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【TOPインタビュー】
 変革期に立つ私たちの決意

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プロフィール

齊藤 慎介(代表取締役社長)

全国の警備業の市場規模は約3兆4,478億円(令和6年・警察庁)。
認定業者数は約10,800社と過去最多となり、業界全体の需要の底堅さがうかがえる。
そんな中、宮崎市のセキュリティロードは九州全域への拡大を進め、存在感を高めている。現在、約600名の警備スタッフと管理スタッフを抱え、宮崎・熊本・鹿児島の11拠点で年間3,000件超の案件を手掛ける。

近年は業務部の新設など組織改革に着手し、「Re:Start」を掲げて成長フェーズへ。
福岡・佐賀・長崎への進出、M&A、新規営業体制、若手育成、海外展開と挑戦は広がり続ける。
今回のインタビューでは、代表取締役社長・齊藤慎介が、これからの会社のビジョンと仲間への熱い思いを語った。

蓄積した課題に向き合い、脱却への一歩を

──最近の会社の変化や動きについて教えていただけますか。

この1~2年で、これまで蓄積されてきた課題が表面化してきました。
特に、過去5年ほどの「根付いてしまった慣習」や、コンプライアンスの面での甘さ、そして組織としての浅い考え方が大きな壁となって立ちはだかってきたのです。
実際、人材の定着にも苦労しましたし、いろんな問題も起きました。
今期はその状況からの脱却を目指して、大きく体制を見直しています。
たとえば社内監査を行う「業務部」の新設など、組織の再構築にも取り組んでいます。
正直、今は苦しい時期です。でも、所長たちも含めて、みんながしっかりと「自分たちはどうあるべきか」「何を目指すべきか」を真剣に考えるようになった。
だからこそ、少しずつですが、まとまりも出てきていると感じています。

“Re:Start”──中身から生まれ変わる覚悟

──キービジュアルやブランドイメージを刷新されて、どのような変化や手応えを感じていますか。

はい。今年は「中身を変えるためのチャンス」だと捉えています。
正直、見た目だけ整えても意味がないんです。中身が伴わなければ、結局は何も変わらない。
だからこそ、今回の刷新は単なるデザイン変更ではなく、「私たちはどう生まれ変わるのか」を問い直すきっかけだと考えています。
実際、社員一人ひとりが前向きに「どうにかしよう」「自分たちで変わろう」と考えてくれるようになったと感じます。
会議でも、これまでは受け身だった人が発言するようになったり、現場から改善提案が上がってくるようになったり、小さいながらも確かな変化があります。
僕自身も、経営者だからといって一人で抱え込まず、みんなと一緒に考えるようになりました。
今は会社全体にとっても、そして僕自身にとっても大事な節目の時期だと感じています。
今年は、今期のスローガン“Re:Start”そのもののタイミング。
これまでのやり方や価値観を一度見直し、もう一度ゼロから始める覚悟でいます。

九州No.1へ──営業力強化と新体制への挑戦

──今後のビジョンや展開について教えてください。

「九州No.1」を掲げたロードマップは、引き続き進めています。
たとえば、M&Aによる福岡への展開、さらに佐賀・長崎への進出も視野に入れています。
今後の成長においては、営業力の強化が不可欠であり、従来の営業スタイルだけでは限界があると感じています。
そのため、営業力の強化は今後の重要な課題として捉えており、営業所とは別に営業機能を独立させる体制についても、将来的な選択肢の一つとして検討しています。
たとえば、警備業務とは切り離した新規営業の仕組みや、グループ会社内に「統括営業部」のような機能を設ける可能性も視野に入れています。
変化の激しい市場環境に対応するためにも、今改めて営業の在り方そのものを見直していく必要があると感じています。

若手の挑戦を支え、育てる組織へ

──若手育成やキャリア支援について、どのような思いや取り組みがありますか。

はい、若手の育成には特に力を入れています。
僕自身、できるだけ本人たちに直接関わるようにしていて、実際に短期間で大きく成長してくれた社員もいます。
こちらの思いや考えをきちんと受け取り、学んだことを現場で素直に活かそうとする姿勢には本当に頼もしさを感じています。
一方で、現状として、セキュリティロード内にはまだ若手人材が少ないという課題があります。
だからこそ、ただ教育をするだけではなく社内研修の体制を整え、必要に応じて社外の専門家の力も借りながら、一人ひとりに合った教育機会を増やしていくことを意識しています。
育成で大事だと思っているのは、知識やスキルを与えて終わりにしないことです。
現場に立てば、想定外のことやマニュアル通りにはいかない場面がたくさんあります。
だから、実践のなかで自分で考え、判断し、行動する力を育てていくことが何より大事だと考えています。
また、これからの会社を支えていくのは間違いなく若い世代です。
彼らが安心して挑戦できるよう、上の世代がしっかりと支え、成長を後押しできる会社でありたいと思っています。

海外進出は目的ではない、持続可能な挑戦

──海外展開についても検討されているとお聞きしましたが、どんな計画があるのでしょうか。

はい、現在は外国人スタッフとの連携によるプロジェクトをいくつか進めており、海外展開についても本格的に検討を始めているところです。
単に「海外に出ていく」ことが目的ではなく、進出先の国や地域でしっかり根を張り、現地の人たちや企業と信頼関係を築きながら、制度や仕組みをゼロから作り上げる必要があると考えています。
具体的には、グループ内に新たな会社を設立し、そこを海外事業の拠点として展開をサポートする形も視野に入れています。
たとえば、現地の雇用創出や人材育成、現地特有のニーズに応じたサービス開発など、単なる“出店”ではなく、“共に価値をつくる”姿勢を大事にしたいと思っています。
また、グループ全体としてのシナジーを活かすことで無理なく、そして持続可能な形で展開することが大事だと感じています。
海外進出は簡単なことではありませんが、だからこそ大きな可能性がありますし、長期的な視点で挑戦していきたいと考えています。

過去に甘えず、未来を切り拓く覚悟

──社員の皆さんに伝えたいメッセージはありますか。

「ゆでガエル」になってはいけません。過去の成功体験や、いつの間にか染みついた慣れに甘んじていては、知らないうちに変化の波に取り残されてしまいます。
去年まで通用していたやり方が、今年はもう通用しないかもしれない。
だからこそ、常に自分をアップデートし続け、変化を前向きに、そして楽しむくらいの気持ちが必要だと思っています。
私自身、今の現状に決して満足はしていません。
目指している「九州No.1」はあくまで通過点。その先に何があるのか、次にどんな景色を仲間たちと一緒に見られるのか――そこに強い関心があります。
グループ経営は、決して簡単なものではありません。思い通りにならないことのほうが多いです。
でも私は、人が働ける場を増やし、一人ひとりが力を発揮できる環境をつくっていくことこそ、企業の本質的な使命だと信じています。
これは決して夢物語ではなく、現実の話です。きれいごとではない、泥臭く、足元を見つめ直し、地道に積み上げていく毎日の先にしか、未来はないと思っています。
そしてその未来は、私ひとりでは決してつくれません。
仲間たちとともに、変わることを恐れず、挑戦し続ける――。そんな組織でありたいし、そんな背中を見せていきたいと考えています。

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