こんばんは。フィオレンテのマネージャーの長谷です。
前回は、まさかの本田回でした(笑)
突如「みんなに言いたい!!」と謎のやる気で私に話かけてきて、コラムを作成してましたΣ( ˙꒳˙ ;)
ご覧いただきました皆様ありがとうございます(~'-')~
✪Column written by Fiorente✪2026/6/17
前回の本田さんのコラムでは、「プロ意識」についての話がありました。
今回はそこにもつながる内容として、私自身の経験から「チャレンジすること」について書きたいと思います。
私はこの美容業界に入って、もう20年ほどになります。
外資系の化粧品ブランドで美容部員として現場に立ち、その後、別の外資系ブランドでメイクアップアーティストになりました。
私はこの美容業界に入って、もう20年ほどになります。
もともとは外資系の化粧品ブランドで美容部員として現場に立ち、その後、別の外資系ブランドでメイクアップアーティストになりました。
当時の私は、百貨店ブランドでの接客が中心でした。
百貨店に来られるお客様は、そのブランドが好きだったり目的を持って来店される方が多いです。
もちろん購入されるかどうかは別として、最初から興味を持ってくださっている方に接客することがほとんどでした。
業務委託として働き始めたある日、バラエティショップで接客販売を担当する機会を頂きました。
そのブランドは、まだ新しいスキンケアブランドでした。
しかも、当時の美容業界は「ライン使い」が主流だった時代に、時短のお手入れを提案するブランドでした。
正直、最初は全くうまく販売ができませんでした。
初日の入店。
誰も興味を持ってくれない。
声をかけても止まってくれない。結果、売上はゼロ。
今でも覚えています...
吐き気がして、頭が真っ白になりました。
そして同時に、いろんな言い訳が頭をよぎりました。
ーー 都会の主要店舗じゃないから
ーー スーパーの中にあるバラエティショップだから
ーー まだ、無名のブランドだから
──────────────────
だから売れない
──────────────────
そうやって、帰りの電車の中でずっと言い訳をしていました。
でも、その時ふと思ったんです。
本当に、0.1%も自分に落ち度はなかったのかなって。
そう考えた時に、自分の中から出てきた問いがありました。
ーー 私はこの製品のことを、心から良いと思っていたのか?
ーー このブランドを一番好きなのは、自分だったのか?
これを思えていない人から、誰が買いたいと思うんだろう。
販売している本人が本気で良いと思っていないものを、誰が欲しいと思うんだろう。
その製品を生み出したブランドの方は、きっと「この製品を一人でも多くの人に届けたい」という想いを持っている。
それなのに、私は何をしていたんだろう。
25歳の夏に味わった、私にとって大きな挫折でした。
そこから私は、まず自分が入るブランドのことを必死で知ろうとしました。
どんな想いで作られたのか。
どんなお客様に届けたいのか。
なぜこの価格で、なぜこの成分なのか。
背景を知ることで、ひとつひとつのブランドを少しずつ好きになっていきました。
すると不思議なことに、少しずつ話を聞いてくださる方が増えていきました。
☺︎ あなたが言うなら使ってみるね
☺︎ また来るので、肌の状態を見てほしい
☺︎ ここでこんな接客を受けられると思ってなかった。ありがと!
そんな言葉をいただけることが増え、結果として、製品を購入していただける機会も増えていきました。
この経験で得たものは、売上だけではありませんでした。
バラエティショップは、百貨店とは違います。
目的を持って来られる方ばかりではなく、ただ店内を回遊している方も多い。
最初からブランドを知っているわけでもない。
その方たちに対して、どう声をかけるのか。
どう興味を持ってもらうのか。
どう悩みを引き出して、提案につなげるのか。
当時は必死だったので、自分にそんな力がついているとは思っていませんでした。
でも結果的に、百貨店ブランドでの提案力も大きく変わっていました。
例えば、あるブランドでは特に私が好きなスキンケア製品は、勤務するたびに2〜3日で完売し入荷待ちになることもありました。
若年層のお客様が、毎月必ずおすすめしたスキンケアを買いに来てくださることも増えました。
中には、高級ラインを使ってくださっていた顧客様から、こんな相談を受けたこともあります。
ーー ここの製品、もういいかなと思ってるんです
よく話を聞いてみると、製品が嫌になったわけではありませんでした。
『 これ、いいですよ! 』と一言で5万円のクリームを勧められたことに、売りつけられているような感覚を持ってしまっていたんです。
お客様のお話を聞いていく中で見えてきたのは、製品そのものに不満があったわけではなく、「なぜそれを勧められるのか」という説明や納得感が不足していたということでした。
だから私は、その不安や疑問をひとつずつ解消するようにお話ししました。
なぜその製品がお客様に必要なのかを、成分やお悩みの原因、肌の状態と結びつけながらお伝えしたんです。
すると、そのお客様はその後も毎月数十万円分のスキンケアを購入し続けてくださいました。
さらには、私がいつどこのカウンターに入っているのか、関西圏の店舗に電話で確認してくださるほどになりました。
それは、本当に嬉しい経験でした。
そんなふうにして私は、10年以上百貨店とバラエティショップの両方で勤務を続けました。
いろんなブランドや店舗に入らせていただいたことで、自分の知識も知見も広がりました。
年齢による違い、地域性による違い、時代によって変わる美容の傾向。
いろんな現場を経験したからこそ、見えるものが増えました。
そして40歳を超えた今、その経験は今の仕事にも大きく活きています。
ブランドの強みを早く理解できたり、打ち出し方を提案できたり、市場調査から動向や傾向を読み解くこともあります。
美容部員とメイクアップアーティスト両方の経験があるからこそ、人材育成のアドバイスができることもあります。
今では、美容の現場に立つこと以外にも仕事の幅が広がりました。
それは、あの時いろんなことにチャレンジした結果だと思っています。
新しい環境やブランドに入った時は、最初からうまくいかないことの方が多いです。
だからこそ、その時の判断がとても大事だと思います。
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ピンチはチャンス
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売上ゼロだったあの時の私は、誰が見てもピンチでした。
でもその時に、自分で振り返ることができた。
言い訳で終わらせず、トライアンドエラーを繰り返して自分なりの方法を見つけることができました。
もしあの時、諦めていたら...
もし「私には合わない」で終わらせていたら...
今見えている景色は、きっと見えていなかったと思います。
だから、自分の可能性を自分で決めないでほしい。
もしチャンスがあるなら、やったことがないことでも一歩踏み出してほしい。
そして、判断を急がないことも大切です。
最初の1回や2回で『 向いている・向いていない 』を決めてしまうのは、少しもったいない。
続けて取り組むうちに見えてくることや、できるようになることは意外と多いものです。
みなさんにも、チャレンジを通して自分の可能性を少しずつ広げてほしい。
未来の自分が「あの時やってよかった」と思えるような選択を、ひとつずつ増やしていってほしいと思っています。
✧✧✧ ピンチの中にある一歩が、必ず未来の自分を助けてくれる ✧✧✧
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