佐藤千晶
◆入社年:2018年
◆出身:東京都
◆趣味:旅行・ラーメン屋巡り
ITは全くの未経験。バイタルエリアに入社して6年目の佐藤千晶。彼女はいま各自治体の税金に関する運用・保守のプロジェクトで、リーダーを務めるまでに成長しています。前職では看護師として働いていたという佐藤。どうしてITエンジニアに転身し、リーダーを任されるまでになったのか。母としての一面も持つ彼女に聞いてみました。
いつでも戻れるし今のうちに経験しておきたい
バイタルエリアに入社する前は看護師として働いていました。中学生くらいのときですかね、父が病気になってから"病気の人を助けられたらな"と思ったのがきっかけです。看護師の資格は専門学校でも取れるけど、大学だと保健師とか助産師も選択肢として選べたので、将来の選択肢を広げるために大学を選びました。結果バイタルエリアの衛生管理者にもなれたのでこれまでの経験は役に立ちましたね。いざ入学してみたら結構大変でしたね。国家試験なので勉強ももちろん大変だったのですが、内科から外科、小児科と一通り実習に行って患者さんにどういう看護をして一日動くとかをレポートにまとめたり、技術的にも勉強することしかなかったので。
でもいま思うとやっぱり就職した後のほうが大変でしたね。私は病棟の看護師だったから手術室に入ることはなかったけど、手術室まで送って迎えにいくとか。いきなり"吐血"したり"熱がある"のひとつにしても、緊急性があるのかないのかまずは私が判断して報告しないといけない。自分のミスで人が死んでしまう可能性がすぐそこにある緊張感のなか、いろいろ原因を考えて判断をしないといけない。今の仕事でもプログラムが異常終了していたらなにが原因かを考えて、どうすれば良いか判断しなければならないので、あの時の経験が活きているなと感じています。
シフト制で夜勤もあったので体力的にも大変でした。夜勤は日中よりも看護師の数が少なくて、私のところだと30人くらいの患者さんを2~3人でみていましたね。病院の夜は怖かったですよ。心霊もあったけど、それより症状が急変したり暴れたりする患者さんがいるので。本当にいい経験しました。
看護師として続けていたほうが安定もしているかもしれないし、リスクを負わなくても良いんじゃないかとも考えました。だけど、看護師として大体の事は経験したし、看護師免許があるから戻ろうと思えばいつでも戻れる、とも思い始めていたんです。だったら若いうちに他の業界も知っておきたい、色々経験してみたいと思って転職することを決めました。
そのなかでなぜ、IT業界に転職を考えていたのかというと、「将来性」と「かっこよさ」です(笑)。その当事のイメージですけど、IT関係の仕事って"すごい仕事"みたいなイメージを持っていました。いま思うと結構安易な考えでしたね。
その後、再就職活動をしていくなかでバイタルエリアに出会いました。面接はバイタルエリアを含む2~3社受けて、一番"ここで働きたい"って思ったのがバイタルエリアだったんです。社長が、前職のことから、プライベートなことまで「私のことをよく知ろうとしてくれていた」ところ、そしてなにより取締役である古宇田さんとの面接で、同じ女性として"こうなりたい"、"この人が上司にいる会社なら大丈夫"と思えたこと。ITエンジニアは未経験だしそこは慣れるしかないと思っていたのでどちらかというと"一緒に働く人"重視で選びました。面接という限られた時間のなかで、そう思うことができた。それが入社の決め手でしたね。
他にも面接を受けた企業で、面接に女性がいたのが1社あったのですが、そこでは"こうなりたい"って気持ちにはならなくて、この人のもとで働くのは難しいなって思っていました。あまり心は動いていなかったんですよね。だからというのもあったんでしょうね、それも含めこの会社に入社できて良かったです。
良い意味で距離の近い会社
やはり最初はすごい大変でしたね。それもそのはず、バイタルエリアに入社して現場に配属されてから半年でリーダーに抜擢されたんですから。さすがに驚きましたし、かなり不安でしたね(笑)。
でも、社長から直接、「なんでも相談してくれていいよ」って言ってもらって。もちろん、全ての不安が消えたわけではないけど、その言葉があったから頑張れたのも事実です。社長から直接、「リーダーをやってほしい」とか「なんでも相談してくれていいよ」って言ってもらえるのも、今はこれが"普通"だなくらいの感じだけど、周りの人からは、"社長との距離"の近さに驚かれるんです。社員の数も大手企業みたいな規模ではないし、ベンチャー企業というのもあるかもだけど、社長から直接言ってもらえると自分の"存在意義"であったり"やる気・責任感"を感じる事ができるので、プラスに感じてます。
この会社は、入社後3ヶ月間は基礎的な事を学ぶスクールに通い、そのあとに現場に配属されるという流れです。現場にはバイタルエリアの先輩社員たちがいて、すごく気さくな人が多いですし、すぐ聞ける環境がある。この辺の教育制度といいますか、未経験でも安心な環境はあると思いますね。私が初めて現場に配属されたときは、周りにバイタルエリアの先輩は誰もいない一人現場で、「あれ、バイタルエリアの人いないの?」って思った記憶がありますけど(笑)。今はそんなこと聞いたことないから安心してください。当事はまあ、時代が時代でしたから(笑)。
