■矢崎 駆 (明治大学 農学部 農学科)
「若手であっても大きな裁量を持って仕事ができ、飛躍的な自己成長ができる」と、就職先としてベンチャー企業を志向する就活生は少なくない。しかし、建築分野は成熟市場。ベンチャー企業が生まれにくい業界だ。その中で、「建築物の省エネ計算業務」という急拡大する市場に立脚する環境・省エネルギー計算センターは、地球温暖化の解決を志すベンチャー企業として注目されている。
今回は、新卒内定者インタビューの第二弾として、2024年4月に入社する予定の農学部系の学生、K.Y. さんのインタビューを行った。
今は屋上緑化とソーラーパネルを組み合わせることによるメリットなどの研究をしています。
ソーラーパネルは25℃くらいで発電効率が良くなるのですが、夏になるとパネル温度は日中平均50℃以上、高い日は60℃を超えることもあり、発電効率が大幅に下がってしまいます。
ですが、建物の蓄熱や放熱を抑制する屋上緑化を取り入れることで、ソーラーパネルの温度を下げられるので、併用することで発電効率を向上させることができるんです。
環境問題、特にヒートアイランド現象への対策として注目されている取り組みです。
建築業界というよりも、元々環境問題に強い興味を持っていまして。
大学では、地球温暖化やヒートアイランド現象などの研究を行っていて、就職活動でもそういった環境系の企業が集まる合同説明会を中心に参加していました。
そうした活動の中で、こちらの環境・省エネルギー計算センターに出会ったんです。
環境にいい建築物作りや地球温暖化対策に貢献する仕事は自分の想いと合致していると感じました。
また、実際に説明会や座談会に参加させていただいたとき、社員の方々のモチベーションの高さに惹かれたというのも大きいです。この人たちとなら頑張れる、こういう人たちと一緒に働きたい。そんな気持ちになりました。
座談会の後も、メールのやり取りなどをさせていただきましたが、就職活動以外の相談にも乗っていただいて、感謝しかありません。
未知の建築業界に飛び込むのは不安もありますが、チャレンジ精神しかないという感じです。
当面の目標としては、早く自分のチームを持って、たくさんの仕事をこなしたいという気持ちがあります。いずれは他の人に誇れるような建築物を担当できたら嬉しいですね。
アドバイスになるか分かりませんが、やっぱり自分がどういう職業に就きたいか、というのは大事にした方がいいかなと思います。
就職活動の中で色々な会社を見てきましたが、惹かれるのはやっぱり自分が興味のある分野でした。
条件面や安定性も大事だとは思いますが、自分のやりたいこと、直観的なことを大事にして欲しいと思います。
募集要項をご確認の上、ご応募ください。