■髙岡 翔(ビジネスアライアンス事業部 リーダー)
ケーブルテレビやインターネット回線などの営業のプロフェッショナル集団、One’s Will。その営業力を活かして、このほど飲食店やサロンなどの新規開業の際、必要となる通信回線やレジなどの設備を揃えるためのコンサルティング事業を立ち上げた。この新事業に携わっている若手メンバーが髙岡翔だ。彼は、One’s Willの「出向社員」として、通信回線などの訪問営業や不動産会社とコラボしたビジネスの業務を経験。「そこで得た知見やノウハウを、新事業の立ち上げに活かしている」という。今回は髙岡を取材し、「出向社員」という働き方がどのようにキャリアアップにつながったのか、語ってもらった。
飲食店やサロンなどの開業を支援する、コンサルティングに携わっています。具体的には、開業に当たって必要になるPOSレジやインターネット回線などの導入をお手伝いする仕事。例えば、最近では、東京・高田馬場で小料理屋を開店するお客様に対して、電気やガスなど公共ライフラインの開通をサポートしました。
そのお客様は、オーナー店主の方が1人で切り盛りしている。必要な設備機器の導入どころか、ライフラインの開通作業にさえ手が回らない状態でした。そのため、電気やガスの開通をお手伝いした後、「私達は決済システムやBGM配信サービス、インターネット回線などの導入についても手配できます」とご説明すると、「まるで商社のようだね」と仰っていただいて。「開店後もずっと相談に乗って欲しい」と言っていただけるほど、信頼関係を構築することができました。オープン後、大変な繁盛店になっているご様子なので、今度、One’sWillの仲間達と一緒に、お邪魔してみようと思っています!
One’sWillが懇意にしている不動産会社さんからご紹介いただいています。元々、One’sWillは一般住宅向けケーブルテレビの訪問営業で豊富な実績があり、その事業の中で、不動産会社さんから住宅のオーナーさんをご紹介いただくことがありました。不動産会社さんにしてみれば、オーナーさんに対して「ケーブルテレビの設置」という付加価値をご提供できますし、私達は顧客開拓ができる。Win-Winのコラボです。
そのお付き合いの中で、不動産会社さんから「開業予定の飲食店さんから、『通信回線を引きたいが、どうすればいいか』という相談が多く寄せられる。我々には知見がないので、困っている」と聞いて。One’s Willは営業代行事業を展開していて、様々な商材を扱っているので、「お役立ちできることがたくさん、あるはずだ」と。そこで、新規事業として開業コンサルティング事業をスタートさせたのです。
学生時代にさかのぼると、情報マネジメント学部に所属して、経営について学んでいました。ただ、事情があって大学を中退。在学中は「マーケティング会社に就職しようかな」などと考えていたのですが、その夢はあきらめて、古着屋に就職しました。接客業と服に興味があったからです。でも、仕事は面白かったのですが、給料面では厳しく、退職を決めました。
そこで転職活動をスタートさせた時、接客の経験が活かせると思い、未経験でしたが「営業にチャレンジしてみよう!」と。そうした中でOne’s Willに出会いました。選択の決め手は、「三方よし」という経営理念に共感したこと。一方的な押し売りの営業は自分の性格上、できないと考えていたので、「買い手の利益も追求する」という方針に魅力を感じて、入社しました。
はい。入社後、One’s Willの「出向社員」として、大手ケーブルテレビ会社の現場で、営業に携わりました。大手企業の“看板”があるので、一般のお宅へお伺いする時も、信用していただきやすい。未経験からスタートして実績を積むのに最適だと思いました。
それに、大手企業には様々な年代・経歴の優秀なメンバーが在籍しています。そうした方々と一緒に仕事ができるのも、自己成長に大いに役立ちました。例えば、私の場合、年齢がふた回り以上も違う50代のベテラン営業の方に、お世話になりました。ケーブルテレビの市場トレンドやその変遷を教わり、業界の幅広い知識を吸収できましたね。
キャリアに傷をつけることなく、多様な実務経験を積めることです。「未経験から様々な職種にチャレンジして、自分に合う仕事を見つけよう」と考えている人は少なくないと思いますが、実際に様々な職種を経験するには、そのたびに転職しなければいけない。しかも、派遣スタッフやアルバイトなど、非正規の働き方になってしまうこともあります。「非正規での転職を繰り返している」というのは、あまりいい印象を与えるキャリアではないですよね。
その点、One'sWillの出向社員であれば、正社員として1つの会社に勤めながら、社内の部署異動として、様々な仕事にチャレンジできます。本人の希望に合わせて異動できますし、「この仕事が自分に合う!」となれば出向先へ転職するのもOK。かなり柔軟な働き方ができるので、未経験からキャリアアップを目指すには、最適な働き方だと思います。
大手ケーブルテレビ会社の営業では、ケーブルテレビだけではなく、電気・ガス、携帯電話、インターネット回線など付随する商材の販売にも携わっていました。この時に得た商材の知識が、今、新規事業に携わるに当たり、大きく役立っています。その後、同じ大手ケーブルテレビ会社の中で担当が変わり、ラウンダーの業務に携わるように。営業担当が訪問する前段階として、需要がありそうな建物を訪問して、関係性を築く仕事です。この時、アプローチ先を紹介していただくために、不動産会社さんとお付き合い。その経験も、今に活かせています。
順調に経験を積んでいき、私は入社後1年半でサブリーダーに昇進。その時、One’s Willの上司にこれから先のキャリアについて相談をした時、「新規事業をやってみないか」と。社運を賭けて立ち上げる事業ですから、非常に重要な役割。大変に光栄なことで、すぐに異動を承諾しましたね。
今、携わっている新規事業を軌道に乗せ、大きく発展させることです。現在は、ほぼ私1人でコンサルティングの実務をこなしている状態なので、その実績をあげながら、メンバーを増員していき、組織として回っていく体制を築く必要があります。コンサルティングのノウハウなどをマニュアル化し、共有することで、人材を育て、事業を大きく伸ばしていきたいですね。
募集要項をご確認の上、ご応募ください。