■山田 俊輝(CS工事スタッフ)
■湯原 寛則(マド本舗つくば店/営業スタッフ)
エアコンが普及した今日、「いかに外気の影響を遮断するか」が室内の温度を左右する。そのカギになるのが窓だ。従来の住宅に取り付けられた窓の大半は断熱性が低い。快適に暮らすためには、それを高断熱の製品に交換するリフォーム工事が必要になる。そうした窓のリフォーム工事を得意分野として、茨城県石岡市・つくば市・筑西市のエリアで事業展開しているのが、つくば住生活だ。今回は、同社で工事スタッフとして活躍している山田俊輝と、営業スタッフとして成果を挙げている湯原寛則の対談を企画。二人のキャリアストーリーを交えながら、仕事のやりがいを語り合ってもらった。
「気持ち良く挨拶する」工事スタッフを目指しています
山田 石岡市の拠点に所属していて、工事スタッフとしてリフォーム工事に携わっています。お住まいの方から直接、家の窓のリフォーム工事を請け負うケースもありますが、住宅全体のリフォーム工事を請け負った工務店さんから、窓部分のリフォーム工事だけを依頼されるケースの方が多いですね。ただ、直接のお客様が工務店さんであっても、常にその家にお住いの方が、「より快適な住まいになった!」と喜ぶ姿を思い浮かべながら、仕事をするようにしています。施主さんにご満足いただける仕事をすれば、結果として工務店さんの評価が高まり、その工務店さんからまた、お仕事をいただけるようになりますから。
また、私が現場で心掛けているのは「気持ち良く挨拶する」こと。工務店さんの担当者や他の分野の工事スタッフさん、そして施主さん。皆さんに、私から大きな声で挨拶していますね。挨拶されてイヤな気分になる方はいないでしょうし、それで良い印象を持っていただくことで、工事がスムーズに進みますから。
湯原 私は、つくば市にある拠点に所属。山田さんのような工事スタッフが携わる工事の案件を受注するため、営業スタッフとして駆け回っています。お客様は、工務店さんやリフォーム会社さんがメイン。お客様の担当者とご一緒に、リフォーム工事を行う予定のお宅へ伺い、現場を見学調査させていただくこともあります。そういう時、私がメジャーを取り出し、寸法を測ったり仕様の打合せをしています。
採寸、打ち合わせは営業スタッフまたは工事スタッフにて行っています。スピード対応を心掛け、営業スタッフによる採寸を元に、工事スタッフと話し合い、製品や工法を決め、事務スタッフが直ぐに見積書を作成して、お客様にご提案していることが、当社の強みになっているのです。
また、2023年4月から、つくば拠点の責任者を務めているので、現在は6名のメンバーのマネジメントも大事な仕事の1つですね。
お客様主催の販促イベントの企画・運営を担う
山田 では、古い樹脂サッシの窓を、最新型のアルミ樹脂複合サッシの窓へリフォームする工事に携わった時のことをお話しします。既存の窓枠を残し、それを覆うように新たな窓枠を設置する、短工期・低価格の「カバー工法」だったのですが、既存の窓枠の寸法が現代の製品に合わない。しかも、昔の樹脂サッシは厚みがあり、削るなどの加工がしにくいので、結局、この窓枠に合うように特注した製品を使うことに。
そして、現場での施工方法も工夫を重ねることで、何とかぴったり設置することに成功しました。その時は、施主さんがとても喜んで下さって。仮に、仕事へのこだわりが薄い工事スタッフが担当していたら、「既存の窓枠を残すのは無理なので、撤去してしまいましょう」と、工期や価格が大幅にアップする工法への変更を提案していたかもしれません。でも、それではお客様のためにならない。「必ずやり遂げてみせる」という気持ちで取り組んだことで、お客様にご満足いただくことができました。
湯原 私からは、工務店さんやリフォーム会社さんの顧客開拓をお手伝いしたケースをお話しします。私達は地域の人々との接点を作り、リフォーム工事の受注に繋げるため、定期的に「網戸の張替えイベント」を開催しています。「張替えたい網戸を車に乗せて、つくば住生活の拠点にまで運び込んでもらえれば、通常の半額以下で張替えます」というもの。地元の方々に大変好評で、毎回、盛況になり、新規のお客様の獲得に繋がっています。
