柳澤 歩(やなぎさわ あゆむ)
所属:リストホームズ株式会社 住宅事業部 プロジェクト推進課 係長
経歴:成蹊大学経済学部卒業 2021年新卒入社
趣味:漫画を読むこと
入社6年目を迎え、現在は社内の業務改善の旗振り役として活躍する柳澤。一見するとクールで落ち着いた印象を受けるが、その内側には「組織の役に立ちたい」「受けた恩を返したい」という、静かであるが非常に強い責任感が宿っている。
営業職としては花開かなかった彼が、挫折をどう乗り越え、どのように自分の役割を見つけていったのか。飾らない言葉で語ってもらった。
ゼミでは企業研究をメインに活動をしていたのと、全体で160人程となる大所帯の文化祭の実行委員に所属しておりました。アルバイトは4年間ずっとローソンで続けていて、その理由も違うバイトを探すのが面倒だったからです(笑)。そんなに意識が高いわけでもない、ごく普通の大学生ですよ(笑)。
「これがやりたい」という明確なものがなかったからこそ、逆に「色々なことができる会社がいいな」というざっくりしたイメージを持っていました。やりたいことを絞りすぎて自分の幅を狭めたくなかったし、何より「生きていくために働かなければならない」という現実的な感覚が強かったんです。
そんな中、友達に誘われた合同説明会で偶然リストのブースに立ち寄り、「夏のインターンに来ない?」と声をかけられたことがリストとの出逢いでした。

結局は「人」ですね。不動産業界にも営業職にも、正直全く興味がなかったんです(笑)。むしろ自分は営業に向いていないとさえ思っていました。でも、インターンや説明会で会った人事の方や社員の皆さんが、私がイメージしていた「不動産屋」とは違って、すごく明るくて、裏表がないように感じたんです。
他の会社の選考もいくつか受けましたが、リストの社員は「この人たちと一緒に仕事をしても、嫌な気持ちにならないだろうな」と直感的に思えました。選考が進む中で会う人が増えてもその印象は変わらず、「この人とは合わないな」と思う人が一人もいなかった。それがリストで働こうと決断できた理由でした。
「人」に関するギャップは全く無く、そこは本当に恵まれたと思います。理不尽なこともなかったし、厳しい先輩も中にはいましたが、皆さん理屈が通っていて、しっかりとフォローアップもしてくれました。
ただ、仕事内容に関しては、最初は戸惑いの連続でしたね。グループ会社のリストインターナショナルリアルティで不動産売買仲介をやると思っていたら、配属されたのはリストホームズ(以下、LH)。「戸建」という言葉の意味すらよく分かっていない状態からのスタートでした。
正直に言うと、営業時代は楽しいと思ったことが一度もありませんでした。就職前から感じていましたが、私は本当に営業に向いていなかったようで(苦笑)。
全く仕入れができず、成功体験を得られないまま月日が流れ。自分が相手に何を提供できるのか、知識もスピードも足りず、同期が成果を上げる中で自分だけが結果を出せない。本当に辛く、出口が見えない毎日でしたね。

はい。正直に申し上げると、当時は毎日「とにかく言われたことをがむしゃらに動こう」ということで頭がいっぱいでした。私は不器用なタイプなので、まずは目の前の仕事に誠実に向き合うしかない、と必死だったんです。
今振り返ると、動いていないと不安で、一度立ち止まって考える余裕すらありませんでした。
そうですね。ただ、体調を崩して一度足を止めることになった際、図らずも自分を客観的に見つめ直す時間ができたんです。そこで初めて、「今後、何もできない今の状況を打破できるだろうか?」と、深く自問自答しました。
組織の役に立ちたいという想いがある一方で、営業職のままでは限界があることにも気づかされた、大きなキャリアの転機でした。
はい。上司は私の状況を察して、「営業だけが会社を支える道ではない。今の経験を活かせる場所が他にもある。」と、バックオフィス職への異動を提案してくれたんです。当時の私は、「成果を出せないまま、まるで逃げるように営業職から離れるのはただの逃げではないか?」と葛藤もしました。
でも、「このまま無理して続けるのではなく、違うフィールドで成長して、これまで以上の価値を会社に還元することこそが誠実な答えだ」と思えるようになりました。そう思わせてくれた上司や会社の懐の深さには、今でも本当に感謝しています。

