相談内容 ◤ データはあるのに、まったく活かせている気がしない問題 ◢
今回ご相談いただいたのは、美容室を3店舗経営されている社長さん
感覚が鋭くて、エモーショナルで『なんか、こうしたほうが良さそうやねん』が、だいたい当たるタイプの方(笑)
お会いした瞬間に「この人、絶対現場強い…」と感じました...
そんな社長さん(以下 クライアント社長)から頂いた今回のテーマは、ずばり――
" データはあるのに、まったく活かせている気がしない問題 " でした。
◤ 数字は山ほどあるのに、さっぱり活かせてないんよね ◢
ご相談いただいたのは、こんなお悩みでした。
ーー うち、POSも予約システムもカルテもあって、数字だけ見たら“ちゃんとしてる店”っぽいやん?でも正直、全然使いこなせてる気がせえへんのよね…3店舗分の売上データ・メニュー構成・スタッフ別の指名数・ホットペッパーの分析画面・アンケート結果まで。
データは、めちゃくちゃ揃ってるサロン。
なのに、クライアント社長はこう続けました。
ーー グラフも見てるし、ミーティングの資料にもしてる。でも『じゃあ、明日から何変える?』って話になると、急に止まるのよこの感覚、ものすごくよく分かります。
数字はある、グラフもある。
でも...
行動に落ちていかない。ここに、今回のテーマである「
データがあっても活用できない理由」が詰まっていました。
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“使えないデータ”って、どんな状態?
社長(以下 本田)がいつも言うのは、
ーー データを集めることも、グラフにすることも、あくまで“スタート地点”に過ぎない
ということ。
一見「ちゃんとしてそう」なデータも、こんな状態だと“ 使えないデータ ”になってしまいます。
◆―――――――
・ただ集めただけで、誰も分析していない
・グラフはあるけど、「ふーん」で終わっている
・「なんとなく眺める資料」になっていて、意思決定の材料になっていない
―――――――◆
今回のクライアント社長も、まさにこの状態でした。
ーー ミーティングのときに数字は出すけど...結局、最後は“感覚”で決めてしまうことが多いんよね
感覚が鋭い人ほど、最終的に「自分の勘」に戻っちゃう。
でも本田は、否定することはせずこんなことを言いました。
ーー 感覚が当たる人ほど、本当はデータを味方につけたほうが、もっと強くなるんですよ!
◤カギになるのは「どの数字で、何を決めるか」 ◢
じゃあ、どうすれば “
見るだけの数字 ”から抜け出せるのか。
本田が最初にクライアント社長と一緒にやったのは、
「指標」と「行動」の紐づけでした。
そこで本田が提案をした「指標」と「行動」の紐づけ方法をご紹介します
▼ ステップ1:意思決定につながる“指標”を決める
まず、数字を全部見るのをやめてこんな質問から始めたそうです。
ーー この1年で、一番伸ばしたいのは何ですか?(売上? 利益? 客単価? 新規? 再来?)ーー この数字さえ良くなれば、他は少し目をつぶれるというものはなんですか?このクライアント社長の場合、出てきた答えは
「再来店率」 でした。
ーー 新規も大事やけど、“ もう一回来てくれるかどうか ” が一番気になるとなれば、見るべき指標も絞られてきます。
◆―――――――
・再来店率(メニュー別、スタイリスト別)
・新規 → 2回目来店までの期間
・クーポン、キャンペーン別の定着率 などなど
―――――――◆
まずは、
「何の数字で勝ちたいか」を決める。ここがぼんやりしていると、どれだけデータを集めても“ただの数字”で終わってしまいます。
▼ ステップ2:データに“行動の意味”を持たせる
次にやったのは、「この数字が〇〇を切ったら/超えたら、何をする?」を一緒に決めること。
例えば...
☞再来店率が ◯% を下回ったら ・カウンセリングの振り返りミーティングをする
・退店後アンケートを見直す
☞あるメニューのリピート率が高いスタッフがいたら ・その人のやり方を全員で共有する
こんなふうにーー
◆―――――――
・数字 →「見て終わり」じゃなく
・数字 →「次のアクション」がセット
―――――――◆
になるように決めていきました。
クライアント社長も、
『あ、なるほど。“ 数字ごとにスイッチを決める ”感じか!』と、ちょっとワクワクした表情になっていたそうです。
▼ ステップ3:誰でも“見てすぐ動ける”仕組みにする
最後に大事なポイントが「
誰が見ても、すぐ動ける形にしておくこと」です。
今回の美容室では、最初こんな状態になっていました。
◆―――――――
・数字は社長だけが見ている
・ミーティングのときにだけ共有される
・スタッフからすると「よくわからない数字の資料」
―――――――◆
これだと、どうしても" 結局、社長の感覚で決まるやつでしょ? "になりがちです。
そこで本田が提案したのは、
“サロン用ダッシュボード”をめちゃくちゃシンプルに作ること。◆―――――――
・店全体の「今月の再来店率」
・スタイリストごとの「再来店状況」
・先月との比較(↑か↓だけ分かる)
―――――――◆
これを、スタッフルームで誰でも見られるようにして、「今日の数字どう?」「あ、◯◯さんのメニュー、リピート増えてるやん!」と、
日常会話に数字を混ざらせていく。クライアント社長も、
ーー 難しい分析ツールはいらんのやな。“ 現場が見て動けるくらい ”がちょうどいいんやなと、かなり腑に落ちた様子だったそうです。
❁相談したい方はお気軽に
LINEからどうぞ❁
「見る数字」から「動かす数字」へ
本田が最後にクライアント社長へお伝えしたのは、こんな言葉でした。
ーー データって、“見て安心するためのもの”じゃなくて、“ お店を動かすスイッチ ”にしたほうがいいんです
◆―――――――
・ただ眺めるための売上グラフ →「どのメニューに力を入れるか」を決めるための数字
・なんとなく出している再来店率 →「スタッフ教育やメニュー改善のきっかけ」にする数字
―――――――◆
そんなふうに
◆ 見るだけの数字 から動かすための数字へ変えていくこと
ができて初めて、“ データが活用できる状態 ”なんだと、今回のお話を聞いていて私も強く感じました。
▼ まず、自社でできることは?
このコラムを読んで、「うちでも少しやってみようかな」と思ってもらえたら嬉しいので、
トーコ目線で【
明日からでもできそうな一歩】を少しだけまとめておきます_φ(・_・
▼△▼△▼△▼△▼
①「何の数字で勝ちたいか」をひとつ決める
②その数字が良くなった/悪くなったときの行動を決める
③誰でも見られる場所に、シンプルに貼り出す
▼△▼△▼△▼△▼
最初から完璧な分析なんて、誰にもできません。
大事なのは、
小さくても“行動に変わる数字”をひとつ持つこと。そこから、データ活用はじわじわ効いてくるんだと思います(゚ロ゚*)(゚ロ゚*)
❁今日のまとめ❁
/
データは" 見るだけ "の数字から、“ 動かすため "の数字に変える\
今回のお話を聞きながら、「感覚の鋭いクライアント社長が、データまで味方につけたら、このお店どこまで強くなるんやろう…!」と、正直ゾクっとしました(⊙⊙)
もし今、画面の向こうで『うちも数字はあるのに、全然活かせてないんよね…』と感じていたら。そのモヤモヤは、きっと“変われるサイン”なんだと思います。
/// 同じように悩む方の少しでも何かのヒントになれば.... ///