蔦交通株式会社
統括部長
山本 祐司
下町情緒あふれるレトロな街と、タワーマンションや大学キャンパスが建ちならぶ近代的な街が共存する、東京・金町。この街に本拠をかまえるタクシー会社・蔦交通(つたこうつう)もまた、設立から70年近くタクシー事業をいとなんできた老舗の顔と、タクシー業界最大手・日本交通グループの一員として業界近代化を推進する旗手の顔をあわせもつ。その伝統と革新の両面からはぐくまれた、未経験者を「稼げるドライバー」へと導く独自のノウハウが、同社にはあるという。採用担当の山本祐司に、その詳細を解説してもらった。
※『HIKOMAナビドライバー』では、イキイキと働くドライバーさん達のインタビュー記事を制作&掲載しています。この企業の雰囲気や他のドライバーさんたちの様子は、採用サイトよりご覧ください。
グループ内で接客No.1だから苦情が少ない
接客力の高さで定評のある日本交通グループのなかでも、とくに接客重視の会社である、ということです。日本交通ではグループの傘下にある全46事業所について、日ごろ、ドライブレコーダーに記録された勤務中のドライバーの言動などをもとに、接客の品質を評価。ランク付けしています。蔦交通は、46事業所のなかでNo.1を獲得しているんです。
接客力の高さは、そのままお客さまの満足度の高さにつながります。お客さまから、ドライバーに対するクレームが出てくることが少ないわけです。未経験からタクシードライバーになったが、短期間で辞めてしまう方の多くは、慣れないうちにお客さまからのクレームにあい、心が折れてしまっている。蔦交通であればそういうケースが少ないわけです。安心して就業できますよ。
「これまでのタクシードライバー業のイメージを刷新したい」。その想いで全社一丸となって接客力アップに取り組んだからです。蔦交通は1951年設立と長い歴史を誇ります。それだけに、これまでのタクシードライバーのイメージをよく知っている。無愛想で、お客さまがご乗車されても、あいさつさえしない。それではダメです。
タクシー業は、お客さまを乗車地点から降車地点までお乗せするだけの「運送業」ではありません。目的地への快適な移動を楽しんでいただく「接客業」なんです。そういう意識をもち、勤務態度を変えていけば、きっとお客さまがタクシードライバーを見る目が変わってくる。よりご利用回数が多くなり、売上が上がる。そんな好循環を生み出すために、No.1の座に安住せず、さらなる接客力の強化に取り組んでいます。
最低でも月30万円は稼げる
心配はありません。右も左もわからない状態で入った新人ドライバーでも、2ヵ月目の総支給額が30万円を超えています。「いちばん成果が出ていない人」でも、最低30万円ぐらいはいく、ということです。一方、新人でも、ハングリー精神のある人はどんどん稼いでいっています。未経験で入社後、半年足らずでコンスタントに月50万円以上を稼ぎだしている方もいます。
日本交通グループ共通の接客マニュアルがあり、蔦交通のドライバーはそれを徹底して実行しているからです。私は入社したてのドライバーの方にマニュアルの冊子を渡すとき、「ここには“魔法の言葉”が載っているよ」と伝えています。その言葉をクチにするだけで、お客さまの満足度は格段に上がり、売上が上がり、給与も上がる。ですから、“魔法の言葉”なんです。
たとえば、お客さまがお乗りになられたときの、「ご乗車ありがとうございます」。本来、心をこめて、そうあいさつするべきです。でも、接客経験のない人、クチベタな人には、あいさつするだけでもハードルが高いんですね。そんなときは、もう「ゴジョウシャアリガトウゴザイマス」と、音を発するだけのつもりでいい。「“魔法の言葉”をとなえるんだ!」と思ってもらい、とにかくあいさつしてもらう。それを繰り返していれば、いつしか心のこもった、あいさつができるようになりますから。
未経験でも安心の研修制度がある
安心してください。蔦交通ではとくに難関といわれている地理試験について、充実した研修制度を導入しています。東京に土地カンのない地方出身の方も含めて、ほぼ全員が試験をパスしています。ランドマークになる建物は少しずつ変わっていきますが、東京の地形が変わってしまうわけではないですよね。過去に出題された問題を繰り返し解いていけば、合格するものなんです。「難しい試験だ」という先入観を消していただくことが大切だと思います。
常識的なモノの見方ができる人を求めます
「一般常識が通用する人」です。たとえば、こんなシーンを想像してみてください。タクシーにお客さまをお乗せして、目的地をご指示いただいた。でも、そこへのルートは「おまかせします」とのこと。自分なりに考えたコースで目的地へ着いたが、「遠回りだ」と、お客さまからおしかりを受けてしまった――。
このとき、「タクシードライバーはルートについてプロフェッショナルなのだから、遠回りだとお客さまに思われてしまったのはドライバーの落ち度。お詫びして、もういちどルートを猛勉強しなければ」。そう考える方なら、ぜひ、蔦交通でご一緒に働きたいです。とても常識的な見方をされているので。
しかし、長くタクシードライバーをやっている方のなかには「『まかせる』といっておいて、文句をつけるとは失礼な。最初からルートを指示してくれればいいのに」と考えてしまう方もいるんです。というのも、たいていのお客さまがルートを指示してくださるので、それに慣れてしまっているんです。それは非常識なことなんだ、という自覚がもてない。いわゆる「業界の常識は世間の非常識」というものですね。そうした非常識な見方をする人は、蔦交通では活躍できないと思います。
タクシー業界に限らず、未経験の仕事をはじめるときは、覚悟が必要です。「絶対にやり続ける。タクシードライバーのプロフェッショナルになって、稼いでいくんだ」。そういう覚悟を決めてください。タクシーという乗り物がこの世から消えたら、不便を感じる人が大勢いる。決してなくならない仕事ですから、やる気がある方は、ぜひ飛び込んできてください。
事業所概要
|所在地
東京都葛飾区東金町5-37-12
|転載元サイト
https://hikoma.jp/tsuta-kotsu/
募集要項をご確認の上、ご応募ください。