[参加者]※左から
■中村 早帆(入職2年目)
■冨田 侑希(入職2年目)
■立石 津奈美(入職2年目)
■新谷 茜(入職2年目)
今回は、新卒で入職し、2年目となる4名の若い職員に集まってもらい、どれだけ自己成長をとげているのか、どんな職場環境なのかなどを、同期どうしで和気あいあいと語りあってもらいました。
冨田 私の場合、いま、0歳児をみているんだけど、やっぱり成長がすごくって! 春は歩けなかった子が夏に歩けるようになったりと、その姿を見るだけでも感動。家庭でも「その子のはじめて」はたくさんあると思うけど、園ではじめてできたこともたくさんあると思うし、それを目の当たりにできると、とても感動します。
立石 本当にそう。私は、去年からのもちあがりで3歳児をみているんですが、1年半くらいで、できることが徐々に増えてきていて。トイレも最初は苦戦することが多かったのに、3歳になると急にできる子が増えて、「先生できたよ~」「すごい?」なんていってくるんです。そういう瞬間に、感動をします。
新谷 私も同じ経験がある! 去年、1歳児クラスで担当していた男の子が今年2歳になったんだけど、トイレをいつもイヤがっていて。でも、なんども繰り返すなかで座れるようになって、はじめて排せつができたときには、本人も「でた!」とすごく喜んでいて。私もうれしくなって「次もがんばろうね!」と一緒に喜んだことが心に残っています。
それから、いまは、発達段階にあわせた小集団の活動を少しずつ取り入れているんだけど、今日は園庭で「むっくりくまさん」をしたんだけど。すごく反応がよくて、「またやりたい!」という声が出て。自分が企画した遊びで楽しく遊んでくれていたことが、今日、いちばんうれしかったことです!
中村 今日の話!?(笑)。確かに、活動からもらう感動はありますよね! 私は去年、3歳児のクラスを担当していたんだけど、みんな運動会の本番ですごくがんばっていたのが印象に残っています。「お母さん、お父さんにがんばってるところを見てもらいたい!」という気持ちが前に出ていて、練習よりも、本番のできがいちばんよかった。その姿に感動しました。
冨田 私は保育園実習でここにきたのがきっかけ。そのとき、子どもと一緒に過ごしてすごく楽しくて、「就職したらこの子たちの卒園式が見られる!」と。それに、ここの「育児担当制」がすごくいいなと思いました。ひとり一人と深くかかわることで、できなかったことができていく様子を見たり、母親みたいに感動を一緒に味わえたりするのがいいな、って。
立石 私も「育児担当制」に興味をもって、ここに見学にきました。実際に実習に入ってみたら、一つひとつのことをていねいに教えていけるし、深くかかわれる実感があった。ここは子供との関係だけでなく、職員どうしの関係も近い印象があって。採用面接のときに主任の先生が「あなたなら大丈夫!」といってくれたのも心強かった。あとは自然いっぱいな環境も魅力に感じました。
中村 わかる! 私も園見学のとき、他園と比べて、「ここは子どもとの距離が近い感じだな」と思いました。ほかの幼稚園へ実習に行ったときに、先生が子どもに「〜しなさい」という場面がけっこうあって、「先生と子ども」という上下関係が見えました。それに比べて、ここは家庭の雰囲気に近くて、楽しく働けそうだなと思いました。入職して、実際にそのとおりでした。「いますぐ〇〇しないとだめ」といわず、しばらく子どもをまってあげられる。子どもが「したい」と思ったときにできる、そんなふうに導けるのが魅力だと思います。
冨田 園庭が広いのも魅力的。園庭が広いと、先生たちも子どもたちも一緒に参加して楽しめることが多くなるので、この環境は気に入っています。
新谷 私の場合、大学の先生から、「就職する園を決めるときに、見るべきポイント」を2つ、教えてもらったの。ひとつは「トイレのきれいさ」。トイレがきたないと子どもが行きたいと思わないから、排せつができるようにならない。ここはちゃんときれいに掃除されていて、「ていねいな保育をしている証拠なのかな」って。
もうひとつは、「おもちゃの赤ちゃんの人形が、どう置かれているかを観察しなさい」。保育園で赤ちゃんの人形が放置されていると、子どもはそれを自分の姿と重ねて、気持ちが落ち込んでしまうんです。この園は赤ちゃん人形専用のベッドがあって、きちんと布団までかけられて、。それを見て、「ここなら大丈夫だ!」と思いました。
