心をすり減らさずに続けていくために
ー 自分らしさをどう表現したらいいんだろう?
ー 同じ仕事をしているのに、あの人はどうして選ばれるんだろう?
そんなふうに感じたことはありませんか?
それは、あなたが真剣に“ 自分の仕事と向き合っている ”証拠です。
今ビジネスも美容の世界も
「技術」や「商品」だけではなく、「想い」や「ストーリー」が価値を生み出す時代へと変わっています。
1. ニーズビジネスの時代(1980〜2000年代前半)
この頃の美容業界は、“
足りないものを埋める ”ことが価値でした。
・髪を早く乾かしたい
・もっとツヤがほしい
・肌を白く見せたい
そんな
“不足”に応えることが使命だった時代です。
化粧品もサロンメニューも、どんどん新しい“機能”を打ち出し、“足りないを満たす”ことで成長してきました。
この時代は、
技術の精度や効果の高さが選ばれる基準でした。
2. ビジョナリービジネスの時代(2010年代〜)
モノがあふれ、品質の差が小さくなると人々は「何を買うか」よりも「
誰の想いに共感するか」を重視し始めます。
美容業界でも、「理念」や「世界観」を持つブランドが支持されるようになりました。
たとえば...
・環境にやさしいサロンや、エシカルコスメ
・「美は内側から」「年齢を重ねることを肯定する」などの価値観
・“ただの美容”ではなく、“生き方に寄り添う美容”
美容師や美容部員・メイクアップアーティストも
「
なぜこの仕事をしているのか」を語るようになりました。それが、お客様の共感を生むビジョナリーの時代です。
3. ストーリービジネスの時代(2020年代〜現在)
そして今、価値の中心は「
ストーリー」へと移行しています。
完璧な仕上がりや結果よりも、「どんな想いで」「どんな道のりで」そこにたどり着いたのか?
人々は、その背景に心を動かされます。
美容の現場でも
・SNSでプロセスを発信するスタイリスト
・メイク動画で失敗談を共有する美容家
・自分の想いや体験を通して“美”を伝える美容部員
そんな“人間味のある発信”に共感が集まっています。
お客様は「上手な人」よりも、「想いの伝わる人」を選ぶ。
それが今の時代の本質です。
4. 「提供」と「想い」が重なったとき、美容は“物語”になる
美容という仕事は、“
形のない贈りもの ”です。
髪を整える、肌を整える、その先には「人の気持ちを整える力」があります。
だからこそ、
提供する技術と、自分の想いが重なる瞬間に、美容は単なるサービスではなく“ストーリー”になります。
・笑顔を取り戻してほしい
・自分に自信を持てる時間を届けたい
・美しさを通して、前向きな気持ちになってほしい
あなたの中にあるその想いが、今の時代に最も求められている価値なんです。
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過去のコラムフィオレンテの紹介美容のお仕事の情報☆★☆☆★☆☆★
❁まとめ❁
時代は「モノ」から「想い」へ、そして「ストーリー」へ。美容の技術はもちろん大切。でも....
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その技術にどんな想いを込めるか\
これが何よりも重要です。それがあなたというブランドを形づくります。
失敗も努力も全部があなたのストーリー。
それがあるから、お客様はあなたを信頼し、また会いに来てくれます☺︎
あなたの想いが“美”をつくり、その“美”がまた誰かの心を動かす。
そんな循環を、この時代に一緒に育てていきましょう。
✧✧✧ みなさんの活躍の場がこれからも増えますように ✧✧✧