明確に変わりましたね。何も得られなかったと思っていた1年弱の営業経験が、実は今の自分にとって大きな武器になっていることに気づいたんです。
サポートする立場になってみて、「営業担当はこういうところで困っているはずだ」「こうすれば彼らの負担が減るだろう」という感覚が、身をもって分かるようになりました。
スポーツで例えるなら、ピッチャーを経験したことがあるバッターは、相手のピッチャーが何を考えているか、どこで駆け引きしたくなるかが分かりますよね。それと同じで、意図せず手に入れた「営業」と「バックオフィス」の二つの視点が、今の自分の視野をグッと広げてくれたと感じています。
誰かに指示されたからやるのではなく、「これをすれば誰かが楽になるはずだ」という想像がつくようになった。そうすると、今まで頑張っているのに上手くいかず、苦しかった仕事の中に、自分なりの「介在価値」を見出せるようになったんです。自分が動くことで、誰かが感謝してくれる。それが今の私の大きなモチベーションになっています。
一番大きな仕事は、設計工程の「見える化」を実現したことです。それまで、設計の進捗状況はブラックボックス化していて、なぜ遅延が発生しているのか、どこに課題があるのかが外部からは分かりませんでした。
私たちの仕事は仕入担当、設計、現場監督、実際に工事をする職人の方々まで、非常に多くの人が関わる大きなプロジェクトです。そのため、チームワークが何よりも重要であり、進捗が不透明であることは致命的な問題でした。
その問題を解決するため、「アンドパッド」というアプリを活用し、誰もがリアルタイムに進捗を確認できる仕組みをゼロから構築しました。テンプレートに情報を入力するだけで自動的にスケジュールが生成され、標準的な日数と実際の進捗を比較できるようにしたのです。
会社から「設計の工程管理をできないか」という漠然としたミッションを与えられた中で、自分なりに考え抜き、具体的な仕組みを創り上げたことは、私にとって非常に貴重な経験となりました。

※業務改善や専門スキル、汎用的なビジネススキル等、幅広いジャンルで社内勉強会を企画している。
大きな目標としては、「会社、人、そして商品の価値を最大限に引き出すこと」です。具体的には、社内の業務改善をさらに加速させていきたいと考えています。仕組みによってミスを未然に防ぎ、仕組みによって人を育む。
社員がいかに効率的かつ快適に働けるか。そして同時に、お客様の満足度をどのように高めていけるか。その最適なバランスを見極め、それを実現するための制度や仕組みを創り上げることが、私の使命だと認識しています。
「自分一人では成り立っていない」という意識を忘れないことです。役職や年齢に関係なく、お互いに協力し合って成り立っている関係性において、感謝の気持ちを忘れないようにしています。
特に今は、管理職とプレイヤーの中間のような立場にいます。意見を言わなければならない場面も増えましたが、それが傲慢に見えないよう、常に周りへの敬意を払うよう気をつけています。

※日々の努力が実り、2024年、2025年と2年連続で優秀社員として表彰される。
一番は「素直な子」ですね。どんなに仕事ができても、素直じゃないと会社が求める成長と方向を間違えてしまいます。指摘されたことを一度吸収し、自分なりに消化できる謙虚さがあれば、LHには皆さんの成長を温かく見守り、ちゃんと育ててくれる上司がたくさんいます。
あとは、自分なりの考えを持てる「賢さ」も大切かもしれません。それは単に勉強ができるということではなく、物事の意図を正しく理解し、想像力を働かせられるかどうか、という意味です。素直さと賢さのバランスは難しいですが、誰かのために動くことを楽しめる人なら、きっと活躍できるはずです。
もし「何がやりたいか分からない」と悩んでいるなら、まずは色々な会社の説明を聞いて「知る」ことから始めてみてください。知らないことは判断すらできません。行動してみて、もしピンとくるものがなければ、それはそれで一つの発見です。
「安定したい」のか「挑戦したい」のか、そんな抽象的な方向性だけでも良いと思います。あまり難しく考えすぎず、まずは動いてみること。そして、もしリストの人たちに会ってみて、「この人たちとなら楽しく働けそうだな」と少しでも感じてもらえたら、ぜひ飛び込んできてください。
私自身、最初は営業で挫折しましたが、それでも自分の役割を見つけ、今は使命感を持って働けています。最初から完璧である必要はありません。目の前のことに誠実に向き合っていけば、道は必ず開けます。皆さんと一緒に働ける日を楽しみにしています。
募集要項をご確認の上、ご応募ください。