的にビジョンズに決めたのは、自宅から自転車で来られる距離にオフィスがあって、給与がよく、なにより若い会社で、これからグングン成長していく勢いを感じたこと。この会社であばれてやろうかなって(笑)。
山下 そうなんだ。宮﨑は入ってきたばかりのとき、よくも悪くもとても目立っていたよ。なんていうか、もっとダイレクトに表現すると、ちょっと変わっていたよね(笑)。まず社会人としてキチンと会話ができない。とくに言葉づかい。みんなに怒られてばかりいたね。
宮﨑 そうですね。当時は気分的に、どこか学生の延長みたいな感じが残っていて、かなりナマイキでしたよね。たとえば、先輩から名前を呼ばれたときも、「えっ、なに?」みたいに返してましたし…。いま、振り返ってみるとヒドかったですね(笑)。
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山下 そんな宮﨑のことを、「あつかいにくそうな新人だなあ」と遠目に見ていたよ。でも、まだよかったのは、最初は直属の部下じゃなくて、ある程度、教育されてからウチの課に来たから、少しは助かったよね(笑)。
宮﨑 そういう山下さんもかなり目立っていましたよ。会社の会議室で新人研修をしているとき、隣の執務室から、やけに元気で明るい声が聴こえてきていて。「いったい、あれ誰の声なんだろう?」と新人のみんなで話していたんです。それとは別に、「山下という名前のすごい成績をあげている社員がいる」という話は聞いていて。静かにビジネス戦略を練るようなタイプを想像していたんです。だから、初めて顔をあわせたとき、「この人がウワサの山下さんなのか! あの声はこの人だったんだ!」とあまりのギャップに、こっちこそおどろきましたよ(笑)。
山下 じゃあ、お互いさまか(笑)。
宮﨑 山下さんの部下になった当初は、よく食ってかかっていましたよね。山下さんがつくった書類を見て、「この漢字、間違ってますよ」と指摘したり…。
山下 ミスを指摘してもらうのは助かるし、私に対してガンガンいってくるのはぜんぜんかまわないんだけど。でも、私もいちおう課長だしさ、みんながいる前でいうのはどうなのかな、と(笑)。
宮﨑 でも、山下さん、性格がさっぱりしていて、ふところが深い。ちょっとしたいい争いになっても、それはその場限りで終わり。ぜんぜんあとに引きずらない。だから、山下さんには、遠慮なくなんでもいえたんです。
宮﨑、あとはまかせたぞ!
山下 そんな宮﨑との上司・部下としての関係も、あと少しで終わりだね。7月から私は、人事・広報の担当へと異動するからね。あとは頼むよ。
宮﨑 わかりました! 山下さんのようにうまくできるかはわかりませんが、山下さんの想いを継承しながら、さらに進化させていきたいです。マネジメント力をやしなわなければいけないし、ビジネスパーソンとしての幅も広げていきたい。たとえば、いまは一般家庭のお客さまを相手に営業していますが、それだけでなく、通信会社やケーブルTVなどに対する法人営業もできるようになりたい。
山下 いいねえ。その意気だよ。私も、人事・広報の仕事をきわめていきたい。そのあとの夢としては、アパレルにかかわるビジネスを立ち上げてみたいと思っているんだ。宮﨑は将来のこととか、なにか考えてないの?
宮﨑 「将来こういう事業をやってみたい」というのは、まだないですね。それより、「この仕事は、ぜひ宮﨑にまかせたい」と思ってもらえる人材になりたい。そのためにはまだまだ足りないことばかりです。だから、山下さん、人事・広報担当になっても、ご指導お願いしますね!
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