※佐藤さんと上田社長
それでも途中で投げ出したりする事無く続けてこれたのは、"意見の言いやすさ"や"相談のしやすさ"があることですね。それも社長や役員の方に直接。ほかの会社にはあまりないと思いますが、週末には社長の家でBBQしたり、サッカーのワールドカップ期間中は、社長宅でみんなで観戦したり。テレビがでかいのでライブDVDを持っていって観たりと、とにかく距離が近いんです(笑)。つい最近(※2024年5月)も社長宅でBBQが開催されました。会社では伝えずらいことも、そういう場でさりげなく伝えることができるし、"近すぎて嫌"と思う人もいると思いますけど、自由参加ですし私にとってはありがたいんです。普段は現場が違う人もいるので、こうやって集まれる機会があるのはすごく良いと思ってます。看護師の時は忘年会だけとかだったので。
私は入社してすぐの時から社長宅にはよくお邪魔していて、その時に「サッカーの遠征あるから来る?」って誘われたので入社2ヶ月くらいで行ったんですよ(笑)。そしたら女子社員は私だけで「まじか!」って思ったけど結果的にそこですごく仲良くなれたし楽しかったし行って良かったと思ってます。結構面白いことするのが好きなので前職の時から忘年会で出し物したりバイタルエリアに入ってからもいろいろやりましたね。そろそろ世代交代です(笑)。
社員を第一に考えてくれている
バイタルエリアに入社してみて、感じたことがあります。それは「社員のことを凄く考えてくれている」ということ。
このインタビューを行った頃、私は出産を控えている時期でした。それに加えて現場ではリーダーをやっていたので作業を引き継いだりしないとで、結構大変だったんです。そんな中、古宇田さんが時間を作って下さり、自身も家庭をもつ母として、出産のことから産休や子育てについて二人だけの空間で話をしてくれたんです。お金は出ないけど、子供が2歳の3月31日までは、産休として扱うよって言ってくれたり。仕事上の関係性は取締役と社員という関係性だけど、いち人として、そして"母"として。そういう風に行動してくれるってすごいなって思ったんです。
産休を取ると戻ってきづらいみたいことも聞いた事があるけど、古宇田さんをはじめバイタルエリアの社員でも復帰している人がいるってわかっているし、落ち着くまではリモートワークで良いよって言ってもらえたり復帰しやすい環境ではあると思いますね。バイタルエリアだったら出産とかにも理解があるなと感じていたし、社長も普段は家庭を持つ父親なので「全然子供みるから息抜きしてきなよ」とか言っているのをみて、「子供は欲しいけどその後が…」っていうハードルは低かったかもしれないです。子供が出来ても仕事を続けていきたいと思っている人もいるはずですから。
その裏では、私が抜けてもこれまで下に付いてくれていた子たちに負担がかかりすぎないように、上手く回るように会社が調整してくれていたり、直接は言われていないけど産休を取りやすい環境にもしてくれていたんだと思うんです。会社のトップの立ち位置の人が、私の出産でここまで動いてくれるって目に見えてわかって、感動しましたね。私もBBQだったり、なにかイベント事がある時には積極的に参加していたのもあって、動いてくれたのかもしれないです(笑)。そこに参加するしないは自由だけど、参加していたら良いこともあるかもしれないですね。
あと、毎年給料が上がるのも良いポイントです。バイタルエリアは山手線徒歩圏内なら住宅手当が出るのですが、これも入社初年度から貰えますし、在籍年数が増えるたびに毎年上がっていきます。上限はありますが大手企業ではない会社でここまで貰えるのはかなりレアだと思いますね。それに加えて、業務もしっかりとやって頑張っていれば基本給も少しは上がるでしょう。給与の面も少しでも社員のみんなの手取りが増えるように考えてくれていますし、とてもありがたいですね。
同コンテンツ内にある「若手座談会vol.1」の最後に、今後の目標で「結婚や出産といったライフイベントがあっても仕事を続けていく」って、まさにこれからの事を言っているのですが、この目標は変わっていません。最近、産休から復帰した社員の子もいたり、私の入社の決め手にもなった古宇田さんも産休から復帰して今ではバリバリ働いている。私はまだ産んでないからどうなるかわかんないけどもちろん仕事と家庭の両立をしていきたいです。
仕事の事でいうと入社した時に社長から「チームを作ってくれると良いな」と言われたのを覚えていて一応それは達成できたと自分では思っています。けどまだリーダーとして足りないところが多かったから復帰したらそこを磨いていきたい。というのと、もう少しできるようになったらもっと上の立場から会社を見れたらなと思ってます。
※「忘年会」での写真
※「忘年会」での写真
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