私達は、こうしたイベントを開催して集客することを、工務店さんやリフォーム会社さんに提案しているのです。「リフォーム相談会」といった形で、地域住民の方々の悩みを聞く機会を設け、商談に繋げる。その企画や運営を私達が引き受けますし、私自身がイベント当日、窓のリフォームの相談に対応することも。「販促支援までやってくれる窓工事の専門会社」として、工務店さんやリフォーム会社さんからの信頼を勝ち取っているのです。
山田 私は新卒入社です。情報系の専門学校を卒業して、元々は「プログラミングの仕事をしたい」と考えていました。ただ、地元である茨城県を離れたくなくて。それで県内のIT企業の募集を探したのですが、非常に少なかった。それで進路を変えたのです。つくば住生活に出会ったのは、合同企業説明会に参加した時のこと。その後、会社見学などの機会を通じて、若手が活躍している会社だと知って興味を持ちました。研修など成長支援の仕組みが充実していて、建築の知識がなくても工事スタッフに挑戦できることが決め手でしたね。
湯原 私の場合、中途で入社しました。前職も同業で、妻の地元の山形県の“サッシ屋さん”に約5年、勤めました。その後、妻の私の地元である茨城県に転居することになって。こちらで再就職先を探す際、前職と同じく、窓を専門に扱っている会社に絞りました。窓を変えると部屋が明るくなって、お客様がとても喜んで下さる。そのことに、とてもやりがいを感じていたからです。転職先を探す中で、つくば住生活を知って興味を持ちましたが、当時募集をしていなかったのか探しても見当たらなかったので直接会社に電話をしました。「ぜひ、面接の機会をいただきたい」と交渉したところ、OKしていただいて。前島社長に面接していただいて、無事、入社することができました。
自己成長の源泉は専門家としてのプライド
山田 「二級建築施工管理技士」の資格を取得したことです。入社から約5年間で、1,000件ほどの工事を手掛けました。様々な現場を経験する中で、窓以外の分野のリフォームのご依頼を受けることが多くなってきて。そうした時に「専門外です」と言いたくなかった。建築全般の知識を身に着けたくて、資格を取ろうと思ったのです。
家には小さい子供がいるので、勉強には通勤時間や仕事の休憩時間をあてました。10ヶ月、みっちり勉強して一発で合格。その結果、仕事の幅が格段に広がり、お客様から「山田さんなら安心して仕事が任せられる」と評価していただけるようになりましたね。
湯原 日頃から情報収集に努めて、受注に繋げられるようになったことです。例えば、最近、ある工務店さんから「予算的に厳しい施主さんがいるのだが、安くお客様が喜ぶ窓のリフォームをする方法はないか」というご相談がありました。そこで私は、「先進的窓リノベ事業」の活用をご提案。これは、断熱性の高い窓へのリフォーム工事に対して、政府から補助金が受けられる制度。その仕組みや申請方法などを工務店さんの担当者に伝えた結果、その家のリフォーム工事が実現することになりました。お施主様はお得に快適な暮らしにリフォームでき、工務店さん、当社は受注につながり「3方良し」のみんなが喜ぶ提案ができました。
私が情報収集に力を入れているのは、工務店さんやリフォーム会社さんから、湯原さんには何でも相談できる、頼れる存在だと思って頂きたいからです。相手は、専門家としての私を信頼して、相談して下さっている。窓・玄関のプロとして専門知識を深めて来たからこそ、お客様との信頼関係を築けたのだと思っています。
山田 若手に活躍の場を提供して、経験が積める環境を増やしていくことです。個人的な想いとしては、若手の手本になりたいので、いつか一級建築士の資格を取りたいですね。
湯原 直近の目標は、営業所の業績を伸ばしていくことです。将来的には、新しい拠点を開設する時に、責任者を務められるようになりたいですね。
募集要項をご確認の上、ご応募ください。