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【エンジニア】
「ITインフラなら誰にも負けない」。そう言える専門性が身につきます

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PROFILE

本多 正一郎(エンジニア)

2021年に開催されたオリンピックのメイン会場に近い、東京・渋谷区のオフィスビルに、SES事業を展開するDRモビリティーズの本社がある。とはいえ、同社のエンジニアがそこへ出勤することは少ない。それぞれが携わっている現場や、自宅やカフェからリモートワークで業務に携わっている。今回は、DRモビリティーズの中で、フルリモートワークで働くエンジニア、本多正一郎を取材。同社で働くことの魅力について、語ってもらった。

ユーザー2万人のシステムのセキュリティを守る

──まずは、本多さんが今、携わっている案件について教えて下さい。

グローバルに展開している企業さんの現場で、社内システムのセキュリティを守るプロジェクトに携わっています。このシステムを利用しているユーザーは全世界で35万人に達します。その中で私は、日本拠点の約2万人が使っているシステムのセキュリティを担当。いまはフルリモート勤務なので、主に自宅で仕事をしています。主な業務内容は、システムに内在する脆弱性の管理のほか、システムに新しいアプリケーションを導入する時、社内のセキュリティポリシーに影響を与えたり、問題を起こしたりしないか調査することなどです。
 
お客様は、財務監査、経営コンサルティングを主体とし、ITコンサルティングも行っている企業で、顧客から秘匿性の高い重要情報を預かるビジネスを展開しています。ですから、自社のセキュリティ対策を万全にしなければなりません。それで、私達のような外部の専門家を含むチームを作って、システムのセキュリティ統制を行っています。ですから、エンジニアとして求められている水準は高い。例えば、新たなアプリケーションを導入する時のセキュリティ調査では、問題を起こしそうなら、代替のアプリケーションを提案するところまで私の仕事です。

──エンジニアとしての実力を発揮できたエピソードがあれば、シェアして下さい。

例えば、新しく導入するアプリケーションではなく、既存で使われているサーバ上での不審なDNSの挙動について、セキュリティ上の脆弱性を指摘したことがあります。私の業務の範囲かどうか微妙でしたが、「危険がある」と判断したので、お客様の担当の方に気付いたことを伝えました。その結果、「本多さんが言ってくれた通り、気づかないところでDNSが勝手に動いていた。危ないところでしたが、修正できた。助かりました」と。エキスパートとして貢献できて、手応えを感じましたね。

金融系のシステムに携わってスキルアップ

──セキュリティエンジニアとして高いレベルのスキルを持つ本多さん。そこに至るまでのキャリアヒストリーを聞かせて下さい。

私がエンジニアリングに興味を持ったのは、中学生の頃。両親が買ってきたPCに触れたのが、きっかけでした。高校時代になると、PCに詳しい友人がいて、「コンフィグファイルの書き換え方」や「バッチファイルの作成方法」など、高校生にしてはハイレベルの操作法を教えてもらった。ですから、自然とエンジニアを志すようになり、高校卒業後、フリーターを経てシステム会社に就職。エンジニアとしてのスタートを切りました。
 
最初に携わったのは、メインフレームの運用と管理。そこから、「もっとキャリアップしたい」と、何社か転職を経験した中で、プロキシサーバを構築するプロジェクトに携わりました。それがインフラ系の案件を手掛けるようになった、きっかけです。その中でも、セキュリティ分野の仕事が増えてきて。特に、クレジットカードの高速決済システムリプレイスのプロジェクトで、セキュリティシステムの基本・詳細設計、構築のリーダーを担当したことが大きかった。
 
この経験を経て、セキュリティやネットワーク、サーバのエキスパートとして、私を頼りにしてくれる人が増えたと思います。その結果、インフラ系の仕事が楽しくなって。やりがいを感じるようになり、収入も増えましたね。

トップの人柄に惹かれて上場企業から転職

──DRモビリティーズには、どのような経緯で入社したのでしょう。

前職時代、私は上場しているIT企業に所属。DRモビリティーズ社長の今井さんがエンジニアとして参画していたプロジェクトに、私も携わっていたのです。今井さんの印象は、「とても気さくで、人を大事にする方」。話し相手に目線を合わせて下さる方だと思いましたね。実は、社長だと知ったのは後から。「こんなに腰の低い社長がいるのか!」と驚いたことを覚えています(笑)。
 
その今井さんから、「一緒にやりませんか」と、お誘いを受けて。転職を決めたのは、インフラ系に特化している会社なので、「インフラ分野の専門性を高めるのに最適な環境だ」と思ったことが大きい。また、人柄が良く、インフラ分野への造詣の深い今井さんと「一緒に働いてみたい」という想いもありました。上場企業からスタートアップ企業への転職でしたが、「会社経営に関われる」ことが魅力的でしたし、前職よりも高い給与を提示いただけたので、不安は全くなかったですね。

フルリモートなので猫の世話もできます!

──入社後、やりがいを感じた経験を教えて下さい。

エンジニアとしてはSDN(Software Defined Networking)を学べたことが大きいですね。プライベートクラウド環境の構築プロジェクトに携わった時、「仮想サーバの増減に従い、自動でルーターやスイッチなどのネットワーク構成を変更する」という最先端の業務を担当し、そこでSDNが必要になったのです。その現場にはSDNに関して知識がある人が少なかったので、独学で勉強しながらマスター。今後も活かせるテクノロジーを身に着けられたので、とても貴重な経験になったと感じています。
 
また、プライベートでは、リモートワークが増えましたね。現在もフルリモートです。実は、自宅で猫を2匹、飼っていて。常に様子を見てあげられるから凄く安心です。それに休憩中には猫と遊ぶのが、良い気分転換に。前職の時は帰宅するまで放置せざるを得なかった。たぶん、DRモビリティーズへの転職を、一番、喜んでいるのは猫でしょうね(笑)。

──最後に、今後のキャリア目標を聞かせて下さい。

エンジニアとして、セキュリティを得意分野にしたいので、様々な現場で経験を積み、専門性を高めていきたいです。今後も、要件定義や基本設計など、上流工程で活躍していくことを考えています。というのも、AIの普及が進み、システムを攻撃する側も防御する側もAIを駆使するようになり、下流工程で人間ができることが減っていくと予想されるから。「インフラのセキュリティに関する上流工程を担える人材が豊富」という評判を勝ち取れるような、セキュリティ専門の事業を立ち上げられたら、理想的ですね。

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