立石 私は最初、「自分が勉強してきたことを活かせるのかな…」という不安でいっぱいでした。実際にやってみたら十分に活かせている。育児担当制のおかげで、子どもと深くかかわれた。その結果、2年目になって、ある保護者から「うちの子の担任が先生でよかった」といってもらえた。未熟なりに一つひとつ、子どもたちとていねいにかかわってきたのがよかったのかな。
中村 ステキな話だね。私がギャップを感じたのは、まさにその保護者との関係。基本、保護者の方には「子どもたちのことを伝達するだけ」と勝手に思っていたんだけど、ここは保護者と話す機会がすごく多くて。多くの保護者の人間性や考え方にも触れられて、勉強になるんだよね。
新谷 私が感じたギャップは、保育の難しさ。入職前は、「これをしようね」と私がいったら子どもたちがついてきてくれるだろう、と考えていたの(笑)。でも、実際は思いどおりにはいかない。「実習では、ひそかにベテランの先生がフォローしてくれていたから、思いどおりにいきやすかったんだなぁ」と気づいて。でも、子どもとの関係が築けてくると、徐々に子どもたちが信頼してくれるようになって、「先生あそぼ」といってくれる。育児担当制でひとりに深くかかわれているからこそだと思う。
冨田 私は逆に、「1年目の先生なんて子どもにナメられるんじゃないか」と不安だった(笑)。でも実際にそんなことはなく、早い段階から子どもたちが私の名前をおぼえてくれて、それがすごくうれしかった。おかげで、どんどん緊張感がとれて、肩ひじはっていたのが笑顔になれるように。それは職場の環境も大きいと思う。園長先生のほうから「体調どうなの? 最近どう?」なんて気にして声をかけてくれるような園だから。
中村 ふだんから親しくお話ししてくれるし、困ったときには、いろんな先生が手を差しのべてくれるよね。困った時には一緒に組んでいる先生がすぐに対応のしかたを教えてくれて、「ずっと気にしていたら、しんどくなるから」と声をかけてくれた。
保護者対応をしてくれた先生に「すみませんでした」といったら、いっさい私を責めることなく、「大丈夫よ、次に活かしてもらえればいいの」と。その言葉がいちばん心に残っています。「この園に就職して本当によかった」と思ったし、「もっとがんばって仕事をおぼええて恩を返していこう」「ここで役に立っていきたいな」と決心しました。
冨田 私はいまと変わらず、一人ひとりの子どもと笑顔でかかわっていくこと。まだ2年目で保育についての引き出しが少ないので、4年目になるころまでに、手遊びや季節の歌などの引き出しをもっと増やすことが目標です。
中村 私は2つ目標があって、ひとつは、後輩が入ってきたら、助けてあげられるような先輩になりたい。先輩のみなさんにいっぱい助けてもらったので。もうひとつは、「視野を広くもって保育をすること」です。はじめのころは、自分の目の前にいる子どもしか、みられなかったんだけど、2年目になって、少しまわりが見えるようになってきて。最近は目の前の子と遊んだりしゃべったりしながら、同時にほかの子を気にかけられるようになった実感があります。また、いまこの瞬間のことだけじゃなく、次にやることや先々のことも考えながら動けるようになってきたので、それをもっと伸ばしていきたいです。
立石 私は「自分にないもの」を知る機会を増やしていけたらな、と思っています。子どもたちといろんなことに挑戦して、楽しいときも悲しいときも、一緒に共有していきたいです。子どもやみんなの前に立つと緊張してしまう性格なので、それを克服するのも目標。
新谷 私は絵を描くのがすごく好きなので、それを保育に活かすことが目標です。毎日の保護者向けクラスノートに、今日のできごとを文章にするだけでなく、「こんな感じで遊んでいました」というイラストを入れるようにしていて。自分なりにこだわっている部分です。「園で飼っているバッタやカメを主人公にして絵本を描く」とかも考えていて。そういう感じで、自分の趣味を保育に活かせたらと思っています。
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