■山田 佳奈枝(出向社員)
「キャリアアップしたいが、まだ自分に合う仕事が見つからない」。そうした悩みを抱えるビジネスパーソンは少なくない。飲食業で経験を積んだ後、「違う職種に挑戦しよう」と考えた山田佳奈枝もその1人だ。彼女が選んだ道は、ベンチャー企業・One’s Willに転職し、「出向社員」になるというもの。同社に入社後、事務、訪問営業、コールセンターなど、様々な仕事の現場を経験。その中で「目指すキャリア」も見えてきたという。今回は、山田を取材し、「出向社員」という働き方のメリットを語ってもらった。
ケーブルテレビに加入している一般のお客様に対して、アフターサービスの必要性を電話でお伺いする、コールセンターで働いています。主な役割は、お客様がご利用されているテレビチューナーに不具合がないかをヒアリング。そして何か問題があれば、機器の調査・修理・交換のためのスタッフがお宅に訪問する日程を調整すること。
お電話すると、かなりの割合で「問題がある」というケースに出会います。お客様の意思でケーブルテレビに加入されたわけではなく、「借りているマンションに元から備わっていた」というようなケースでは、不具合があってもケーブルテレビ側に連絡せず、放置してしまう方も多いからです。ですから、こちらからお電話して、問題を解消するアフターサービスを無料でご提供できることをお伝えすると、「ありがたいですね!」と。喜んでいただけるケースが多いので、それがやりがいになっています。
たまに苦戦するのは、「ケーブルテレビ関連の電話を装って、何かの商材を売りつけようとしているのでは?」と疑われてしまうケース。そうした詐欺まがいの商法が横行しているようで、 “とばっちり”です。その場合、お客様ご自身でケーブルテレビ会社のWebサイトなどをお調べいただき、カスタマーサービスの電話番号にお掛けいただくようにお伝えしていますね。
いいえ。未経験からスタートして、まだノウハウを勉強しているところです。私は前職まで飲食業界に勤めていて、そこでの経験はある程度、ありましたが、それ以外の職種については全く無知。だから「様々な仕事を経験して、自分に合った職種を探したい」と。とはいえ、未経験からのスタートの場合、アルバイトや派遣スタッフといった非正規職の求人が多く、低い収入や高い失職リスクが不安でした。
その時、「正社員の立場で、未経験からでも様々な職種を経験できる」というOne'sWillの「出向社員」という制度を知って。「キャリアアップに最適だ!」と応募して、無事、採用されました。入社後、最初は契約書作成など事務仕事の現場へ出向。次にインターネットの光回線の訪問営業を経験。そして今、3つ目の現場として、コールセンターの仕事に携わっています。
ワークライフバランスを図りたかったからです。前職は、スイーツ店の店長でした。大手コンビニチェーンが運営するお店で、やりがいは大きかったのですが、休みが全く取れなくて。「長く続けられそうにない」と感じて、事務職の求人を探す中で、One'sWillの募集を見つけたのです。
元々は調理の専門学校に通い、パティシエを目指していました。卒業後、ワッフル店を運営する会社に就職できたのですが、年功序列の社風。そこに不満を募らせて転職活動をしていたところ、コンビニチェーンからスカウトを受けました。「調理より接客・マネジメントの方がハイキャリアを目指せる」と思い、オファーをお受けすることにしたのです。しかし、入社してみると体力的に厳しくて。学生時代からずっと目指していた飲食業界でのキャリアでしたが、方向転換することにしました。
1つ挙げるとすれば、One'sWillに希望を出せば、出向先を変えられること。私は事務と営業を経験した後、自ら「コールセンターの仕事をしてみたい」と希望しました。派遣スタッフであれば、契約期間が終了するまで業務を続ける義務がありますが、「出向社員」は交替するメンバーをアテンドできれば、すぐにでも現場を離れられます。交替メンバーのアテンドや出向先との調整など一切の作業を、One'sWillの人材ソリューション部でやってもらえるので、「出向社員」本人の負担は全くありません。その点は非常に大きなメリットではないでしょうか。
「出向社員」を含めて、One’sWillのメンバーのキャリアアップをサポートする仕事をしてみたいです。これまで、私自身が「出向社員」として、One’sWillの人材ソリューション部の方々にキャリア相談に乗っていただき、様々なアドバイスやサポートをしていただきました。その経験を活かして、今度は私がキャリアアドバイザーとして、仲間を支える側に回りたい。
これまで、数多くの職種を経験してきたことが、メンバーのキャリア相談にあずかる時、必ず役に立つはず。経験を積んだことで、ようやく明確なキャリア目標を持てるようになりました。将来的には、One’sWill独自の社員評価制度を作るなど、人事のプロフェッショナルとして活躍したいですね。
募集要項をご確認の上、ご応募ください。