【役員インタビュー】専務に聞きたい6つの質問

とにかくお金を稼ぎたかった高校時代

ー現在、多分野で事業を展開されている中で人の思考を見抜く力はどこで培われましたか？

十代から多くのアルバイトを経験したことで培われたと思います。
昔はとにかくお金を稼ぎたくて十六歳からアルバイトを三つ掛け持ちしていました。常に「時給を上げるためにはどうしればいいのか」と考えていて、働くうちに給料を上げるために最も重要なのは『上司に気に入られること』だと気づいたんです。何故なら自分を評価するのは他でもない『上司』だからです。そのことに気づいた私は、店長やオーナーの期待以上に仕事をして十代で店長代行を任されていました。

すると次は上司として雇用する側の視点で人を観察するようになりました。任されている仕事以上に働く人、効率的に仕事を終わらせて残りの時間を自由に過ごす人、時給分最低限で仕事をする人など様々なパターンの人がいて。人の仕事に対するスタンスの違いの多さを知る良い経験でしたね。

年齢層が全く異なる職場での経験

二十代で測量の仕事を始めた時には周りの人間が自分より二回り以上も年上という環境だったんです。その道を究めてきた職人の中で二十代の若造が負けずに渡り歩くためにはどうすべきなのか考えさせられました。この時の経験で年齢やスキルの壁を超えていけるようになりましたね。

限られた環境だからこそ、見抜く目が培われた

ー会って数分で人の施工を見抜けるとお聞きしましたが、本当ですか？

そうですね。私だけではなく、成功してる経営者全員が少し話せば人を見抜いてしまうのではないでしょうか。

昔、うちがずっと小さな会社だった頃です。小さい会社は人を雇う際、大手と比べて求人の集客力が弱く、予算もないので誰もが欲しがるような人材がなかなか集まらないんですよね。すぐ辞めてしまったりする社員も多くて。そんな限られた環境下で目を惹くような履歴書ではなく、高いポテンシャルを持った人材かどうかを見抜く力が育ったんだと思います。今では五分も話せば、どんな人なのかわかるようになりました。

『何事も究める』性格のはじまり

ーご自身はどんな性格だと思いますか？

アホで完全なオタクですね（笑）
趣味でも仕事でも何かをやり始めたら、とことん究めて一番にならないと気が済まないんです。

ー何がきっかけで『何事も究める』性格に？

元々の性格ですかね。小学生の時に通っていた塾がテストの結果で席順が決まる名門だったんです。その中で一位を獲ることが何よりも素晴らしいと目に見えて評価される時代でした。その環境下で育ったことで一位を獲ることへの執着心が染みついたんだと思います。

でも勉強なんて正直やりたくないじゃないですか。だから勉強を義務として行うのではなく、自分の中で『ゲーム』に置き換えてでミッションを設定し、クリアしていく。『せっかくやるなら楽しみながら一番になろう』と思っていて、大人になった今でも新しいことに挑戦して努力することが楽しいんです。

大人ができる最も楽しい遊びは『仕事』

ー仕事をする上で大切にしていることはなんでしょうか。

仕事も楽しみながらやることですね。大人ができる一番楽しい遊びは『仕事』だと思っています。何故なら、一生懸命やればやった分だけ成果が出ますし、遊びなのにお金がもらえるなんて最高ですよね。人生でずっとやらなくてはならないのなら、楽しんだもの勝ちだと思っています。
それに上司が楽しんで仕事をしていると、教えずとも部下も自然と楽しむような会社になっていきます。なので現在は私自ら現場の社員や営業と直で連携して仕事を行うことで、仕事を楽しみながら成果を出せる風土を作っています。

学歴で測れないものもいつか会社の利益に

ー新卒採用をメインに行っている理由を教えて下さい

高学歴じゃなくてもやりたいことや叶えたい夢がある子達にチャンスを与えられる企業でありたいからです。
私自身、勉強もたくさんしましたが、途中で挫折を経験しました。でも今はこうして様々な事業を手がけて、やりたいことができています。だから同じような子達に夢を掴むチャンスやそのサポートをしたいんです。

新卒の場合、会社の利益になるものって勉強したことや学歴だけではないと思うんですよ。例えば学生時代に趣味に没頭したり、さまざまな人間関係をたくさん築いて友人を作ったり、そういった何かに夢中になったり必死になった経験も、いつか会社の利益になると思っていて。
そういう学歴だけでは測れない『何か光るもの』を持った子達にこれからもチャンスを与えていきたいし、ビジョンズという組織で夢を叶えていってほしいと思いますね。

『会社を変えていく一員』として 存在意義を感じられる場所に

ー数あるベンチャーの中でビジョンズで働く一番の魅力とは？？

『自然体でいられる場所で一番を目指せる』ところですね。
ビジョンズは少数精鋭だからこそ、会社を変えていく一員として存在意義を感じることができます。〝ここが『自分が自然体でいられる場所』だ〟と思えるフラットな社内雰囲気であり、新卒でもどんどん意見を発信して、やりたいことができるような環境を目指しています。
うちは年齢や序列関係なく一番になれる仕事ができるし、皆が新しく作っていける。何よりビジョンズにはその基盤があります。
衣食住を中心に大手がまだ開拓していない少しニッチなところでこれからも勝負していくつもりなので、数年で業界ナンバーワンになれますよ。